午前2時のぼくを知らないでしょ?
赤い月の下でキミを想う
昔々、どこかの学者が
無意識の哲学を発表した
ぼくの1日のほとんどは無意識だ
無意識にキミの笑顔を探す
少し速いキミの足音を探す
キミの鳴らすボールペンのノック音に耳を傾けて
キミの優しい声を探す
そしてキミの視線の先を探る
ぼくは無意識にキミを想う
ねえ?こんなちっぽけなぼくだけど
ぼくの全部で守るから
キミが傷つかないよう
ぼくの笑顔で守るから
キミを守るために微笑うから
でもね月の夜にはキミはいない
ぼくからこぼれる雫が
キレイな音を奏でて空へと散っていく
月と雨のリバースのカードみたいだね
月あかりの中に
ぼくのかけた虹をみつけたら
ボスはなんて言うのかな・・・
みつけてよ
ぼくのかけた虹を
そして『キレイだね』って微笑ってよ