新制限最初の彼岸構築 | 花梨の遊戯王一人語り

花梨の遊戯王一人語り

遊戯王について、主に彼岸について語っていきます
気分で他のデッキも触れます

1.はじめに

更新が滞っている現状は反省しているのですが、中々どうもやる気ゲージが溜まらない日々を過ごしております

ですが、新制限以降一切更新していないのはまずいと感じましたので今考えている構築だけ載せておきます

あと多少ですが解説等もしていきます



2.デッキレシピ




メインデッキ  :43枚
エクストラデッキ:15枚
サイドデッキ  :15枚

【 モンスター 】25
エフェクト・ヴェーラー ×3
タックルセイダー
彼岸の悪鬼 アリキーノ
彼岸の悪鬼 ガトルホッグ ×3
彼岸の悪鬼 グラバースニッチ ×3
彼岸の悪鬼 スカラマリオン ×3
彼岸の悪鬼 ハロウハウンド
彼岸の悪鬼 バルバリッチャ
彼岸の悪鬼 ファーファレル
彼岸の悪鬼 ラビキャント
魔界発現世行きデスガイド ×3
SRタケトンボーグ
SRベイゴマックス ×3

【 魔法 】2
おろかな埋葬
善悪の彼岸

【 罠 】16
スキルドレイン ×3
デモンズ・チェーン ×3
ブレイクスルー・スキル
マジック・ドレイン ×3
彼岸の沈溺
神の宣告
神の警告
神の通告 ×3

【 エクストラ 】15
FNo.0 未来皇ホープ
幻影騎士団ブレイクソード
彼岸の旅人 ダンテ ×3
発条機雷ゼンマイン
超量機獣グランパルス
No.47 ナイトメア・シャーク
ダウナード・マジシャン
永遠の淑女 ベアトリーチェ ×3
彼岸の詩人 ウェルギリウス
彼岸の巡礼者 ダンテ ×2

【サイドデッキ】15
ドロール&ロックバード ×3
飛翔するG
ギャラクシー・サイクロン
ツインツイスター ×3
ハーピィの羽根帚
王宮の鉄壁 ×3
魔封じの芳香 ×3



3.解説(推移)

このセクションでは前期の構築からこの構築に移るまでの推移を話します


Section 1.前期

前期は【帝】がほぼ存在せず、実質ミラーと【EMEm】を仮想敵として据えていました

その際使ったプランはSR+永続+大革命返しです

これはベアト+永続+大革命返しの構えを最高到達地点とする考えに依存しています

ベアトは単体で2キルまで持っていくことができ、かつ相手の起動効果モンスターを封殺します

このベアトに到達する確率を少しでも上げるためSRのギミックを採用しました

永続はそれ1枚で【EMEm】を沈黙させられる物をチョイスし、大革命返しにツイツイケアと対ペンマジダイヤウルフの役割を持たせていました


Section 2.環境の変遷

制限改訂ではEmルーラーに規制が入り、【EMEm】【竜剣士EM】【アリアドネEM】へと主流が移ります

この改訂でこちらが受けた影響は大革命返しの弱体化です

以前は竜呼相打つを不採用とするデッキタイプも存在しましたが改訂以降はほとんど数が無くなり、またヒグルミを破壊することによる展開をメインとしていたため大革命返しが豊富な役割を持てるという点が崩壊しました

ここで問題となったのがツイツイが依然として高い採用率を誇っていたことです

これでこちらとしては罠を捨てるか、新たなツイツイケアを採用した罠ビをするかの選択を迫られました


Section 3.手札誘発プラン

罠への依存度を下げることによるツイツイケアとして最も勝率が高いと思われたのが手札誘発プランでした

コアとなるカードはヴェーラー、増殖するG、幽鬼うさぎ、タイフーン等の相手ターンに手札から妨害できるカードです

ここで私が気になったのはヴェーラー以外のカードの弱さでした

増殖するGはこちらが1ドローして相手の展開を止められれば、手札の枚数を見れば強制的にこちらの後攻を先行(に近い場)に持っていくことができると言え、一度こちらが展開した後でもベアト+Gと構えることで【EM】の展開を抑制できます

