20年前のバッグと今のバッグ。
あからさまに革の厚みが違うのです。

10年前のバッグ、いや、5年前まではしっかりしていました。


これは、

トゴもトリヨンクレマンスも同じ。


あからさまに革の厚みが違うのです。




最近のトゴって、血筋が目立つようなものが少なくて、見た目はとてもきれいなのですが、革がペラペラなんですよね。

きれいになめしていて、まったく血筋のないものが多いのですが、5年前くらいまでは、がっつり血筋があるものの、革が分厚くて、丈夫な感じでした。



バーキンだけでなく、ケリーも同じ。



よって、手持ちの同じ形のバッグでも年代によって厚みと重みが違うのです。





エルメスのクオリティが低下している話はよく耳にしますが、革の厚みに関しては誰も何も感じないのかな?だって、皮が薄くなれば耐久性も落ちるので、100年使えると言われていたエルメスのバッグ、今の品質だとそんなに長く使えないのでは?と思うのです。


傾向として色の薄いバッグ、とくにトゴに関しては、本当に革がペラペラなものが増えています。染色料の関係もあるのかもしれないですが、白系、淡色系のバッグは要注意です。質感がフニャっとしてます。



厚みがわからなかったとしても、クオリティがわかりやすいのは縫い方かな?と思います。特に白ステッチのエトゥープやゴールドのバッグはステッチが下手だとガタガタが結構目立つので、購入するときによく確認したほうが良いと思います。


まあ、現実問題として、出てきたバッグをみて、ステッチが気に入らないとか、革が薄いとかを理由に同じスペックと交換してもらえない可能性が高いので、ステッチがガタガタであろうと、革がペラペラであろうと、みなさん買ってしまうと思うのですけど。。。





エルメスが誇っているのがもしクオリティであるのであるとしたら、

接客レベルや販売戦略は100歩譲っても、

クオリティコントロールだけはせめて、しっかりやっていただきたいです。


おしまい。








⭐︎濃い色のバーキンはまだ皮が丈夫かな?⭐︎