皆さん、こんにちは!

裁判所は、
公務員の中でもひときわ異質な世界です。

それゆえ、
面接試験でも、
通常の行政事務の面接と比べ、
中々答えにくい質問が多いです。

そこで今回は、
『H27年度の面接再現』から読み取れる
『裁判所の面接におけるポイント』を書いておきます。

まず、
裁判所の面接において
志望動機抱負で使用されがちな
『国民に開かれた裁判所作り』に貢献したい。

これに対しては、   
裁判が国民に開かれるとは、
『具体的にどういう事』
『どんなメリット』があるのかをしっかり考えておく必要があります。

この点、
国民に身近になる』などの曖昧な答えだと、

『身近になると何かいいことがあるの?』
と、さらなる追撃質問がきますので、
より深く・具体的に考えておいて下さい。

また、
裁判所の魅力職員の姿勢などで使用されがちな
『中立・公平』というキーワード。

これに対しては、

時効が完成している裁判で、
被告が援用すればいい状況だとして、
もしあなたが裁判官だとしたら、被告にそのことを伝える?

という、
かなり悩ましいケーススタディが出題されたりしています。

この正解は何とも分かりませんが、
とにかく自分が使用する言葉は、
その意味を色々な角度からしっかり考えておく必要があります。

また、
志望動機などで、
『縁の下の力持ち』的な表現を使うと、

実際は裁判に立ち会うなど、
『縁の上に立つ』ことが多いけど、そこ分かってる?
それとも、今初めて知った?
『支える』だけではなく、
『主体的に動く』ことも必要だけど、分かってる?

と追い込まれたり、

『職員の方々のお話から、
明るく活気があり、チームワークを重視する職場だと感じ、
受験することにしました。』

と裁判所を持ちあげても、

調書の作成など、
『一人で行う厳格な作業』もありますが、
そういった仕事はどうしますか?

と追及されたり、
考え方が『偏り』過ぎないよう、
『バランス』を求めるような質問が多いと思います。

以上を参考に、
多くの受験生が使用するであろう、
『国民に開かれた』
『中立・公正』
『縁の下の力持ち』
『チームワーク』

などにつき、
様々な角度から検証してみて下さい。