しかし現在の【EM】の場合は【EMEm】と違い、竜呼モンキーからのP召喚等、Gを撃たれてもドローさせずに止まることができる展開を軸としているため、その強みが損なわれている部分があると考えました

幽鬼うさぎタイフーンヴェーラーと違い深淵やイグニスターのような通したくないモンスターに撃てず、また多く入れるほどにミラーに弱くなっていくという問題があります

上記の点等から私は手札誘発プランが最適解では無いと考えました


Section 4.マジックドレイン

そこで新たに採用を考えたのがマジックドレインです

このカードの存在自体はかなり前から話題になっていましたが、大革命返し現役で使っていた頃はそちらの方が強いと思い採用していませんでした

マジドレはツイツイを無効に出来る可能性を持ち、かつ無効にできなかった場合は相手の手札にあるパワーカードを一枚持っていける可能性が高いです

また【EM】には展開の軸となるモンキーや眼差し、竜呼等に当てることもできます

ここで重要なのが、マジドレをハンドのディスカードで無効にされた場合でもこちらが優位になる場合が多いということです

先行でマジドレを伏せて相手がツイツイを発動、ハンドをディスカードして無効にすると相手のハンドは残り3枚となります

ベアトは起動効果持ちのモンスターを封殺するので3枚で越えるには限定的なハンドが必要になってきます

また、デッキ内にベアトの選択肢を増やすカードとしてシャドールドラゴンや、後述のタックルセイダー等が入っている場合はハンドの限定性がより高まります


Section 5.無効札

ツイツイケアにマジドレを据えることにより罠ビの継続が可能になったとして、どのような罠を入れるかという問題が生じてきます

まず前期に使っていた永続の1枚である魔封じの芳香ですが、流石にここまで竜呼型が流行ってしまうと厳しいところがあります

【竜剣士EM】の中にはレスキューラビットを使っているタイプもあり、全部がそうではないにしろトップメタに対して裏目のあるカードはメインから使う気にはなれませんでした

また、エクシーズユニバースについても同様に使いにくさが増しており、採用するカードの一新が必要であると考えられました

そこで私が注目したのが無効札です

デモンズチェーンスキルドレインヴェーラー等は通したくないモンスターであるイグニスター等を止められ、ベアトで防げない深淵にも有効です

またベアトの生存率を上げることで実質的に火力の上昇にも繋がると考えました

更に先行をとった場合はドクバに当てて事故らせにいくプレイもより容易になります

【EM】だけではなく【帝】に対しても効果無効は有効であり、ミラーでもデスガイドやベアトの連打によるごり押し、ダークロウ+それに噛み合う罠の動きに使っていけます


以上のような考えから、新制限最初の彼岸の構築は無効札をベースとした罠ビートとして作っていくことにしました



4.解説(各カード)

