初めて見た Tragopogon dubius | Chandler Diary

Chandler Diary

Route 66 に魅せられて通ううちに、とうとう沿線に住む事に。
アメリカと言っても Oklahoma 州のど田舎で、憧れのアメリカとはちょっと違うが、
それなりに楽しく、そんな田舎生活をお届け。

そろそろまた芝刈りをお願いしないと、と思いながら、

Visitor Center の駐車場脇の雑草の伸び具合をチェックしていたら、
雑草とは違い、ちゃんとした花と思われる植物を見つけた。

 

今までに見たことがない。

黄色の花は素朴だが美しい。

芝刈りの時に一緒に刈ってしまうと、もったいない気がして、

掘って植え替えよう。

 

しばらくして掘りに行ったら、いつの間にか花が綿毛になっている。

それも大きくて両手を広げてすっぽり入るくらい。

そして美しい。

こんなの見たことない。

Iphone が調べてくれたのによると、

Tragopogon dubius (トラゴポゴン・デュビアス) というのだそう。
欧米を中心に広く生育しているようで、
英語版の Wikipedia は出てくるが、日本語版は出てこないので、

日本にはないのかも。

 

花は普通だが、

綿毛は大きくて綺麗で、自然が織りなす美しさにしばし感動!

綿毛をそのまま手に持ってみたかったが、ちょっと触ると、

バラバラになって、風に乗り、飛んで行った。

ここもこうやって、どこからか飛んできた種が育ち、
花を咲かせてくれたんだろうな。

 

それにしてもこの美しさは何だ。
それぞれ、生物の形にはそれなりの意味があると思うのだが、

綿毛になっているのはタネをあちこちに飛んで行かせるためというのはわかるが、
これはどうしてこんな形になっているのやら。

ここまで綺麗になる必要はなかっただろうに。

動物は喜ばないと思うが。

見る人間を喜ばせてくれるためだけかな?

 

ちょうどてんとう虫が飛んできたが、

虫達を寄せ付けるためかもしれない。

何も手を加えていないのに、この美しさ。

自然は素晴らしいアーテイスト。

植え替えて、来年はたくさんのこの大きな綿毛が開くといいな。

ちなみに根生葉は生でも調理しても食べられ、

Native Indian 達は根を食べていたそうで、
調理すると、牡蠣のような味がするそう。