burning abyss のデッキレシピについて その2 | 花梨の遊戯王一人語り

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遊戯王について、主に彼岸について語っていきます
気分で他のデッキも触れます

1.はじめに

前回の記事の続きですので見ていない人はまずそちらをどうぞ


さて、デッキレシピ解説第2弾やっていきましょう



2.デッキレシピ

【モンスター 18】
2 絶対王 バックジャック  
2 マスマティシャン
3 Graff Malebranche of the burning abyss
3 Cir Malebranche of the burning abyss
3 Scarm Malebranche of the burning abyss
1 Barbar  Malebranche of the burning abyss
1 Falfa Malebranche of the burning abyss
1 Libic Malebranche of the burning abyss
1 Rubic Malebranche of the burning abyss
1 魔界発現世行きデスガイド

【魔法 2】
1 おろかな埋葬
1 サンダー・ボルト

【罠 20】
3 マインドクラッシュ
3 鳳凰の爆風
2 ブレイクスルー・スキル
2 悪魔の嘆き 
2 サンダー・ブレイク
1 死のデッキ破壊ウイルス
1 Fire Lake of the burning abyss
1 因果切断
1 破壊輪
1 スキルドレイン
1 神の警告
1 激流葬
1 虚無空間

エクストラデッキ
1 Virgil Rock Star of the burning abyss
3 Dante Traveler of the burning abyss
3 ダウナード・マジシャン
1 ゴーストリック・アルカード
1 機装天使エンジネル
1 No.17 リバイス・ドラゴン
1 No.20 蟻岩土ブリリアント
1 No.30 破滅のアシッド・ゴーレム
1 No.47 ナイトメア・シャーク
1 発条機雷ゼンマイン
1 FNo.0 未来皇ホープ

サイドデッキ
2 アーティファクト・ロンギヌス
2 エフェクト・ヴェーラー
2 増殖するG
3 サイクロン
1 Fire Lake of the burning abyss
2 手違い
3 融合禁止エリア



3.解説・考察

最近になって増えてきた《絶対王バック・ジャック》《マスマティシャン》搭載型の【burning abyss】です

戦術としては大量の罠で相手のリソースを削り、こちらはひたすら地道にアド稼いで持久力勝負にもちこんで勝っていくスタイルです

攻めるカードや不安定なカードを極力排斥して守るカードや安定したカードを搭載したタイプですので、速度が遅く攻める力が弱い分安定性が高いです

では、一つ一つのカードについて見ていきましょう



絶対王 バック・ジャック



このデッキの中核となるカードです

罠を大量に搭載することによりセットする効果が有効に機能します

このデッキの場合ですとデッキのほぼ半分が通常罠なので理論上50%の確率でバックが1枚増えますね(実際はburning abyss自体のデッキ圧縮がある分もう少し高いです)

また、効果を外したとしてもburning abyssカードが墓地に落ちればアドを稼げる可能性があるのでデメリットが少ないです

このカードを落とす手段としてはdanteによる墓地送り悪魔の嘆きによる墓地送りマスマティシャンの効果などがあります

素引きした場合手札コスト要求罠で捨てるか、セットしてburning abyss読みの《深淵に潜む者》などを一回避けることも考えられます



マスマティシャン



このデッキの中核その2です

まずこのカードは前回記事のようなタイプの 【burning abyss】ではあまり強く使えません

その理由として以下の3点が挙げられます

・出したそのターンは(強く)動けないこと

・一枚でトリシューラの影霊衣の打ち所を作りにいくこと

・このカードを残されまま戦われるとこちらが思うように動けなくなること

よって使うにはまずこの3点を克服する必要があります

このデッキの場合

出したターンの動きが弱い
→元々攻めていくタイプのデッキではないので支障が少ない

トリシュ影霊衣の打ち所を作る
→トリシュを止められるカードが多目に搭載されているので積極的に出させて止めることで動きを鈍らせることができる

というような考え方ができます

また、最後の問題である残されたまま戦われると思うように動けないということも、時間がたつほど罠が引き込めたり、大量の罠で前をこじ開けてビートできたり、あるいは1500以上の打点が立っている時のみに出すことを選べたりできるのでそこまで大きな問題では無いと考えられます


逆にこのカードを採用するメリットは

・初動がより安定する

デッキのモンスター数を減らし罠の密度を高めながらサーチとドローを狙えるので、手札コストの確保と罠の引き込みを両立できる

・バックジャックを能動的に起動できる

等があります

賛否両論あると思いますが、このタイプのような罠型なら十分活かせるカードだと思います



Libic Malebranche of the Burning Abyss



このデッキは《マスマティシャン》の存在等により《トリシューラの影霊衣》をより強く意識する必要があります

しかし初手によってはどうやってもケアできない状態もあります

このカードはそういうときにハンドのburning abyssモンスターの数を減らす目的で使われることがほとんどです

それ以外だと、《マスマティシャン》がどうしても場に残ったときにこのカードでモンスターを無効にして場に出してxyzという動きも可能です



Fire Lake of the Burning Abyss



このデッキの特徴的な所としてFire Lakeが1枚しか搭載されていないことが挙げられるでしょう

このカードはリリースにコストを要しますので、オーソドックスな展開重視のデッキでは使いやすい一方、最低限の展開と罠で制圧するこのデッキではコスト不足になりやすく、また複数引きが事故に繋がりやすいです

一枚でもバックを同時に大量に伏せられることで割られにくいのも理由の一つです


4.まとめ

個人的に興味があった構築なのでまとめてみました

今回のような罠型は初期の頃から存在していたのですが、当時のタイプは「とりあえず使えそうな罠を手当たり次第入れたBurning Abyss」といった感じで、正直強みが感じられませんでした

しかし最近は改良が進んでいて、一つの型として戦えるレベルになってきています

こういうタイプのものを使ったことが無いので是非取り入れていきたいと思う今日この頃


さて、次回は私が普段使っている構築の話です

ここ2回はエクストラやサイドにまったく触れていませんでしたが(サイドは人の構築なので正直話せません)そのあたりについてもやっていきたいですね

では、また次回