2.のレシピの上から順に紹介していきます


エフェクト・ヴェーラー

無効札群の一つです

序盤は【EM】【帝】の先行展開を抑止でき、中盤以降はベアトと同時に構えることで生存率の向上、それに伴うキルスピードの上昇に貢献できます


タックルセイダー

前々から注目されていたカードです

無効札を構えるだけではイグニスターの打点がネックになってきます

そこでベアトの選択肢を増やすカードとしてこのカードを採用しました

イグニスターとベアトの対面に対してはベアトで落とすことでイグニスターを裏側にし、起動効果を封じつつ処理を容易にできます

また後半の効果でスケールを狙い撃ちすることができ、モンキー等を戻すことでそのターン使用不能にします

次のターン使われてしまいますが、モンキーは何枚手札にあろうが効果を使えるのは1枚だけなので沈溺構えれば大丈夫です

メインバルバリッチャしてるので相手がそのターン動けなかった場合キルに走ることも可能です

デッキにあれば【EM】への勝率が格段に上がると考えていますが、素引きしたら邪魔な噛み合いカードとしての側面は当然あります

そのあたりはデッキ枚数を少し多目にとることと、後述のSRギミックのコンパクト化によって多少の対処を考えています


彼岸の悪鬼 アリキーノ

最近彼岸の主流タイプでも採用が増えてきているでしょうか

【帝】に対してイデアチェーンベアトで落とせたり、ベアト+ベアトやベアト+融合ダンテのような構えでファーファレルと合わせて2回妨害できたり、素材有りライトニングに当ててベアトで相討ちしたり、飛翔ケアに使えたりと仕事はそれなりにあるカードです

ベアトの成立率を重視している面からしても大切な一枚です


彼岸の悪鬼 ガトルホッグ
      スカラマリオン
      グラバースニッチ

何も言うことは無いです


彼岸の悪鬼 ハロウハウンド

儀式魔法を入れているので必須です


彼岸の悪鬼 バルバリッチャ

先行ベアトからの展開パターンでキル出来るように入れています

キルしなくても相手のライフは残り500とかで沈溺も構えられるのですが、最近のデッキはパワカ連打でぶんまわせばその上から制圧出来たりするのであまりやりたくないです


彼岸の悪鬼 ファーファレル

特に言うことも無いですね

強いて言うならピンの理由はアリキーノも入れていてそちらと枚数を分けているのと、初手に被りたくないからです


彼岸の悪鬼 ラビキャント

前期から考えても採用している人をほとんど見たことがないです

確率的な問題で彼岸の種類を増やしたかったのと、ウェルギリウスでスケールやバック飛ばしたりするのが普通に強いので入れています


魔界発現世行きデスガイド

ベアトがいる限りは3で行きたいですが、後々彼岸が規制かけられるなら真っ先にこの人を生け贄にしたいです

余談ですが、てっきり私は今回の改訂で制限になると思ってました


SR ベイゴマックス
SR タケトンボーグ

恒例のSRギミックです

搭載によってベアトの成立率を極端に上げることができ、ガイドへの妨害を緩和します

三つ目のダイスですが、タックルセイダーを積む際にこれ以上事故要因を増やしたくないなと思い削りました

メインから飛翔ケアとか無駄な気がしたのも理由です

というかそもそもサイドにすら飛翔を見ないのでサイドにも三つ目はいません

今後ゴキブリが飛んでいたらサイドにいれると思います


おろかな埋葬

ルーラーが消えたので最近調子が良さそうです


善悪の彼岸

色々な所で語り尽くされてますし、自分も何回か書いてるので特に言うことはないですかね

展開のついでに沈溺、みたいな動きは善悪が無いときついです


スキルドレイン

無効札群の中の1枚です

【EM】相手ならツイツイ、羽根帚、エキセン辺りが敵ですが一応全部マジドレの管轄下です


デモンズ・チェーン

無効札群の中の1枚

他の無効札と違い攻撃を止められ、かつ効果が永続するので無効にした対象の処理を先送りできる可能性があります


ブレイクスルー・スキル

無効札群の一つ

枚数が悩みましたが枠もかなりギリギリなので1

深淵+αの展開を罠で止めた後ベアトで落として次のターン深淵無視して大量展開するのに使えます


マジック・ドレイン

3.の項目でほとんど書きましたが、大革命返しに変わる新たなツイツイケア兼パワカ対策カードです

打ち所が大変多いため3枚入れています



5.まとめ

エクストラとかサイドとかはサイチェンプランによって色々変わってくる上、それを全部解説するのは流石にきついのでとりあえずここまでにしておきます

まだ改訂自体も正式執行されていないくらい環境序盤の為今後変化は有り続けると思いますが、とりあえず現状報告といった感じでした

ブログの方は、更新頻度上げたいのですが今一脳が動いてくれません

まぁ完全にやめることはないのでその辺は大丈夫です 

では、また次回