毎年 7 月の最終金曜土曜の夜に恒例の Chandler Rodeo が開かれる。
Rodeo を日本で見ることはなかったし、
映画とかで見て知っているだけだったので、
最初に見たときは興奮した。
2018 年にアメリカに来てすぐ、Texas の Shamrock のイベントに参加したら、
そのスケジュールの中に Rodeo があって、それにハマり、
Chandler に帰ってきたら、すぐ次の週が Chandler の Rodeo で、
またその次の週が、他のどこかの Rodeo 、と 3 回見ることになり、
それから大ファンに。
目の前でなされるいろいろな競技は珍しさもあったが、
その迫力ある動きに、すっかり魅了され、
それから毎年欠かさずに、見に行っている。
荒馬乗り、荒牛乗り、ロープ競技、3 つの樽を回る女性専用種目など、盛りだくさん。
運動会の玉転がしのような Hay (干し草の塊) 転がしや子供達が子牛を追いかける競技などもあり、
たっぷりと 2 時間楽しめる。
驚くのは、映画でしか見たことがなかったカウボーイやカウガールがいまだにたくさんいて、
馬と共に生活し、仕事をしていること。
彼らの馬の乗りこなしや手綱捌きは見事で、
毎日、馬を使っての仕事をしているんだろうな、と思える。
今の時代にそんな生活をしている人たちがいるとは信じられなかったが、
ここからちょっと郊外に出れば、Ranch はいっぱいあり、
そこでは馬と共に生きる生活があるんだろうな。
Rodeo の歴史は古く、カウボーイやカウガール達が、
作業終了後に、自慢の腕を披露する遊びから始まったスポーツだそうで、
最初は度胸試しや腕試しの要素が強かったが、
20 世紀に入ると厳密なルールが定められはじめ、
次第にプロスポーツとして組織化されてきているとか。
ここらではほとんどの町が Rodeo Arena を持っており、
今の季節、あちこちで週末に開催されている。
福岡出身の私は、夏祭り「博多祇園山笠」が終わると、夏が来る、と言っていたが、
ここでは Rodeo が終わると、私にとっての本格的夏になる。