最近読みたい本が山積になっていて
その山の中から一番今読みたいと
思う本から順繰りに読み進めています。
そしていつもの私の読書方法、
ながら読み。
数冊の本をその日の気分で
同時進行で何冊か読み進める
読書法。
今はケン・ハラクマさんの
YOGAの本とよしもとばななさんの
エッセイ本「生活を創る（コロナ期）」
どくだみちゃんとふしばな９
を読んでいるところ。
昨日はダーリンのお供で出かけた際に
電車移動の時間が往復で2時間ほど
あったので、文庫のよしもとばななさんの
本を持って出かけて、電車の中で移動中に
読んでいたら、ハッとさせられる言葉が
目に飛び込んできました。
作家としてお金持ちになりたかったら
あるシステムに属さなくてはならず
着る服も行く場所も大体決まっている
そのシステムにさえ属していたら
敷かれたレールの上をただ走るような
流れがあって、自分の自由と引き換えに
お金が手に入るというような話。
良しとしない事にも目をつぶって
仕事を引き受けたら、お金もうけが
出来ると分かっていても、それを
選んだら、自分の本当に表現したい
事から外れるのでそれを選ばない形で
仕事をしてきたというようなことが
書いてあった。
最近、自分の創作について色々
考えるの。
誰かから「こういうのきっと売れるよ」
とか、「こんなの作って欲しい」
という声に耳を傾け過ぎた結果
あれ？と後で思うモノを作って
しまう事が何度かあった。
そういう流れで作った物は、
何故かあまり売れない。
欲しいと言った張本人の人は
作品が仕上がっても（オーダーして
いたにもかかわらず）購入しなかったり
することから学びがあった。
安易に人のいう事を鵜呑みに
するべからず。
友人とか知り合いであっても
オーダーを受けるのであれば、
金額等の相談はきっちり事前にして
前金性もしくは頭金をお支払い
いただくとか、シビアにやらないと
いけないのだなという学び。
人から言われて発案したものではなく
例えば家にあるハギレをどうにか
したいと思って作った物とか、
自分が欲しいなと思って作った物は
そこに自分の「想い」が乗るので
それが人に伝わって「欲しい」と
思ってもらえるような気がします。
流行りものだからとか、
ただ万人受けする物をなんとなく
作って販売しようとするのって
自分は違うなと思っていたの。
ハンドメイドで儲けたかったら
自分でデザインしたものを下請けに
出して企画販売をしてもらたら
良いとか、自分で考えたハンドメイドの
キットを販売したらよいとか、
自分で作るものを人に教えたら
良いとか、色々過去に人から受けた
アドバイスの数々。
それって作り手によってそういう
手法がハマる人とそうでない人が
いるのでは？と私は思う。
そもそも、私は人に教えるのが
あまり好きじゃないし、自分が
考えたものは自分の手で創作したい。
なのでデザインだけ考えて人に
託すのは嫌なのだ。
作ること、創作、クリエーションが
好きなのだ。だから量産できなくも
良いのだ。
むしろ機械化されたオートメーションで
作れるようなものは作りたくないし
私が私の手で作るから意味がある。
ハンドメイドで大儲けして金持ちに
なりたいという欲もない
ただ自分が「これって最高に可愛い」
と思った物を自分の手でクリエイトして
それを見て「うわ～素敵欲しい」と
思ってもらえる人の元に少しづつ
旅立って行ってもらう喜び。
という訳で、原点回帰として
今は手縫いのパッチワークと
ダーニングで習った刺し子のような
手法を掛け合わせて、インドの
ラリーキルトみたいな装飾のある
差し込みマフラーを試作している
ところ。
作る手間暇を考えたらとても
量産できないものだけど。
その手間暇をかけた分だけ
可愛さと私の「好き」が凝縮
されている作品になりそう。
これで良いのだ。
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