ドラマ 季節のない街 (2023) | よしゆきかりんのよもやま放談

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ドラマや音楽、美術などの分野で、日ごろ気づいたことをメモしています。本ブログで紹介している商品は、基本自ら購入したものを写真と共に掲載、自分で使ってみてよかったものを紹介するようにしています。ご参考にして頂ければうれしいです。

1962年に発表された山本周五郎氏の原作を、宮藤官九郎さんが「満を持して」脚色したドラマです。原作は、黒澤明監督も「どですかでん」として1970年に映画化しています。宮藤版のドラマの舞台は仮設住宅の街。ここで生活する色々な訳アリ家族の日常を、ほぼ1話完結で、重いテーマをさらりと描いて行きます。池松壮亮さん、仲野太賀さん、渡辺大知さんをストーリーの中心に置き、そこから話を展開して行くところはクドカン脚本の上手なところです。1話30分という時間もテンポがよかった。