ついに来た日3 | 風を感じて

風を感じて

アラカンに突入。セカンドライフ、ぼちぼち行こか。

日曜日。ついに両家の顔合わせの日が来ました。


京都の五条坂近くの老舗料亭にて。





ふたりでプログラムを作って、温かな雰囲気で始まりましたが、慣れない高級料亭の雰囲気と、ガチガチの彼のはじめの挨拶で、なんか緊張感が増幅してしまいました。




うちは娘をはじめ、ボクと嫁さんと息子の4人で出席。病院にいる貫太のことも紹介しました。


先方は彼とお母さんとお兄さんの3人。母子家庭です。

お父さんとは彼が小学生の頃に離婚されています。お父さんは今は自分の家庭を持っており、お母さんも籍は入れていませんが、パートナーの方がおられます。

彼はそのパートナーさんのことをお父さんとは認めていないようなのですが、仲良くはしている様子。


お母さんとお父さんは離婚後は絶縁状態なのですが、彼はお父さんとはたまに会っているそうで、別途お父さんには会って挨拶はしておきたいと、お母さんには話しておきました。

それから、お母さんのルーツは在日朝鮮人で、今も別れたお父さんの姓を名乗っています。結婚のときに帰化されていますが、在日であることで、子供の頃は、それなりに差別や偏見などの苦労はされたのだと想像します。なので、自分の子供たちにはそんな思いはさせたくないという母親の強い思いを垣間見たように思います。


なかなかのワケありな感じは、事前に娘を通して聞いてはいましたが、両家顔合わせのときに、お母さんの口から直接聞いた方がよいと思い、敢えてちょっと聞にくいことをズバズバと聞きました。でも向こうも、息子が結婚するにあたって、ちょっと気にしていたところがあったようで、ちゃんと家族の前で聞けて良かったです。

こういうことって、最初の機会を逃すとなかなか直接は聞きづらくなりますしね。


顔合わせの前に、2人でティファニーに寄って、出来上がった結婚指輪を受け取りに行き、お披露目してくれました。

それと婚約記念の品として、婚約指輪と返礼のタイピンとネクタイもお披露目。



ご飯を頂きながら、先程の家庭事情から、結婚式の費用負担や招待客どのくらい呼ぶかとか、スケジュールとか、結婚後のふたりの生活についてとか、お互い事情聴取的要素も含めてご歓談。


次々と美味しそうな料理が出てきて、写真を撮りたいなあと思いましたが、こんな両家の顔合わせの席で、新婦の父がフワフワ浮ついてたらあかんなと我慢してたら、横で娘が料理が出てくる度に、「パパの分も撮っといてあげる」と言わんばかりに、パシャパシャしていました。


で、こんな感じのコースでした。

あん肝と和牛ステーキパルサミコ酢ソースが美味かったー。



お母さんは気さくで、サバサバした感じの性格。お兄ちゃんは昔やんちゃしてましたみたいな雰囲気があり、実際そうだったそうな。

彼はそんなお兄ちゃんを反面教師に思っていたようですが、所々の好みにヤンキーが表れると娘がこぼしていました。

でも裏表なく、気取らない感じで何でも気軽に話せそうな家風のようです。


食事のあと、ティファニーの特製婚姻届に両家でサインしました。婚姻届が一点物なので余計に緊張しました。



最後は両家で記念撮影。

娘がガーランド(花や旗などをヒモで飾り付けたもの)を作りたいというので、3週間ほど前から、ちまちまと作り出して、ようやく前日に完成。


制作寄与率は、ボクが7割、嫁さん2割、娘1割、息子は見物。嫁さんと夏休みの宿題を思い出すなあと言いながら、夜なべして完成させました。

なかなかの出来栄えです。

でも店に向かう途中で、このガーランドを持って出るのを忘れたことに気がついて、慌てて引き返したので、5分ほど遅刻してしまいました。

そんなガーランドを持って、みんなで記念撮影しました。



店を出たのが16時前で、なんやかんやで4時間近く居座っていたようです。

でも先方の家族に会えて、挨拶が出来たことで、ちょっとホッとしました。


そして、またひとつイベントが終わり、娘が嫁ぐ日にまた一歩近づきました。