◆歌会にて

毎月 第2日曜日は 朝から短歌の歌会に参加しています

歌会というと 風流に短歌を詠む感じですが
実際は 短歌を習いに行ってるのです

この原稿を書いてる今日は その歌会の日でした

今日は 30代から80代までの12人の参加があり
それぞれの歌を 作った動機を話しながら
みんなで合評したり 先生に添削してもらったりしながら
会は進んでいきます



今日の 私の歌は こんなのでした


「この本が必要ならばあたるかも」 応募した本 届き重たし




◆『みちくさの名前。』

この短歌を作った動機は
『みちくさの名前。雑草図鑑』という 本が
『ほぼ日刊イトイ新聞』で 
プレゼント企画になっていて
応募したことに始まります


みちくさの名前。―雑草図鑑/吉本 由美
¥1,785
Amazon.co.jp




応募する時 

森林インストラクターになったものの
植物の名前をなかなか覚えられないので

この本があったら
雑草の名前を覚えるのに いいんじゃない?
と 思ったりして

この本が もし 当たったら
この本で 雑草の名前を覚えるきっかけにしよう♪
と 思ってのことでした


そしたら 本当に当たってしまって
届いた本を 手にした時
ずっしりとした 物理的な重さもあったのですが

それ以上に 
この本が与えられたということは
これで しっかり覚えなさいよ!
と 言われているようにも思え

いよいよ 
植物の名前を覚えるのに取り組まなくっちゃいけないな!
という 覚悟の重さもあったのです



◆要物必与

そのことを 短歌にして 先生に見てもらったのですが
先生は 「【要物必与】ですね」と 言われました

要物必与とは 始めて聞く言葉だったのですが

必要なものは どんなものでも 必ず与えられる

という意味だそうで ここに書かれている物は 
実際の物だけに限らず
物・人・できごとなど 何にでも当てはまるのだそうです


必要な物は 欲しいモノ 好きなモノとは限らず
一見 マイナスに思えるような出来事なども
その人の人生において 必要であれば
与えられるということのようです

中には 純粋な心で 「欲しい」と願えば
それは 与えられると 書いてあることもありますが

願わなくても 必要なものは
向こうから 必然的にやってくる!
という方が 近いのかもしれません


どんなものでも 必ず!
と 言いきっているところは 
なにか 神聖な感じさえします



◆今週の不思議な種

要物必与に似た言葉で

哲学者で教育者の 森信三氏の

人間は、一生のうち逢うべき人には 必ず逢える。
しかも 一瞬早過ぎず、一瞬遅すぎない時に…。


というのがあります

こちらは 人と書かれていますが
要物必与と同じように 広く解釈すると

人だけとは 限らず 物や出来事とも
ちょうどのタイミングで 出逢うようになっているのかもしれません

そうやって 出逢っていくと
当たり前が 当たり前でなくなって
真実に出逢っていくことになるのかもしれません