幸福の科学 主エル・カンターレ 大川隆法総裁先生 書籍・幸福のつかみ方 参照です。
Q: 🍉 私は結婚してからずっと夫の浮気に悩まされています。私に妻としての魅力が足りないのかもしれませんが、悲しいやらくやしいやら・・・。女性から見れば永遠の謎ともいえる「男性の浮気」について教えてください。また浮気の予防法があれば教えてください。
A: 🍓 これはひじょうに普遍的な質問です。人類が始まって以来の問題と言ってもよいでしょう。アダムとイブの時代に浮気があったかどうか定かではありません、ただ、サタンが化けたとされるヘビの悪知恵にそそのかれて、知恵の木の実をイブが食べたという物語はのこっています。
さあ、アダムとイブの物語でイブが食べた知恵の木の実とは、いったいなんだったのでしょうか。それについては諸説紛々あってなかなかわかりませんが、ある意味では、このヘビがすすめた知恵の木の実とは、疑いの心、分別の心、また猜疑の心であったのではないかと思います。
ヘビという動物は、心の表現でいうと猜疑心を表しています。ヘビは猜疑心が強く、嫉妬心が強く、そしてまた残忍なところがあります。それがヘビが表しているところの心の象徴と言ってよいでしょう。
ですから、アダムとイブの物語は、女性はこのヘビにそそのかれやすいということを意味しています。すなわち嫉妬深く、猜疑心が強く、疑いを持つことがあり得る存在だということを象徴しているのではないかと思います。
🍓 まず自分自身をもう一度点検してみましょう
では、どういうときにそういうものが出てくるのでしょうか。この浮気の問題でも、事実として浮気があった場合と、事実としてはないけれども浮気をしているのではないかと疑い、心がそのことでいっぱいになって、もう居ても立ってもいられない、夜も眠れない、というものの二種類があるように思います。
そして、どちらが先かわからない面があります。すなわち、実際に浮気があって、そのあと奥さんがそれを知って心を苦しめる場合と、実際は浮気をしていないのに浮気があると信じて、そして家族争議を起こしているうちにだんだんご主人がほんとうに浮気をはじめる場合と、この両方があるように思います。
そしてその割合は、私が見るところ、けっこう五分五分に近いところがあります。奥さんのほうから見て、ご主人が浮気をしているのではないかと思うようなときは、たいてい夫婦仲が冷えこんでいる場合です。夫婦仲が冷えこんできた場合に、まず原因を自分に求める奥さんというのはめったにいないものです。
「主人の愛情が減ってきたのは、きっとこれは外に女性ができたに違いない」とこういうことをまず考えやすいのが女性なのです。もちろん霊的にいえば、ここにサタンの化身であるヘビが近寄ってきているのかもしれません。
「奥さん、奥さん、結婚して三年でしょう。もう退屈されているでしょう。どうですか。この知恵の木の実、おいしいですよ。一口食べてみてください」と差し出されて、それを一口食べたが最後、その猜疑心の虜になって、「夫はどうも私への愛情が少ない。毎晩帰るのは十一時、十二時だ。家でご飯も食べない。これではなにをしているかわからない。ほんとうに毎日、残業ばかりあるのだろうか。本当に毎日、接待ばかりがあるのだろうか。どうもこれはおかしい」というふうに考えるようになってきます。
このときに、奥さんがご主人の仕事の内容をよく知っていれば、ある程度理解できることもありますが、まったくわからないことも、えてしてありがちなものです。そうしたときに、この想像がふくらんでまいります。
男性にとってみれば、朝早くから働いて、夕方になったらもう家に帰りたくてしかたがないのに、そうは帰してくれないもので、悪友たちが集まってきて、「どうだ、そろそろ暑くなってきたな。うがいでもしようか」と、こう誘うわけです。
うがいとは、いうまでもなくビヤガーデンで酒を飲むことを言います。ところが、このうがいでもしようかという気分が、なかなか奥さんにはわかりません。そういうふうに誘いかけられて、「いや、僕は家内が待っていますから、家に帰らなければなりません」と、もしその人が答えたとしたら、もうこれはたいへんなことになるわけです。
”伝書鳩” などと呼ばれて、仲間からさんざんからかわれるようになります。ですから、こうした男社会の難しさも、ある程度知っておかねばなりません。ですから、浮気の兆候を感じたり、あるいは夫の愛情が減ったというふうに感じ始めたら、現実にそういう事態が起きる前に予防措置として、自分のほうをもう一度点検してみることです。
夫に対してなにか尽くしてなにか尽くしたりないところはないか、あるいは結婚生活も何年かたって、自分がもう飽きられてきているのではないか、あるいは新鮮味がなくなってきているので、なにか少し違ったことをしなければいけないのではないか、こういうことをまず考えてみられるほうがよいかもしれません。
🍓 努力は必ず報われるものです
神様は罪つくりなところがあるのか、太古より男性を飽きっぽくつくっております。男性というのは、つねに新しい刺激を求めるようになっています。それはある意味で、大昔の狩猟時代の魂の痕跡なのかもしれません。
つねに新しい獲物を追いかけていないと気がすまない性分につくったわけで、その好奇心こそが、じつは狩猟本能と深く結びついているのかもしれません。男性とはそのように気の多いものとしてつくられているという側面も、決して見落とすことはできません。
ですから、女性のほうはその気の多さにほんとうに辟易することもあるわけですが、男とはそのようによく気が変わり、また飽きっぽいところもあって、つねに新しい獲物を追いかけたがる存在だということも、まずは知っておいたほうがよいでしょう。
そうしてトータルな面で、全人生において自分が幸福になるためには、夫をどのように上手に操縦するか、それを考えなければならないものだと私は思います。たまに事実として浮気が起きることがあっても、男性にとっては「はしか」のようなもので、一時期の遊びで過ぎていくことはよくあります。
そうしたときに、生きるか死ぬかというような大騒動を起こすのではなくて、二十年、三十年の人生の荒波をともに越えていこうと誓った二人であるならば、どのような嵐の日にも、なんとか頑張って帆を張っておこうと努力してほしいです。その努力は、報われる日がかならずきます。
どうか刹那的な衝動に走らないでください。「彼が浮気をするなら私もするわ」というふうに相手を裁き、自分もまた破滅への道を歩む人も世の中にはいますが、そういうことをした場合には、まず後戻りすることはできなくなります。
嵐になって少々風が吹き、雨が降り、そして波が荒れても、嵐というものはかならずや一晩、あるいは二晩、三晩でおさまり、そう長くは続かないものです。
結婚というものは一種の船出ですから、次の港にはいるまで、そして最終目的港に着くまでにはいろいろなこともあるだろうけれども、「いったん船出した以上は、もう船から降りることはできないんだ。目的地まではしっかり行こう」と思って、歯をくいしばることです。
夫がもし悪いことをしたならば、かならずや彼も反省することがあるでしょう。そのときに、以前にも増して光り輝いたすばらしい夫になることもあるでしょう。そのあいだこそ、あなた自身の忍耐と自己変革の努力というものが求められていると思います。
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((私文:今の私には、このお話がよく分かります)
人生って本当にいろんなことがあり、本当に長いと思います。結婚も、良い時があり、だらだらなときがあり、本当にいやになってしまうときがあり、離婚したくなってしまうときもあります。
今になってしまえば、離婚しなくてよかった。本当に良かった。「私の守護霊様、ありがとうございました」。今、私は人生の後半戦になって、こんな幸せな時を過ごすことができています。ありがとうございました。という気持ちで一杯です。