先日観た『ONE PIECE FILM RED』の考察④です。
前の記事①②③下矢印からの続きになります。
まだの方はコチラからどうぞ。



注意注意!!注意以下、ネタバレの内容を含みますので、知りたくないという方はこちらで一旦お別れいたしましょうほっこり👋





ウタとは



これまでの考察でも触れてきたけど、ウタワールド、ウタの世界っておそらく魚座(魚座の支配星の海王星)の世界なんですよね。






目に見えない世界、無意識の世界、精神世界、死後の世界。





自分と他者の境界線も、善悪の区別も必要ない、ただ愛があるだけ。






私は少し星よみをかじってて魚座なので、感覚的にウタワールドが理解できるような気がするけど、大体の人にとっては何だかよくわからない、つかみどころのない、不思議な訳わかんない世界なんじゃないかと思う。






たぶん、一番分かりやすく例えるならコレ下矢印かな?





ウタワールド = 極楽浄土


ウタ = イエス・キリスト






一切の痛みも苦しみも辛いことからも解放された夢の世界ウタワールドって死後の世界。そこで生きるには物理的な身体は必要なくて、むしろ邪魔なもの。





人々を救いたかったウタは、愛を説き、ある意味布教活動を行い、危険人物と見なされ、しかし最後には自分を犠牲にして人々を救った救世主(メシア)。





ウタはキリストになりたかったの?いろいろ被って見える。





キリストは処刑されたけど、その後約2000年にわたってその教えは聖書という大ベストセラーになり、人々の心の中に生き続けている。ウタの歌も同じ。





この映画には、そういう魚座の世界観が描かれていると思う。





魚座のキーフレーズは‘I believe’.




「信じる」




ということもこの映画のキーになっている。



このMV、真ん中に大きな満月が描かれているのに歌詞には月がでてこないんだよね…ちょっと気になる。





「信じる」



の始まりは親。人はきっと親(もしくはそれに代わる養育者)から「信じる」ということを学ぶ。だから自分を信じる(自信を持つ)こともできるようになるし、他者を信じることもできるようになる。





シャンクスを信じきれなかったウタと、シャンクスに絶対的な信頼をおいていたルフィー。





でも、最後にはウタは‘I believe’を取り戻したんだと私は信じている。





‘I believe’の魚座を経て、‘I am’の牡羊座、新しい何かが、新時代が生まれる。





新時代は‘New Genesis’と英訳されていて、‘Genesis’って「創世記」なんだよね。




ウタは恐怖や不安から、魚座の世界にとどまろうとするけど、それでは新時代は創れない。宇宙は停滞を許さない。私達は常に回り続けないと存在できない。





地球が自転する回転軸は少し傾いていて、少しずつその方向が移動している(歳差運動)。この約2000年は、それが魚座にあって‘I believe’の宗教の時代だった。イエス・キリストとブッダの2大スターの時代ね。




今は、そろそろ次の2000年、水瓶座時代に移行する時期と言われている。




水瓶座のキーフレーズは‘I know’.




「信じる」段階から「知る」段階へ。




不確かな目に見えないもの、神様を信じる…という時代はもう終わり、私達は自分が自分の世界を作っていく創造主であると知る時代。




ルフィーはそんな水瓶座新時代の象徴のように思える。




「海賊王に俺はなる!」という言葉は、海賊王になると信じているのではなく、なることを知っているから出る言葉。




そうやって現実世界は創っていくもの。




そんなルフィーの言葉に風の時代を感じたのでした。

あぁ、やっぱり曲がいいわぁお願い




と、ここまで4つの記事に分けて、とてつもなく壮大なお話にしてしまいましたがびっくり、人って自分の見たいものを見たいように見るものなので、この考察はあくまでも私一個人の見たい「ウタワールド」にすぎないということでしょうね。




この記事で終わりにしようと思ってましたが、書いてるうちにどんどん「ウタワールド」が膨らむので(笑) たぶん、最後にあと1つ蛇足で付け足して書くと思います。





読んで下さった方、どうもありがとうございましたニコニコ