大川隆法総裁先生 書籍・信仰から愛へ 参照です。

 

人間は転生する
 

私の今回の悟りには、その出発点として、明らかに、霊的体験や霊界探究、人生観の百八十度の大転換がありました。言葉を換えれば、「霊的な目で人生をみつめる」という視点を明確に持ったことが、悟りの出発点でした。

 

その後、さまざまな人生経験や霊的体験、新しい発見、学問的知識の集積、思想の練り込み、思想の実験(実際に使ってみること)などを経て、私の悟りは、幅の広さと深さ、縦横無尽さを兼ね備えていく感があります。その悟りのなかでも、人々にどうしても伝えておかなければならないことは、「人間は転生する」という人生の真実です。

 

こういうものを昔話や迷信のたぐいとして聞いた人は多いでしょうが、それを実際に目のあたりにして霊的転生の事実を知ったのは、大きな驚きでした。

 

『ジャータカ物語』でも知られるように、釈尊当時のインドにも、いろいろな動物に転生したのち、功徳を得て人間に生まれる話がありましたし、釈尊自身の求道物語として、過去仏の時代に釈迦は悟りを求めて修行し、幾転生を経てついに仏になった話なども伝えられています。

 

生まれ変わりの間隔

インドの民間信仰が仏教に流れ込んだものの一つに、「死後四十九日で人間は生まれ変わる」という説があります。チベット仏教ではこの説を信じており、歴代のダライ・ラマの選出においては、先代の死後、四十九日が過ぎたころに生まれ変わった転生霊童を探し求め、彼に英才教育を施し、次のダライ・ラマとして育てるということをしています。

 

しかし、霊界の真相を見るかぎり、死後四十九日で他の人間に生まれ変わるのは、かなり難しいのではないかと思います。地上の人間への憑依現象ならともかく、通常は、この速度での転生はほぼ皆無と思われます。(注。但し、高級霊等の場合、例外的に早く生まれ変わったり、同時代に分光して生まれる事例もある)。

 

「四十九日」の正しい解釈は、「死後四十九日あたりには、霊界のどの世界の住人となって旅立つかが定まる」ということです。つまり、如来や菩薩のような高級霊界の天人に生まれ変わるか、六次元光明界、五次元善人界、四次元精霊界、あるいは各種の地獄界へ旅立つかが決まるということです。

 

もちろん、地上世界への執着が激しく、自分の死を認めようとせずに、恨み心や妬み心の強い人は、死後も依然として人間界を徘徊しています。そして、自分と波長が同通する人を見つけ出しては、憑依して悪さをしたり、自宅や墓地周辺で地縛霊になったりしています。

 

こうした霊たちにとって、生まれ変わりは、まさに「出口なし」の状態でしょう。さて、人は死後、この世を去って、四次元幽界という、地上界と霊界の境界のような世界に行き、やがて、同じ四次元でも、草花が咲き乱れる平和な天国である精霊界か、明確な地獄界へと移り住んでいきます。

 

この世に再び生まれ変わるには、少なくとも精霊界程度の霊界生活の体験が必要ですし、地上界への転生を本人が非常に激しく希望しても、一年から三年は霊界にとどまっているのが普通です。

 

通常の場合は、霊界での生活に飽き、新しい人生経験を求めて転生することになります。生まれ変わりの間隔は、数十年から三、四百年というのが一般的です。これが転生の真相です。

 

男女のどちらに生まれるか 

 

また、霊は普通、地上での転生体験において、男性の肉体に連動して宿ると、自己を男性霊として自覚しており、女性の肉体に連続して宿ると、女性霊としての自覚を持っているものです。

 

しかし、過去の転生をリーディングしてみると、交互に男性になったり女性になったりしている霊人もいますし、ずっと男性だったのに、久しぶりに女性に生まれたり、ずっと女性だった人が男性に生まれたりする場合もあります。

 

ある夫婦のところに生まれ変わってくる予定の魂が複数の場合には、子供となる魂は、男女のどちらに生まれるかを選びやすいのですが、子供の予定が一人しかない場合は、生れてくる魂は男女の選び分けができず、精子と卵子の結合の結果によって決まった性別で生まれてきます。

 

また、戦争の時代には、魂が次々と男転し、男の子がたくさん生まれることもあります。こうした生まれ変わりの真相を見ると、「男性だからと言って尊いわけでも、女性だからといって卑しいわけでもない」といった対応が必要です。

 

女性らしい女性が、女性の特権を最大限に生かして生きることも大切ですし、男性同様に職業上の成功を目指している女性には、男性と同等の道が開かれるべきだと思います。反対に、男性であっても、仕事ができなければ、女性以下の処遇をされるのもやむなしと考えられます。

 

こうしたことから考えると、夫婦や親子の縁は天上界で百パーセント決まってるとは言い切れず、この世の精進次第で、縁ある魂群のなかから、最もふさわしい人が引きつけられていると言えましょう。子供の魂も、地上界での両親の職業や生活状況に合わせて、縁ある魂のなかから最もふさわしい人が引き寄せられているというのが真相のようです。

 

このように、生まれ変わりについては決定論に偏りすぎず、やや流動的な立場を取るのが、縁起の理法からいっても正しい考え方だと思います。

 

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(私文:釣った魚は100%調理して食べる)
釣り船に乗って、魚釣りをずいぶんとしていた時期がありました。アメリカの西海岸にある ”カタリナアイランド” という島があって、その付近は漁場として有名なところです。週に一回は釣りに行っていまして、シーバース バース オコゼ さば オニカマス ひらまさ ヒラメ いろんな魚が釣れます。いつも大量なのですが、帰って来てから、友人と一緒に魚を刺身 煮つけ 揚げ物 スープにして、魚に感謝を込めて、すべての魚を全部食べ尽くのが、俺たちのルールでした。

 

最後まで読んで頂いて、本当にありがとうございました