幸福の科学 主エル・カンターレ 大川隆法総裁先生 書籍・常勝の法 参照です。

 

 

🍉 「コップ半分の水」をどう見るか

 

 

以前小渕元首相が国会で演説した言葉のなかに、光明思想でよく出てくるたとえ話がありました。それは、「一つのコップの中に水が半分入っている場合に、『水が半分しかない』という見方もあれば、『半分もある』という見方もある」というものです。


 

そして、「自分としては、『半分もある』という見方でいきたいのだ」と、光明思想的な考えを述べていました。国会の演説のなかで、珍しく通俗的なたとえを引いていて、官僚の作文とは思えないところがあったので、個人的な意見がかなり入っていたのだと思います。


 

このたとえは光明思想の原点の部分にかかわるものです。コップのなかの半分の水を、「半分しかない」と見るか、「半分もある」と見るかという、ものの見方によって、人生観が変わり、幸・不幸も変わってくるということは、個人においては言えると思います。


 

みなさんも、「自分が持っていないものについて考えると、悩みが増えて不幸感覚が強まるけれども、持っているもののほうに焦点を当てると、幸福感が高まる」ということは、当然あるでしょう。


 

これは光明思想の出発点の一つです。「与えられていることに感謝する」ということは、宗教的な観点からいえば、充分にご利益のある考え方ではあります。


 

ただ、ここに一つ、落とし穴があるのです。「自分はこういう見方をする」というのは、個人としてはよいのですが、たとえば、一国の政治を預かる者や、一国とは言わないまでも、従業員が百人以上の会社や大きな組織などを預かる者としては、「コップに半分しか水がない」という事実そのものは変えることができないことを見逃してはならないのです。


 

「考え方一つでどうにでもなる」という言い方は、個人の主観としてはよいのですが、組織の上に立つ者の判断としては問題があります。「半分しかない」と見るか、「半分もある」と見るかということは、主観的には、そのように変化しますが、客観的事実は変化しないという点を見逃したときに、組織のリーダーとしては致命的な失敗を犯すことがあるのです。

 

 

🍉 太平洋戦争での日本軍の失敗


 

そうした失敗をもたらすものの一つが、戦争で言うと、たとえば兵站(兵の食糧等)を無視する思想です。「コップに半分も水がある」という考え方を突き詰めていくと、先の太平洋戦争のときの日本軍の考え方につながるものがあります。


 

南方戦線で軍を展開する際に、大本営の参謀は、「ジャングルなのだから、食糧など、いくらでも調達できる」などと、自分は行ったことがないのに平気で考えたのです。


 

実際にそこで生活したことがあって言うのならけっこうですが、地図上で見ただけで、「熱帯のジャングルなのだから、飲み物も食べ物もあるだろう。現地で調達すれば、いくらでも戦える」などと言ったわけです。


 

そのため、兵隊たちは地獄のなかをさまよわなければいけなくなりました。南太平洋の島、ガダルカナル島では、戦いと飢えと病で、実に日本兵二万人が死にました。現地の状況を知っている人が言うのならよいのですが、知らない人が言うと大変なことになるのです。


 

また、インド独立軍を助けるために、インパールのイギリス軍を攻撃するインパール作戦というものがありましたが、このビルマからアラカン山脈を越えてインドに入る作戦では、兵隊たちは、ほとんど食糧の調達計画もなしに、「大丈夫だ。精神力で突破せよ」などと言われて、ひどい苦しみのなかを行軍し、約三万人もの死者が出ました。


 

精神論においては、こういう机上の空論がよく起きるのです。また、「太平洋戦争では、日本はアメリカの物量作戦に負けた」という考え方もありますが、原因を探っていくと、やはり情報戦で敗れた部分が大きいのです。


 

アメリカ側はレーダーを完全に装備していて、日本の軍艦や飛行機の位置が分かるのですが、日本側は相手の位置が分からないわけです。それでは、普通は勝てません。日本は情報戦ですでに敗れていたのです。


 

実は、レーダーの原形に当たるものは日本人が先に開発していたにもかかわらず、日本側はその重要性が理解できず、むしろアメリカのほうがそれを発展させたのです。


 

さらに、日本は真珠湾攻撃で、空母を中心とする機動部隊にあれだけの力があることを実証したわけですが、アメリカがそれに学んだの対し、日本はそれに充分に学ばず、相変わらず戦艦中心の考え方をしていました。そして、その戦艦も、「惜しい、惜しい」と、沈められないように一生懸命に温存していたようなところがあります。


 

このように、「物事は考え方一つでどうにでもなる」と言っても、結局、客観的な事実や技術レベルの差、考え方のレベルの差などは、埋められないものがあるのです。

 

 

🌺 安易な考え方は悪を呼ぶ・・・

 

 

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(私文:考え方の基とは ❓)

 

あの世があって、この世があります。これも考え方の差なのでしょうか。
自分で考えた物差しには限界があります。何に関しても自分だけで、この世の常識だけでは解決しないことは山ほどあります。

 

 

私は三十年以上、大川隆法総裁先生の説く仏法真理を学んできた結果、考え方が変わったのは当然であり、あの世の視点から今の自分を考えるようになっています。この世で生きる目的を知った上で、仏法真理を使い、自分の人生をその都度修正しながら生きているわけです。

 

 

その効果・結果があるわけで、ものの見方、考え方が前とは違うようになっています。どうか、どうか、一人でも多くの方に、この正しい仏法真理に一歩でも二歩でも近づいて頂けるように心から願っている次第です。


 

最後まで読んで頂いて、本当に、本当にありがとうございます。是非とも、幸福の科学 主エル・カンターレ 大川隆法総裁先生 書籍・常勝の法 を読んでください。

 

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