キャノーラ油として組換されたグリホサート耐性菜種 | みなるんのブログ

キャノーラ油として組換されたグリホサート耐性菜種

 

 

 

シェアさせてもらった記事からの抜粋です。

内容の報告等の参考記事の詳細は、元記事様でご確認ください。

『砂糖やアルコール、タバコなどが健康に悪いということはほとんどの人が認識していますが、

なぜか、あまり注目されていないのが一部の食用油が与える体への悪影響。

植物油の多くが健康的でないという記事は以前にもお伝えしましたが、中でも、

菜種油とキャノーラ油は似たような原材料から抽出、精製された油であるにも関わらず、

まったく別の油として認識されているため、健康へのインパクトはイマイチ不透明でもあります。

今回は、この菜種油とキャノーラ油のそれぞれの健康リスクにフォーカスしていきます。

 

両方とも菜種を原材料としているのに、名称が違う菜種油とキャノーラ油。

その主な違いはエルカ酸(エルシン酸)の有無です。

菜種には不飽和脂肪酸のエルカ酸がその脂肪酸構成の約30%60%を占めますが、

エルカ酸の長期の摂取により心臓疾患の要因になる可能性が研究で報告されています。

 

https://www.jstage.jst.go.jp/article/kagakutoseibutsu1962/21/3/21_3_162/_pdf/-char/ja

 

このことから、カナダでは、

このエルカ酸の含有量を減少させるため、品種改良された菜種から抽出された油が開発されました。

これが、スーパーなどでも大きなボトルに入って販売されているキャノーラ油です。

そのほとんどがカナダなどから輸入された菜種を原料に生産されています。

いわゆる工業用油

安価なため加工食品や飲食業などで需要が高いのが特徴です。

このキャノーラ油のエルカ酸の含有量は2%以下と定義されているため、心臓疾患のリスクという観点からは安全性は高いと言われています。

よって、品種改良されていない国内産の菜種から抽出された菜種油は、エルカ酸の含有量がかなり高い可能性があります。

中には低エルカ酸の国産菜種を使用した菜種油も販売されていますが、

「エルカ酸を45%以上含む品種から搾油した油」

 

 

食品用 化粧品用 工業用

ハイエルシン菜種油(白絞油)

 

菜種の中でもエルシン酸を多く含む品種から搾油した油です。

工業用途で利用されたり、

硬化させてマーガリンやショートニング、ファットスプレッドなどにも用いられます。

 

主な脂肪酸組成:

パルミチン酸 3%

オレイン酸 16%

リノール酸 12%

リノレン酸 9%

エルシン酸50%

その他 10%

 
 

キャノーラ油はエルカ酸の含有量が低く、

菜種油は、エルカ酸に関して言及していない限り、エルカ酸が多く含まれている可能性があるということを覚えておきましょう。

 

ここまでの説明でエルカ酸の含有量が低いキャノーラ油が健康に良い印象を持ちますが、ここからがとても重要です。

心臓疾患の観点からみると菜種油よりもエルカ酸の含有量が遥かに低いキャノーラ油の方が健康に良さそうな印象を持ちますが、

品種改良の際に行われたのが遺伝子組み換えです。

よって、遺伝子組み換えされた菜種を原材料とした油がキャノーラ油。

現に、商品の原材料を見てみると、キャノーラ油の表示の横に「遺伝子組み換え」の表示があるものがほとんど。

逆に、菜種油の多くが、「国産菜種を使用」、「純国内産」、「遺伝子組み換えでない菜種を使用」などと表記されています。

よって、

 

-キャノーラ油-

・遺伝子組み換えされている

・エルカ酸含有量が2%以下

 

-菜種油-

・遺伝子組み換えがされていない

・エルカ酸含有量が高い可能性

 

と大まかに分類することができます。

 

