少し前のこと。
6月の平日お休みの日、ふと
「京都へいきたいな」
しかも、今回は
「嵐山へ✨」
というインスピレーションが降りました。
私にとっては、約12年ぶりの嵐山。
この嵐山周辺の1日のルートがすごく良かったので、忘備録としてまとめておきたいと思います。
10時前、阪急松尾駅で下車して、まず向かったのは華厳寺…通称・
鈴虫寺。
このお寺は、1年を通して涼やかな鈴虫の音色を聴くことができ、お茶を飲みながら、お坊さんのありがたい法話(しかも、かなり笑える)が聞ける、唯一無二のお寺。
今まで私は4、5回ほど行ったことがあるのですが、1度として同じお話はなかったのです!
法話は30分ほどですが、あっという間に感じられる楽しい時間。
そして、私にとっては、その時の自分に響く言葉をいただける、不思議なお寺。
今回のお話の中でいちばん印象的だった言葉は…
「知足(足るを知る)」
→今の自分が持っているものを、ありがたいと思う。感謝する。
そして、一歩進んで、その感謝によって、もっと前向きな行動ができたり、周りの人にも優しくなれる、というもの。
なるほど…、「足るを知る」とは、これ以上のものを求めてはいけないという、消極的な意味だけでは、なかったなんて。
そこで、自分を省みると…。
毎日、いろいろな思いを抱えながらも、
ごくたまには1人で京都に行ける時間・お金・気力・体力がある。
(鈴虫寺への山門まで80段ほどの石段がありました!)
また、1人でお出かけできるのは、家族が元気だからこそ。
それだけでも充分素晴らしいし、これから叶えたい夢があるということにも、素晴らしいと思えました♪
ありがたい法話の後は、
願いを叶えてくれるというわらじを履いたお地蔵さんへの願い事タイム。
今回の私は、このお願いにしました。
↓↓
✨私の魂が喜ぶ生き方や働き方をして、
自分も周りのみんなも幸せにすることができますように✨
ランチは、鈴虫寺から歩いて約10分ほど、
こちらも約12年ぶりの訪問。
この前菜の盛り合わせは、いつ食べてもおいしい。
心もお腹も満たされて、阪急松尾駅から阪急嵐山駅へ。
12年前に訪れた時よりも、明らかにインバウンドの数が増えています。
懐かしい気持ちで胸がいっぱいになりながら
ゆっくりと渡月橋方面へと歩いて行きます。
モヤモヤと悩んだとき、元気をもらいたいとき、人生についてじっくり考えたいとき、私は決まって、ここに来ていました。
高い建物がない京都の空の広さ、山の緑、美しい渡月橋のシルエット、そして流れる川の音…、
これらが全て合わさって、私の心が無になり、いつまでもここに身を置いていたくなる場所。
ここは、私にとっては、特別な空間なのです。渡月橋を見渡せるベンチに座りながら、しばらく思いを巡らせていました。
旅の締めくくりは、心が豊かになれる場所でお茶をすること。
この観光客でいっぱいの嵐山の中で、今回とっておきの場所を見つけました!
本当は誰にも教えたくないくらいの。
それは福田美術館内のミュージアムカフェ。
福田美術館は、2019年10月に開館した、江戸から近代の日本画を中心としたコレクションの美術館。
恥ずかしながら、そこまで日本画に興味があるわけではなかったのですが…。
嵐山の観光客の多さから逃げたいがため、美術館の来館者のみ入ることができる、この静かなカフェを選んだのです。
館内の日本画は、基本的には撮影可能です。
(フラッシュ撮影は厳禁)
こんなにゆっくりと日本画を見たのは久しぶりで、静かに解説を読んでいると、穏やかな気持ちになります。
館内の景色も美しいです。
そして一通り見終わった後は、いよいよお待ちかねのカフェタイム。
メニューは、こちら。
渡月橋が見渡せるロケーションの良さ、静けさ。
今日選んだのは、バジルとレモンのさわやかスムージー。
正直言ってスムージーの中にバジル?と思ったのですが、はじめての組み合わせで、これは自分でも作ってみたいなと思えるほどでした。
ゆっくりとスムージーを飲みながら、
ただただ心静かに、大好きな景色を見ます。
3時過ぎに帰路に着く頃には、すっかりリフレッシュした自分がいるのでした。
鈴虫寺→ランチ→嵐山渡月橋→福田美術館
ゆったりと自分との対話ができた1日。
今度は小学生娘と一緒に同じルートを辿っても良さそう。
彼女なら、どんなことを受け取るかしら。
さてと、明日からも新たな気持ちで仕事に行ける…、そう思った1日でした。
忙しくても 泣いていても 笑っていても
いつも心に「ゆたかさ」をちりばめて。
~Nakari〜