突然ですが質問です。
占い師に
「来年以降のあなたの未来が全く見えません。」
と言われたらあなたはどう思いますか？
「おお！運命が変わるのかな？ワクワク」
「えええ！！私には未来がないの？」
人の数だけ答えはあると思いますが
今朝、フッと思い出して書きたくなったので
今日は占いの話を私の思うままに・・・。
去年、あるイベントに参加した時に
私の前に一人の女性が座りました。
その方がおもむろにこう話したんです。
「私、以前に『３５歳以降の未来が見えません』って
占い師の人に言われたんです。
それも、別々の場所で二人の人に。
私は今年の誕生日で３５歳になります。
私は死んでしまうのでしょうか？」
そう話す彼女の顔は顔色がどこか青白くて表情もなく
正直に言って生気がほぼほぼ感じられませんでした。
だけど、その「占い師の人に言われた」という内容が
なんだか私の中で納得できない。しっくりこない。
タロットで見てみたら
確かに先の未来に「ガラッと入れ替わる」というものが出ているけど
ちゃんと動いている。
それで彼女にそのまま伝えました。
「ちゃんとその先も動いているから大丈夫ですよ」
そうしたらどうでしょう。
一気に彼女の顔が変わったんです。
血色が戻り表情も一気に明るくなって
何と言っても目の輝きが少し前と全然ちがう。
その時に思いました。
「ああ・・ この人は何年もずっと呪縛にかかっていたんだ」
って。
私も占いをする身ですから
当然ですが占いを信じます。
だけど、やっているからこそ
「占いって怖いなー」と感じることもたくさんあります。
最初に書いた、
「ここから以降のあなたの未来が見えません」という言葉。
もちろん、人によって受け止め方は様々だと思うんです。
だけど、真面目な人ほど真正面から受け止めて
その言葉にがんじがらめになってしまう。
何を隠そう私もそういうところがかなりあります。
↑真面目な人間だと言いたい
だけど、占いってやはり絶対ではないと思うし、
絶対であってはいけないものだとも思います。
私の考える占いとはあくまで
背中をそっと押してくれるものであったり、
思い込みや捉われで
自分一人では見えなくなってしまっていた
視点に気づかせてくれるものであったり、
他にこんな可能性もあるよって教えるものであったり、
本来持っている素晴らしい自分を思い出させてくれるもの
であると私は思います。
だから、占いを聴いて
「よし！これだ！！！」と前に進む力になったり、
ふと自分を振り返り改めて「自分はどうしたいのか」と
自分と対話する時間を作るきっかけになったら
こんなに素晴らしいことはありません。
だけどやはり絶対ではない
最終的な答えを決めるのはどこまでいっても自分であり、
本来、答えはすでに自分の中にあるんじゃないのかなとも思うんです。
だから、占いにすべてを支配されてしまうのは
自分の中にある声に耳を塞いでしまうこと。
上手に占いとお付き合いくださいね
・・・と思う占い師の独り言でした
追記:
通常、人の死に関わる占いは一切お断りさせて頂いております。