遺伝子組み換えされた作物といえば世界で一番使用されている除草剤ラウンドアップに関連するもの。

このカナダ産の菜種もラウンドアップの主成分であるグリホサート耐性植物として品種改良されていますので、残留農薬も懸念材料の1つということになります。

遺伝子組み換えによる作物が健康に与える悪影響はこちらの記事を参照にしてください。

 

 

 

(みなるん注:機械訳です。

キャノーラ油は、カブ科のアブラナという植物の種子から作られます。

産業革命以来、アブラナ油は

船舶や蒸気機関の潤滑油の重要な成分となっています。

これは、ほとんどの油と異なり、湿った金属に付着するからです。

第二次世界大戦中、米国は大量の船を建造したため、大量の菜種油が必要となったが、ヨーロッパやアジアの従来の供給元からは入手できなかった。

比較的小規模だったカナダの菜種産業は、その不足分を補うために急成長し、連合国の海軍活動において重要な役割を果たし、その過程で富と権力を獲得した。

しかし、戦争が終わると菜種油の需要は急減し、人間が食べられる菜種を育てる集中的なプログラムが始まった。

伝統的な菜種油には、ほぼ 60 パーセントの一価不飽和脂肪酸が含まれている (オリーブ油には約 70 パーセント含まれている)

残念ながら、菜種油に含まれる一価不飽和脂肪酸の約 3 分の 2 はエルカ酸である。

エルカ酸は、心臓に線維性病変を引き起こすケシャン病と関連付けられてきた、炭素数 22 の一価不飽和脂肪酸である。

しかし、1978 年に「キャノーラ」という言葉が発明され、

元の菜種から選択的に交配され、エルカ酸の含有量が大幅に少ない新しいタイプの油種子を表すようになりました。

この新しい油はカナダで最初に開発され、キャノーラという名前は実際には「Can adian oil (低酸)」という言葉に由来しています。

現在、世界のキャノーラ作物の約 90 パーセントは、ラウンドアップに耐性を持つように遺伝子組み換えされています。

ラウンドアップ耐性キャノーラ種子はバイエル・モンサント社によって特許を取得しており、

農家は種子を保存したり、

畑に「無許可の」キャノーラ植物を植えたりしたとして訴えられる可能性があります。

キャノーラは風媒花であり、花粉の飛散を止めることは不可能であるため、

有機栽培のキャノーラ農家が、特許取得済みの汚染物質を作物から排除することはほぼ不可能です。

ラウンドアップ耐性キャノーラには、

人間と地球の両方に害を及ぼすことが知られている発がん性除草剤が

シーズン中繰り返し散布されているという単純な事実だけでも、遠ざかるべき十分な理由になります。

 

 

結局のところ、エルカ酸摂取のリスクのある菜種油、

遺伝子組み換えやグリホサートのリスクのあるキャノーラ油、

どちらも健康的な油とは言えません。

 

一方、油と言えば気になるのがオメガ6の含有量。

植物性必須脂肪酸のオメガ6の摂取過多は、

心疾患をはじめ慢性炎症疾患のリスクが上がる可能性があるため、オメガ3とオメガ6の摂取比率は1115が理想的ということは以前の記事でもお伝えしましたが、菜種油及びキャノーラ油の比率は

 

オメガ39.1%

オメガ618.6%

 

と約 1:2で食用油の中でも優秀な方です。

しかし、比率は問題がないにしろ、オメガ6の含有量が比較的多めであるため、揚げ物などの調理時に加熱されたオメガ6(リノール酸)が酸化することで、アテローム性動脈硬化症、脳卒中、パーキンソン病、アルツハイマー病、ハンチントン病、肝臓病などのリスクに繋がる可能性のあるHNE(ヒドロキシノネナール)という有害物質が生成されることが指摘されています。

キャノーラ油に含まれているリノール酸は約30%。加熱後急速に酸化するのです。

これは、菜種油やキャノーラ油だけに限った話ではなく、オメガ6が多く含まれる植物性油に共通して言えること』