Freeway ばかりではないアメリカの Interstate。 | Chandler Diary

Chandler Diary

Route 66 に魅せられて通ううちに、とうとう沿線に住む事に。
アメリカと言っても Oklahoma 州のど田舎で、憧れのアメリカとはちょっと違うが、
それなりに楽しく、そんな田舎生活をお届け。

America のInterstate ( 日本の高速道路感覚 ) は、日本では Freeway ( 無料) と認知されていると思うが、

場所によっては有料の所 ( Toll ) も結構ある。

 

Oklahoma 州の Oklahoma City から Missouri  州 Joplin までの I-44 は、

Route 66 とほぼ並行して走る有料道路。

Exit が家からすぐなので、

遠出をするときは、この有料の I-44 を走る。

有料と言っても日本と比べると、格段に安い。

西の Oklahoma City までは約 80 km が $2。

東の Tulsa までが 約 100 km で $3。

Route 66 の全線の中で、今のところ有料箇所はここだけ。

日本の高速道路事情も少し変わったかもしれないが、

その料金を知っているので、格安!と私は喜んでいるが、
ここの人たちは、なんでここだけ、みたいな思いもあるようで。

 

料金はさておき、いまだにこのシステムが腑に落ちないところがある。

ETC の様な Pike Pass というのがあるが、

西の Oklahoma City へ行くのに、

Pass を使わない時は、Exit の窓口で $2 を払う。

いつもスタッフが一人いて、行く人と、降りてくる人から金額を徴収する。

Interstate に乗ると、Oklahoma City までは料金所がないので、そのまま他の Route に乗れる。

が途中で降りる時は領収書を見せれば、その差額を返してくれる。

 

東の Tulsa 方向に行く時は料金所にある チケット発行機のボタンを押し、

出てくるチケットを取る。

しばらく走ると、料金所があり、

スタッフに、そのチケットを渡して $3 払えば、約 90 km 先の Tulsa まで行ける。

チケットがない場合は、Oklahoma City  からと言うことで $5 取られる。

こちらも途中で降りる時は、領収書を渡すと、差額のお金を返してくれる。

それも 25 セント程だが。

Interstate で Missouri 州 Joplin まで行く時は、

もう一箇所、料金所があるので、再度支払う。

 

乗り降りの少ない料金所は、お金を入れる機械になっているが、

25 セント硬貨が便利なので、ご用意を。

 

この料金システム、日本の方が遥かに合理的で、便利。

アメリカのはアナログ的とでも言えるかな。

ほとんどの料金所には人がいるので、その人件費もかかるだろうに。

先に徴収しておいて、

途中で降りたら、コインで返金してくれるとか、日本ではあり得ない。

 

安いのはありがたいが、人件費を差し引くと、大赤字なのでは。

こちらとしても、小銭を用意したり、小銭が増えたり、

料金所で前の車の清算が済むまで待っているが、

たまに色々とトラブルがあって、結構待たされることも。

 

まあ日本に比べるとダントツに安いし、

ここから約 2200 km 先の California に行くのでも、

たった $2 払えばいいだけとは、ありがたい。

日本で高速を約 4000 km 走ったら、高速料金一体どれくらいかかることやら。

日本で運転していた頃、確か約 100 km 先の熊本まで行くのに 3000 円近く払っていたように思うが。

 

もしこの料金所に寄らずに Pike Pass の方を通過したら、さてどうなるか。

日本の友達が旅の途中、レンタカーで通り過ぎたら、

なんと日本まで請求書が届いたそう。

 

日本に比べると、料金は遥かに安いし、有料の所はごく一部。

みんな Pike Pass にすれば問題ないのだろうが、

旅行でレンタカーの場合は、それもできないので、

面倒だが、料金所でお支払いを。