幸福の科学 主エル・カンターレ 大川隆法総裁先生 書籍:釈迦の本心 参照です。

 

🍅 よみがえる仏陀の悟り

 

釈迦仏教を考えるにあたっては、「利自即利他」(伝統的には「自利利他という)という考え方が非常に大きな鍵を握っています。


 

(注)仏教では、自己を利することを「自利」と呼ぶが、「利他」との平仄を合わせて「利自」と呼ぶこととする。「利自他」を「利自即利他」と呼び換えているのである。


 

仏教界では、「大乗仏教はのちの世につくられたものである。釈迦没後、五百年もたってから、後世の人たちが大乗仏教の思想をつくり、大乗経典をつくったのである」と言われることがあります。


 

また、「竜樹菩薩が幽体離脱をして実在界に行き、大乗の思想を得てきた」というようなことが、まことしやかに言われています。


 

そして、「釈迦が説いた教えは、小乗、すなわち己を整える教えであり、大乗、すなわち大衆救済という教えは後代のものである」と考える人が多いようです。しかし、そうした事実があったのではありません。

 


もちろん、大乗経典は後代に編纂されたものですが、その思想の大部分は、実は釈迦の時代にすでにあったものなのです。


 

すなわち、釈迦自身が「自分を磨くことによって、完全に孤立した人間となったり、人里を離れ、孤高の人として生きていくような人間になったりしたのではいけない。


 

孤高の人となるためだけの修行ならば、今世で地上に肉体を持った意味がないではないか」と考えていたのです。


 

村娘のミルク粥を飲んで考えた、「苦行のなかに悟りはない。中道のなかにこそ悟りがある」という思想の延長上には、自分を利する考え、すなわち、「自分を磨き、幸福感を増していく」という考えと、「その幸福感を他の人に広めていく」という考えの両方がありました。


 

「中道」の思想には、こうした「利自即利他」の考えがあったのです。人間は社会生活を営みながら生きていく「社会的動物」です。


 

そうである以上、いたずらに自力天狗になるのではなく、「どうすれば他の人びとをよくしていけるか」ということを考えながら、みずからが学びえたことを他の人びとに教えていくことが何よりも大事なのです。


 

そうした教育者としての一面が釈迦にはあり、この部分も釈迦の思想のなかにはずいぶん色濃く投影されているのです。「利自即利他」という言葉は、現代的には次のように翻訳できるでしょう。


 

「みずからを磨き、みずからを偉大ならしめていく過程において、社会のユートピアを増進し、幸福の輪を広げ、自と他を大調和を完成していく、傑出した人間が出ることがまわりに不調和を呼ぶのではなく、みずからが傑出していくことによって、社会のいっそうの幸福を増進していく」


 

すなわち、「みずからが悟りというものによって与えられた幸福感を、世の中の他の人びとに還元していく」という思想なのです。


 

これは非常に大事な考えであり、「利自」と「利他」とを併せ持ちながら、その順序において、「利自から利他へ」「利自であることが、すなわち利他につながっていく」という観点を忘れてはいけないのです。


 

ここには実に微妙な考え方があります。八正道を中心とした修行方法は、阿羅漢に到達するための修行方法なのですが、阿羅漢から菩薩に移っていくためには、多少なりとも、利他の思いと行動を起こさなければなりません。


 

すなわち、利自と利他を単に切り離すのではなく、「自分を利していくなかに、利他の芽を植え込んでいく」ということが、菩薩となるための条件なのです。


 

後代、禅宗において、ひとりよがりの世界のなかで修行していた人たちが、六次元光明界よりも上の悟りを得ることができなかったのは、まさしくここに原因があります。


 

そして、「六波羅蜜多」の思想は、菩薩から如来へと至るための架け橋でもあります。すなわち、六波羅蜜多は八正道を実践部門に展開したものであり、菩薩、さらには次の如来へと至るための修行方法なのです。


 

その各論については、次節でくわしく説明していきましょう。

 

🌸 布施波羅蜜多・・・

 

◎◎◎◎◎◎◎◎
 

(私文:悟りの真髄)

 

この ”釈迦の本心” は仏教思想を知るには、またとない一冊です。実際に、お釈迦様が蘇って、説いている思想だからです。仏教の真髄を、現代に説き明かしているのです。真実は真実であるということを、言いたいのです。

この千載一遇のチャンスを是非ともたくさんの人に紹介したいのです。是非、読んで下さい。
 

 

💗 最後まで読んで頂いて、本当に 本当にありがとうございました。💗

 

是非とも、幸福の科学 主エル・カンターレ 大川隆法総裁先生 書籍:釈迦の本心 を読んでください。

 

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