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パレスチナ関連近況
シェアさせてもらった記事からの抜粋です。
『17 Feb 2024
イスラエルによるラファへの攻勢により、
パレスチナ人が国境を越えて脱出する事態となった場合に備え、
エジプトは、ガザ境界にパレスチナ難民を収容できる緩衝地帯を用意しているという。
関係筋4人が明らかにした。
関係筋の表現によれば、今回の措置はエジプトが不測の事態に備えて動いたものだという。
エジプトはそうした準備はしていないと否定しているが、
イスラエルの破壊的なガザ攻撃によってパレスチナ人がシナイ半島に流入する可能性について繰り返し警鐘を鳴らしてきた。
ヨルダンなどのアラブ諸国と同様に、エジプトはそうした事態はまったく受け入れられないと表明している。
治安当局筋3人は、
パレスチナ難民収容に利用でき、基本的な施設を備えた砂漠の緩衝地帯をエジプトが準備し始めたと明かしたが、これは不測の事態に備えた措置であると強調した。
イスラエルによれば、ラファからガザ地区の他の区域に市民を避難させる計画を国防軍が策定しているという。
エジプトはガザからのパレスチナ人の移住に反対しているが、これを「ナクバ(大惨事)」の再来に対してアラブ諸国が広く共有する拒否反応と関連付けている。
ナクバの際には、
1948年のイスラエル建国を巡る戦争で
約70万人のパレスチナ人が故郷を追われ、避難した。
最初に言及した関係筋によれば、キャンプの建設は3、4日前から始まっており、
人々が国境を越えた場合に「解決がなされるまで」一時的な避難所を提供するものだという。
関係筋の証言について質問を受けたエジプト国家情報局の長官は以下のように回答した。
「事実無根だ。パレスチナの兄弟たちもエジプトも、そうした想定に対しては何の準備もしていないと表明している」
活動家団体のシナイ人権財団は12日、
この地域で作業する建設トラックやクレーン車だとする画像や、コンクリートの壁の画像を公開した。
シナイ人権財団は、匿名の情報源を引用して、
この工事はパレスチナ人が大量に脱出した場合に備えて安全な緩衝地帯をつくるためのものだと主張した。
ロイター通信は、映像の一部の撮影場所がラファであると確認が取れた。
建物、木々、フェンスの位置が衛星写真と一致したためだ。
ロイター通信は、映像全体の撮影場所や撮影日については確認を取ることができなかった。
ネタニヤフ政権は、ラファからの避難計画を策定するよう軍に命じた。
しかし依然として計画は発表されていない。
ネタニヤフ首相は、ABCニュースのインタビューで、
軍が確保したラファの北にある地域に避難することが可能だと語った。
イスラエルのアビ・ディヒター農業・地方開発相は14日、避難は「軍事上の問題」であって、イスラエル軍が避難方法について把握していると述べた。
イスラエル軍ラジオ放送へのコメントで、ディヒター農業相は
「ラファの西側には十分な土地がある」と語り、アル・マワシの名前を挙げた。
アル・マワシは、攻撃の初期にイスラエル軍が市民に避難を促した海岸沿いの地域だ』
動画にあった概要文の抜粋です。
『ウォール・ストリート・ジャーナルは15日、
現地関係者の情報として、
エジプトがガザ地区との境界近くに広さ8平方キロメートルの避難施設を建設していると伝えました。
敷地を高さ6メートル以上の壁で囲っているということです。
衛星写真の分析では、14日までの10日間で周辺の土地が整地されていると指摘しています。
また、現地の当局関係者の情報として、敷地内に組み立て前のテントが運び込まれていて、
10万人以上を収容することができるとしています』
シェアさせてもらった記事からの抜粋です。
『17 Feb 2024
エジプトは、ガザ地区から避難してきたパレスチナ市民を受け入れるための、壁で囲まれた難民キャンプをシナイ半島に建設中だという。
ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)によれば、
8平方マイル(21平方キロメートル)の「壁で囲んだエリア」が境界のエジプト側に建設されているという。
このエリアは、エジプトでの停戦交渉が失敗した場合の「不測の事態に備えた計画」の一環であって、10万人以上を収容できるという。
エジプトのNGO「シナイ人権財団」は今週(2月11日週)、「集団脱出が起きた場合に備えた」パレスチナ難民を受け入れる施設の建設を示すと主張するリポートを発表した。
AFP通信は、15日に撮影されたシナイ北部のエリアの衛星写真を確認した。
エジプトとガザの境界に沿って壁を建てる重機が写真で確認できる。
このエリアはセキュリティが厳重であり、記者は立ち入ることができない。
2月10日に撮影された衛星写真と15日に撮影されたものを比較すると、土地の整地が行われていることがわかる。
北シナイ県のモハメド・ショーシャ知事は、エジプトが難民を受け入れるために「シナイに隔離区域」を用意していることを否定した。
この工事は、近年の動乱で破壊された住宅の被害額を評価して、所有者に「適切な補償」を行うためのものだと15日にショーシャ知事は説明した。
シナイ人権財団によれば、建設会社が「高さ7メートルの壁に囲まれた」エリアの建設を任されていると請負業者2社が証言したという。
このエリアは、エジプトの家屋の「がれき」の上に建てられているという。
こうした家屋は、過去10年間エジプトとシナイ北部のイスラム武装勢力との戦いで「破壊されて」きた。
ガザ境界は、イスラエルとハマスの戦争が始まって以降、エジプトが境界壁を新たに建てたり緩衝地帯を設けたりして補強を行ってきた。
匿名を条件に一人の情報筋が語ったところによると「このエリアにはテントが用意され」、人道支援物資が搬入される予定だという。
ガザ境界のラファ検問所を管理するエジプトは、ガザからシナイ砂漠へのパレスチナ人の「強制移住」に対して繰り返し警鐘を鳴らしてきた。
ヨアヴ・ガラント国防相は、16日テルアビブで、イスラエルは「パレスチナ市民をエジプトに避難させるつもりはない」と述べた。
さらにガラント氏は「我々はエジプトとの平和条約を尊重している。同国はこの地域の安定の礎であり、我々の重要なパートナーでもある」とも述べた』
シェアさせてもらった記事からの抜粋です。
『18 Feb 2024
エジプトはパレスチナの市民に人道的に対応するが、彼らの強制退去は依然として受け入れられないと、同国の外相が17日に述べた。
「我々は安全なエリアや施設を提供する意図はありませんが、
もし必然的にそうなった場合、必要な人道的措置を取ります」
とエジプトのサーミフ・シュクリー外務大臣はミュンヘン安全保障会議で語った。
シュクリー氏は国境周辺で見られる建設工事について、
「これはあくまでも仮の話です。
我々は国境の整備に継続して取り組んでいますが、これらの活動が何であるのかについて結論を急ぎすぎだと思います」
と述べた。
これとは別に、軍がガザへの支援物資を受け入れるための兵站ゾーンを設置していると北シナイ県知事が17日に語った。
同知事によると、設置中のゾーンには、トラック用の駐車場、倉庫、管理事務所、運転手用の宿泊施設などが含まれるという』