アメリカこんなところで紫蘇と韮が大豊作 | Chandler Diary

Chandler Diary

Route 66 に魅せられて通ううちに、とうとう沿線に住む事に。
アメリカと言っても Oklahoma 州のど田舎で、憧れのアメリカとはちょっと違うが、
それなりに楽しく、そんな田舎生活をお届け。

田舎に住んだのだから、家庭菜園をして、
とれたてのいろいろな野菜を食べるのが理想だった。
庭に煉瓦で囲んだ畑を作り、家庭菜園をスタート。
いろいろな種をネットで頼んで、植えてみたが、どれも失敗。
芽が出たのもあったが、すぐに枯れてしまって、収穫はゼロ。

ならば苗を買ってきたら良いかも、といろいろやってみたが、これもだめ。
Oklahoma の土地は赤土で、 育ちにくいようで。

昔々ここは不毛の地で、白人には向かないと思われ、
Mississippi 川以東の Indian 達が全て送り込まれた土地柄。
それがわかる気はする。
でも雑草はよく生えるのだけど。

できればバジルを植えて、ジェノベーゼなんか作りたかったが、
種も苗も全滅だった。
そのうち忙しくなったのもあり、
家庭菜園はほったらかしになり、今ではレンガも見えないくらい草ぼうぼう状態。

そんな土地なのに、なぜか種をいただいて、
離れたところに蒔いていた紫蘇と韮だけは毎年大豊作。

紫蘇も韮もアメリカでは手に入らないし、アメリカ人は食べないが、
せっかく収穫できる貴重な和食材なのだから、
できるだけ食べよう、と思って、もっぱら和食ばかり作っているが、
料理するのよりも育つ速度の方が早い。
どちらも採っても採ってもどんどん出てくる。


毎日クックパッドを見ては新しいレシピを見つけているのだけれど、
意外と少ない。
特に紫蘇は夏場だけなので、何かいい保存法でもないか、と思うのだけど、
これも難しい。

 

紫蘇のお気に入りは天ぷら。
葉がお煎餅みたいにパリパリになって、美味しくていくらでも食べられるし、
もうしばらくして紫蘇の実が出来たら、それは毎年佃煮を作って、保存している。
韮はニラ玉やニラ餃子などなどに。

でもまあ紫蘇や韮が、アメリカのこんなところで食べられるだけでも幸せなこと。
今の所、これが数少ない季節を感じる和食材になっているのだから、
頑張って食べよう。
さて今日は何にしょう。