大川隆法総裁先生 書籍・超絶対健康法 参照です。
なぜ、昇進した人が「ウツ」になってしまうのか
本章では、「ウツへの対応」というテーマで述べていきたいと思います。最近はテレビでもウツの問題についての番組を数多く放映していますが、私も、「現代ではウツが大きな問題なのだな」と感じています。幸福の科学としても、ウツの問題に関する対処法を述べておく必要があるでしょう。
今は「特に三十代がウツになりやすい」と言われています。三十代でウツになるというのは驚きですが、やはり仕事関連の原因によってウツになるようです。特に、昇進したときの「昇進ウツ」が多いと言われているのです。
幸福の科学では、全体的に、「昇進は良いことだ」という教え方をしているため、当会の教えにも、まだ若干足りない部分があるかもしれません。幸福の科学では、出世祈願なども行っていますし、「偉くなって責任ある立場に就いたり、仕事のできる人になったりすることは、良いことである」と教えているので、昇進した結果、ウツになってしまうのでは困ります。
確かに、「責任が重くなる」ということは、大変なことなのかもしれませんし、若くして、そういう立場に立つことが、かえって本人の人格を破壊する作用をするのかもしれません。三十代で主任や係長になったあたりで、ウツになって潰れてしまうということでは困るので、何か対策を立てなくてはいけないでしょう。
「社長になること以外は考えたことがない」というような人であれば、主任や係長ぐらいで潰れるとは思いませんが、普通の人が、いきなり主任や係長に昇進すると、責任の重さに参ってしまうのでしょう。急に部下ができたりすると、どうしたらよいかが分からないだろうと思います。しかし、そういう人は心の備えが少し足りないのです。
何十年か先ぐらいまでの長いスパン(期間)で、「社長になるか、重役になるか、部長になるか、いろいろあろうけれども、自分としては、このくらいまでは行きたい」ということを、早めに考えておくべきです。そういう心の準備が必要です。「ある日、突如、昇格、昇任を言い渡される」というかたちでは、人生の戦略性が足りません。
やはり、その少し前から心の準備をしておくべきなのです。今の立場がそれぞれでしょうが、突然、昇格・昇任を命じられてたとしても、「よし、来たか」という感じで受け止められるだけの心の準備は必要です。最低でも半年か一年前ぐらいには心の準備をしておくことです。そうしておけば楽に受け止められるのですが、準備をしていなかった人は悲惨なことになるわけです。
昇進や転勤の前に、なすべき「準備」がある
それでは、どのように準備をすればよいのでしょうか。それは、自分が平社員のときに、すでに会社で主任や係長、課長補佐、課長などになっている人の仕事をよく見ておくことなのです。
自分が、あまり責任のない立場にあり、「夕方になったから、今日はどこへ遊びに行こうか」考えているような時代に、「役職を持つ人たちが、どのようなことをしているのか」ということを、じっと観察して、よく考えていたかどうかが、実は大きく影響するわけです。
そういうことをしていた人は、心の準備ができているので、昇進したぐらいで急にウツになったりしません。「その立場になったら、こういう仕事がある」ということが、あらかじめ分かっているからです。もちろん、昇進ウツのなかには、「今の職場で立場が上がる」というケースだけではなくて、転勤することによるウツ、「転勤ウツ」というものもあります。
例えば、大阪から東京に転勤になったり、あるいは、東京から海外のニューヨークに転勤になったりして、それでウツになる人もいるのです。私も、商社時代にニューヨークに転勤になったとき、ウツまでは行きませんが、ややつらい気持ちになったことがあります。
私は、それまで、海外旅行をしたこともなく、英会話学校に行ったこともありませんでした。商社では、「半分ぐらいは海外へ行くらしい」ということは聞いていましたが、自分が行くことになるとは思ってもいなかったので、何も準備をしていなかったのです。そのため、いきなり「ニューヨークへ行け」と言われて困ったわけです。
普通は、英会話学校に何か月か通ってから行くことが多いでしょうし、そもそも商社に入るときには、事前に語学を勉強して資格を取ったり、海外旅行をしたりするものでしょう。「海外は、まったく初めて」という人は珍しかったと思います。そのように、たいていは、自信がないから、つらい気持ちになったり、ウツになったりするわけです。自信満々の人は、ウツになったりはしないものです。
「ウツ」に悩む人への処方箋
「仕事ができない時期」を耐えて、成長するための考え方
昇格・昇進・転勤などは、ウツのきっかけになることもありますが、「人生の仕切り直し」という意味では、必ずしも悪いことばかりとは限りません。例えば、同じ仕事を長く続けていけば、誰であっても、その仕事はよくできるようになりますが、突如、職場を替えられたり、立場を上げられたりしたら、一時的に仕事ができなくなります。
平社員の人が管理職になったら、急には管理職の仕事はできません。それで、いったん水面下に潜るようなかたちになるため、苦しいのです。しかし、それは、自分にとって一種の成長なのだと思わなければいけません。「半年ぐらいで、何とか浮上して水面下から首を出す」ということを目標にして頑張らなくてはいけないのです。
それまでの間は本当に苦しいだろうと思います。首が水面から出て、「ホッ」と息ができるようになるまでの間は、とても苦しいものです。「おそらく、川原の砂地の上を走っているような、何か力の出ない感覚が続くことでしょう。仕事上で、突如、予想外に転勤や栄転、昇格等をした人の場合、たいてい、半年ぐらいは、砂を走っているときのように、「後ろにキックしているのに足が前に進まない」というような感じがするだろうと思います。
これはつらい時期ですが、とにかく時間を耐える以外に方法はないのです。そのような状態になるのはあなた一人ではありません。誰もが同じような経験をするのです。したがって、仕事のできない苦しみに負けてはいけません。半年ぐらいは、とてもきつい感じがするだろうと思います。
「それまでの自分と同じようには仕事ができないことに耐えられるか、低い自己評価に耐えられるか」ということが試されているのです。この時間をじっと耐え抜いて、じわじわと盛り返していかなくてはなりません。いきなり一打逆転というわけにはいかず、少しずつしか進んでいかないものですが、ある段階を超えたときに、急にスッとできるようになることがあるのです。それまでのつらい時期を耐えられるかどうかが大事です。
ーーーーー〇ーーーーー〇ーーーーーーーーー〇ーーーーーー〇ーー
(私文:私の子供の頃のイカの塩辛について)
私のおじいさんとお父さんは、東京都台東区で魚屋をやっていました。私が小学生の頃、よく ”イカの塩辛” をつくっていました。昔の塩辛なので、塩が効いていてしょっぱかったです。でも、それをご飯に乗せて食べると美味しさが身体全身に回って、最高の味わいでした。大好きでした。しかし、そのイカの塩辛は、足と耳だけでつくったもので、そういうものだとズット思っていました。最近、スーパーで売っているイカの塩辛はイカの身だけで出来ています。何とも贅沢なものです。食べたところ、やっぱし、身だけのほうが数倍美味しかったです。ホント、上には上があるものだと、感心してしまいました。
最後まで読んで頂いて、本当にありがとうございました。