現代医療“教” | みなるんのブログ

現代医療“教”

https://www.jpeds.or.jp/uploads/files/abuse_6.pdf

 

『子どもを遺棄すること、健康状態を損なほどの不適切な養育、あるいは子どもの危険について重大な不注意を犯すこと、をネグレクトといいます。

適切な愛着関係、母子関係、信頼関係が築かれないため、将来さまざまな問題行動をひきおこし,人格形成に重大な影響を及ぼします。

保護者はさまざまな問題を抱えいることが多く、養育能力がなかったり、精神障害を抱えていたり、きょうだいがいるときは、全員に影響が及びやすいことが知られています。

 

必要な医療や乳児健診 、予防接種を受けさせない。〔保健ネグレクト・医療 ネグレクト〕

外来でなにかおかしい、不自然というセンスをもつことが大切です。

乳児健診の未受診者へのアプローチは地域の母子保健の大きなテーマです。

アレルギー疾患 、心不全やてんかんの薬を適切に飲まさない、勝手に中断する。

医療機関に受診するのがいつも遅い、不必要に頻回に受診する、夜間診療しか受していない

このような中に「虐待」が潜んでいることがあります。

基礎疾患や障害のある子どもの経過が自然歴なのかネグレクトの影響を受けているのか鑑別し、判断することは医療機関での診察のみでは不可能です。

地域での社会的状況、生活状況の情報の収集が不可欠です』

 

 

 

 

 

20160721

共同通信社の報道によると、

乳児への予防接種を拒否したことなどを理由に、

九州地方の家庭裁判所が3月、児童相談所による母親の「親権喪失」申し立てを認めていたことがわかりました。

 

未成年者への予防接種には、親権者の同意が必要です。

予防接種の問診票の「同意する」に親権者が○をつけないと、医師はワクチン接種をすることができません。

今回のケースではネグレクトされていた乳児を児童相談所が保護し、里親委託のために必要な予防接種を行おうとしたところ、母親が予防接種に同意しなかったために、家庭裁判所が親権喪失を認めることになったようです。

 

「親権喪失」とは、民法に定められているもので、

虐待などの子どもの利益を害する行為について、2年以内に改善が見込めない場合、親権が無くなる状態が無期限に認められることを指します。

今回のケースでは長期にわたってネグレクトが改善されず深刻な状態だと判断されたのだと推定されます。

「予防接種で~」と報じられたためセンセーショナルな司法の判断のようにも思われたかもしれませんが、もちろん予防接種を拒否したことだけでを利用に親権が喪失してしまったわけではありません。

ただ、今回の判断によって、子どもに予防接種を受けさせることは重要であると司法が判断したことも無視してはいけないことだと思います』

 


 

 

 

20160628

乳児への予防接種を拒否したことなどを理由に、九州地方の家庭裁判所が3月、児童相談所による母親の「親権喪失」申し立てを認めていたと共同通信が6月上旬に報じた。

「親権停止」ではなく、予防接種拒否を理由にした「親権喪失」は極めて異例だという。

 

報道によると、乳児は昨夏、自宅玄関前に放置されていたことから、ネグレクトとして一時保護された。

児童相談所は、乳児を親から離して里親委託しようとしたが、法定の予防接種を受けていないために、委託先を決められなかった。

子どもに予防接種を受けさせるには原則保護者の同意が必要だが、児童相談所が再三、同意を求めても、母親は応じなかったという。

 

親権喪失は、

虐待など、子どもの利益を害する行為について、2年以内に改善が見込めない場合、

無期限に認められる措置で、民法で規定されている。

 

家裁は、母親の予防接種拒否の意向は、思想・信条よりも、

児童相談所への反発からと判断したが、

「親権喪失」という異例の決定をどのように評価するべきか。

榎本清弁護士に聞いた。

「通常、予防接種の拒否というケースは、親権停止が想定されています。

 

しかし、今回の決定は親権喪失です。

影響の大きい手段を取ったという点で、問題をはらむ決定です。

 

