知っているようで
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知らなかった
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まさにその通りでした
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うららかな小春日和の休日に
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思わぬお誘いを受け
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隣町の美術館までひとっ走り
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藤田嗣治という名前はよく知っているつもりでしたが
皆さんがよく名前を口にするその内部の魅力を初めて知りました
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生まれから様々な画家時代の変遷を
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家族や伴侶 隆盛や苦悩 戦争や画壇の批判を反映したその時代時代の画風に色濃く現れているのを感じて
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なんと適応力のある素直な人なのだろう そして絵のうまさ 努力はあってもやはり
画家になるべくしてその道に進めた見極め
日本人離れした考え方生き方 最後は本当に
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日本国籍を捨てフランス人に成り切る
カトリックの洗礼を受けレオナールFoujitaと改名し
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ランスに礼拝堂を建築し 完成した1年後に亡くなる
という完璧さ
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画家になりたいと思い 反対されるかと思ったら
陸軍の最高位の軍医(森鷗外の後釜らしい)になった父が
意外にも背中を押してくれた
というくだりと
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美大卒業時の成績が中の中 意外にも平凡であった
という二点が印象的だった そうなんだよな〜
夢に向かって進むとき確かな心理的(経済的)地盤(というより無駄な心理的労力を費やさずに済む環境)と
ココで認められ'ない'意味がちゃんとある
ということ
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その後の渡仏も父の援助による私費留学であり
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渡ったフランスで先進の画術に邁進して
如何に日本の美術教育が時代遅れでダサかった(Fujitaにとって)か
と最初から活躍の舞台は日本ではなかったのだ
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エコールドパリの華やかなりし20年代に
金のピアスに高級車という成功の象徴をてらいもなく身につけ
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その後の時代の変遷 戦争や世界巡行を経て
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最終章に再びフランスに戻った後の
一巡りして最初の頃の画風に帰って来た
透き通るような陶器のような人物画の
風景画の街の白い建物の壁の陰影の
澄み切った美しさ
子供のいなかったフジタ(と最後の妻)にとって
自分の絵筆で描かれた絵の子供を
なんとも愛おしく感じて愛していた
という真の愛の表現に
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救われて感動した
美術館の展覧会でこれほどずっしりと受け止められた経験は初めてのことで
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画家人生の全てを絵の展示で
これほどまでに感動的に表す展覧会として
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ぜひともお勧めしたいものです

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この時が有ったか と思い出しました ま
こちらはこの方専門の美術館ですからね
美術展の陰の 学芸員のチカラに依るのかも
と初めてそんな陰に思い至りました