幸福の科学 主エル・カンターレ 大川隆法総裁先生 書籍・漏尽通力 参照です。

 

🍓 霊的人生観

 

 

本章を締めくくるに当たって、最後に「菩提心」について話をしておきたいと思います。霊的人生観の根本は、結局は菩提心です。菩提心は、悟りを求める心、「悟りを求めたい」という心です。


 

「これは、はたして後天的に得られるものかどうか」ということを振り返っていただきたいのですが、どのような地域にも、どのような民族にも、「悟りを求めたい」という気持ちはあったと私は思います。


 

それを必ずしも「仏教的なる悟り」と言う必要はありませんが、この菩提心の背景にあるものは、結局、よりよい向上心、あるいは「神に近づいていきたい」という気持ちであろうと思いますし、これは、本来、魂のなかに備わっているものなのです。


 

もし魂のなかに「堕落したい」という欲求が本来備わっているならば、大変なことになってしまいます。しかし、人間はすべて「よくなりたい」とおもっています。その証拠が幾つかあります。


 

例えば、どんな人にも、「他人によく思われたい」という気持ちがあります。これを自己保存欲や名誉欲と言ってしまうことは簡単ですが、一概にそうは言い切れない面があると思います。誰しも、他人によく思われたいのです。他人から悪く言われて、うれしい人はいません。


 

他人によく思われたいと思います。これが社会の防波堤になっています。そうではないでしょうか。悪く思われたい人ばかりがいっぱいいたならば、大変な社会になってしまいます。


 

しかし、どんな悪人でも、どんなに「心根が悪い」と言われる人でも、自分は他人の悪口を言うことはあっても、自分が他人に悪口を言われたいとは思っていないのです。


 

これは一つの防波堤になっています。やはり、「向上心がそこにある」ということです。「霊的なる向上、悟りに向けての向上を求める気持ちは、本来、魂に備わっている機能である」ということを知らねばなりません。


 

本来、そうしたものが眠っているならば、それを見つけ出すために助力をしてやること、補助をしてやることが大事です。どうやって、その悟りへの芽を育ててやるか。どうやって、水をかけてやり、肥料をかけてやるか。こうしたことが大事であろうと思います。


 

その悟りへの芽をどう伸ばしていくか。結局のところ、これは、「悟りを得ることによって、いかに人間が素晴らしくなるか」ということを証明することではないでしょうか。


 

「悟りを得る」と俗に言われていることが、この世的な異端者を生み出していくだけならば、何のための悟りか分かりません。菩提心の根本としての「悟りを求める気持ち」、これを突き詰めていったときに、悟りを得て、いったい人間はどうなるのでしょうか。


 

悟りを得る結果が、先ほども述べたように、単に、「この世に転生輪廻をする」という、その悪しき輪廻を断ち切るだけであるならば、この世に生まれてくる必要はないわけです。


 

しかし、そうではなく、悟りにはもっと積極的なる意義が何かあるはずです。それを求めねばなりません。その積極的なる意義とは何でしょうか。


 

それは、やはり、「霊的に目覚め、霊的人生観を持った人が、この世的にも素晴らしくなっていき、この世的にも成功していく。悟りを得た人が、ますます、この世的にも影響力を増していく」ということではないでしょうか。


 

私はそうだと思います。それゆえにこそ、本書の「漏尽通力」ということが非常に大事になっていくわけなのです。後ほど詳しく話をしていくつもりですが、今回、私の提唱する漏尽通力とは、「優れた高度な霊能力を持っておりながら、常識人としても最高度の能力を発揮できる能力」のことです。


 

そういう能力のことをいいます。「あの世的能力も持ちながら、この世的にも優れた人」の輩出が、今後、大いなる証明として大事なのではないでしょうか。そうした人が出ることによって、「菩提心が必要である」ということが証明されるのではないでしょうか。


 

今、イエス・キリストが地上にいたとしても、釈迦が地上にいたとしても、やはり、優れた人物として仕事をするであろうと思われます。ですから、本来、「悟りを得た人」は「優れた人」にならざるをえないのです。


 

「悟りを得た」と自称しておりながら優れていない人々の数多くの言動を見るにつけ、世の人びとは不信感を持つのではないでしょう。したがって、私たちは、菩提心を重視する以上、「その悟りの結果、どうなるのか」という面を、しっかりと説明していかねばならないと思います。


 

そして、それが、素晴らしいものであり、人間が本当に目標とするに足りるものであるならば、「悟りを求める心、菩提心は、どれほど重要か」ということを知って、損をすることはないのではないでしょうか。私はそう思います。


 

ですから、霊的人生観の根本に「菩提心」というものをしっかり据えていこう、そして、「その先にあるものがいったい何であるか」ということをしっかりつかんでいこう、こういう考え方が大事であると、私は信じるものであります。

 

 

🍓 心の神秘・・・

 

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(私文:私の菩提心)
振り返ってみると、私の菩提心と言っても、ずっと同じ心ではなかったように思います。手探りで生きてるがゆえに、守護霊様にみちびかれ、周りの友人に支えられ、人生の問題にぶつかったときに気づかせて頂いたりして、誠に手探りの人生であったと思います。

 

おそらくこれからも、そうして生きてゆくのでしょうが、でも、最高の生き方として、幸福の科学に入信し、大川隆法総裁先生の説く仏法真理を学ぶということは、絶対に間違いがないことを確信しています。これからも、この道を生き抜いていく所存です。

 

 

最後まで読んで頂いて、本当に、本当にありがとうございます。是非とも、幸福の科学 主エル・カンターレ 大川隆法総裁先生 書籍・漏尽通力 を読んでください。


 

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