予防接種のような医療ネグレクトの場合は、親が同意して通常特定の医療行為がなされればよいわけです。

つまり、2年以内に原因が消滅するため、親権停止という影響の小さい手段で対応可能です。

もちろん、今回も、予防接種を受けさせれば問題は解決しますよね。

このため、親権停止という取扱でも十分だったという考え方もできます」

 

しかし、それでも家裁は親権喪失に踏み切った。

 

「そうですね。今回のケースには、2つの特殊性があります。

・前提として、予防接種拒否以前に、ネグレクトがあったこと

・予防接種の拒否が医学・思想上の問題ではなく、

児相職員への感情的な反発心を背景にするものであった――という点です。

医療ネグレクトについては、思想・信仰上の問題等のデリケートな問題を含むことが多く、その判断にも一定の配慮が要請されます。

信仰による輸血拒否は、有名な事例です。

予防接種にも同様の問題を生じうるところです。

しかし、今回は、

予防接種の拒否に関する思想・信仰にどのように配慮するかという問題にはなりません。

そして、養育態度が著しく不適当という判断に至ったものと思われます」

今回は、特殊な事例と考えるべきなのか。

「はい。親権の制限というものは、家族への影響が非常に大きいものです。

このため、できるだけ抑制的に行うべき決定です。

ですから、このケースを

予防接種の拒否を理由に、親権喪失を認めたという形で一般化すべきではないでしょう」』

 
 
 

 

 

シェアさせてもらったツイートからの抜粋です。

『日本小児科学会が発行している「ネグレクト」の記事中には

「予防接種を受けさせない」ことが「医療ネグレクト」に相当するような書き方がされています

 

https://www.jpeds.or.jp/uploads/files/abuse_6.pdf

 

このようなことからも、

小児科を含めて現代医療では「予防接種は子供にとって必要」だというコンセンサスがあるものと考えられます。

しかし、その現代医療のコンセンサスを各家庭に押し付けようとする態度はいかがなものでしょうか?

 

しかも「虐待」や「医療ネグレクト」といった、かなり強い言葉を用いて、

子供にワクチンを「打たせない」ことを批判・否定してくる高圧的な態度には、私は違和感しか感じません。

 

その態度が行き過ぎると、

国家資格である医師という圧倒的に強い立場を笠に着た「医療ファシズム」に繋がるのではないかということを危惧してしまいます。

実際に、当院では私が院長となって以降、

この4年間だけでも、

自分の子供を児童相談所(児相)に連れ去られたということで相談に来られた方が6人おられましたが、

そのうちの3人は定期のワクチン予防接種をさせていなかったことがその大きな理由でした(それ以外はアトピーで標準治療を受けさせなかったことが理由)。

その中には、かなり極端で何の根拠もない陰謀論的解釈の下で現代医療の全てを否定し、ワクチン予防接種を拒否していた親がおられたのも事実です。

 

しかし、(児相に我が子を連れ去られた人も含めて)これまで当院で見てきたワクチンを子供に打たせないという選択をした親は

真剣に我が子に注射されるものが一体どのようなものなのかを丹念に調べ

ワクチンに関するいろんな書物を読んで学び

考えに考えた上で打たせる必要がないから打たせないという判断に至った人ばかりでした。

そのような方の中には

一般の小児科医よりもワクチンに関して詳しいのではないかと思える人もいらっしゃいました。

そのような、親として我が子のためを想って

人一倍懸命な努力をして勇気を出して捻り出した一つの答えを

無惨にも「虐待」や「ネグレクト」の一言で切り捨て

挙句の果てには無慈悲にも「虐待親というレッテルを貼って子供を奪い去る

このようなことが現実に今の日本で起こっているのだということを、

是非多くの人に知っておいてほしいと思います。

 

言うなれば、医薬業界全体が「現代医療“教”」とでも言うべき宗教で支配されており、

その中で現代医療“教”に従わない者は排除され罰せられる仕組みになっているということなのです。

 

もし自分の子供に「ワクチン予防接種を打たせない」という選択をしたいのであれば、やはりそのようなことに理解・寛容性のある医師がいる病院やクリニックに相談すべきだと思います。

 

「現代医療が全て」では決してありません』