日曜日は 月に一度の短歌の歌会だった


先生と 出席者が11人

30代の一番若い女性が欠席だったので

私が一番若い


みんな 50代・60代・70代といて

80代も2人いる


そのうちのひとりは 6月にご主人を亡くされ

その最期の時の歌を詠まれていた


匿名で みんなが好きな歌に投票して

高点歌を選ぶのだがあ 最後に作者を公表して

作者に その歌を詠んだ動機を明かしてもらう


その女性 とっても お洒落で格好いいんだけど

生き方もまたカッコいいので大好きなんだけど

こんな話をされました




自宅介護で 誤嚥肺炎を起こすので

アイスクリームを少ししか口に入れてあげられなかったけど

これで最期とわかっているなら 

もっとたくさん口に入れてあげればよかった


主人は 糖尿だったけど 

若くて これからもっと頑張ってもらわなくっちゃいけない時なら

制限してもいいけど もう80歳も越えてるんだし

食べたいものを食べてもいいと思って・・・


さすがに洋菓子のケーキなんかは あげなかったけど

こしあんの和菓子などは 食べたいだけ食べさせました



この前も 親戚の人がきて

母親が入院していて 病院で

「死んでもいいから まんじゅうが食べたい!」

と 叫ぶ


だけど 糖尿病でお医者さんはダメだというので

食べさせませんでしたと 辛そうに話していたけど


もう 80歳も越えてるんだし 

本人が死んでもいいから食べたいと言うなら

食べさせればいいと思うんですよね



死んでから どんなに お墓に

お菓子を供えても食べることはできないし

お酒をかけても 飲めないんだから

生きているうちにねえ・・・


と しみじみと話されていました




もう 死んでいくのに 不要な栄養は

点滴や管で どんどん入れるのに


本人が死ぬほど食べたいと言っているものは

食べさせない矛盾



なんだか ちょっと 考えさせられました




私は 身近な人が 死ぬほどしたいことがあれば

させてあげたいと今は思っているけど


どこまで できるか?

許容範囲が問われるようなことが

起きるのかもしれません・・・