Chandler Diary

Chandler Diary

Route 66 に魅せられて通ううちに、とうとう沿線に住む事に。
アメリカと言っても Oklahoma 州のど田舎で、憧れのアメリカとはちょっと違うが、
それなりに楽しく、そんな田舎生活をお届け。

久々にガーデンショップに行ってみた。
この暑さの中で植えようとは思わないが、
色々な花を見ていると、癒される気持ちになる。
その中で、なんと桔梗の花が目についた。


アメリカで見たのは多分初めて。

日本的な花、との既成概念があって、アメリカにあるとは思わなかったし、
こんなところで売られているとは。
懐かしい気持ちになったが、
それでやっとお盆だということに気がついた。
ご先祖様や両親には申し訳ないが、
だんだんそんなことも遠のいていく。

 

桔梗の花はちょうど今頃、実家の庭に咲いていたので、
毎年、母がそれを切って、仏壇に備えていた。

 

今から思えば、お盆は大変だった。
親戚も多く、先祖代々のお墓をいくつも管理していたので、
来客も多く、母がお盆用の祭壇を作り、
お盆用の果物や野菜、そしてお団子を毎日作ってお供えをしていた。

 

その設営の手伝いをさせられ、
そして来客があった時に、
父や母が話し込んでいる間に、お茶やお茶請けを出すのが私の役目だった。
そして家族全員で、提灯を持ってお墓にお迎えに行って、送りに行って。
その間は本当にご先祖達が帰ってきてくださっている扱いをしていた。

 

その時は面倒くさくて嫌だったが、
私たちにつながっていることに感謝する大事な行事だったな、と今思い返す。

 

外国で生まれ育った方達にはわからないだろうし、
日本でも若い人たちには、
お盆の行事を意識なさらない方たちも多くなってきたのでは?と思うが、
小さい時からそんな行事を続けてきた私にとっては、
ご先祖を考えさせられる大事な行事だったな、と
ここに来てつくづく思う。

 

お盆どころか墓参りも何もないここにいて、
ご先祖とかを敬う気持ちは生まれないだろうな。
改めてお盆の行事の重要性を再認識させられる。
 

墓参りも何もできない現状。
せめて今日はお香でも炊いて、
父や母とのお盆を思い出すことにしてみようかと。
そしてこの暑さでは無理だけれど、いつか桔梗の苗を買って、
庭の隅に植えようかな。