東日本大震災から、一年。
あれから一年。
お亡くなりになった方々、ご冥福をお祈り致します。
14時46分、哀悼の意を込めて黙祷をしました。
この一年、月日の流れが一人一人違ったと思います。
私はサッカー選手としてでなく、一人の人間として何が出来るか、何をしなきゃいけないのかずっと考えていました。
サッカー選手だけど、サッカーなんてやっていていいのか…。
と、ずっと考えていました。
自分が出来ることってなんだろう。
サッカーをやりながらもそれを考えながらやっていました。
もちろん、W杯の時も。
とにかく精一杯戦おう。最後まで絶対戦おう。
東北の為に。
これだけを胸にピッチを走りました。
試合の前のミーティングで見た被災地の映像は、目を背けたくなる映像ばかりでした。
涙が込み上げてきて止まらなかったけど、自分の心が、そして体が奮い起たされました。
苦しいとき、辛いとき、しんどいとき、私はあの映像の中でみた被災地の方々とその方々を支えて復興に向かっているみなさんの姿を見て頑張れました。
だから、世界一は本当にみんなで、日本がひとつになって勝ち取ったものだと思います。
そのあと、私は怪我をしました。
今までサッカーをしている中で一番の大きな怪我をしました。
なんで今なんだろう。どうして私だったんだろう。
正直、毎日そんなことばかり考えていました。
そんなときに、一時帰宅が許され私は福島にいきました。
双葉町、大熊町、富岡町、広野町、楢葉町。
一年経っても、被災地はまだまだ変わっていませんでした。
私が出来ることは微力かもしれません。
でも一人の人間としてはもちろん、サッカー選手として出来ることをやりたいと思います。
私の復帰の日は3月26日の誕生日ですが、怪我をした日が9月11日。
それから今日で6ヶ月。
色々な思いが胸にあるし、込み上げてきますが、今日からまた前を向いて、怪我からしっかり復帰し、最後まで自分の夢を諦めず頑張りたいと思います。
私のプレーする姿が、見ている人達に元気や勇気を伝えられたり、感じてもらえるように…
丸山 桂里奈