発酵食品と脂溶性ビタミン
② Dr Tom Cowan
— purplepearl (@purplep76858690) July 15, 2022
The key to a healthy bowel is rich micro flora. The secret is fermentation. We may have wasted 40 years with the "fiber theory."
トム・カウワン医師
腸内を健康に保つ鍵は豊かな腸内フローラ。その秘訣は発酵。「食物繊維説」により私たちは40年間無駄にしたかも知れない。 https://t.co/r9dOTSWeDo pic.twitter.com/SdLGf1NE39
シェアさせてもらった動画から、文字お越ししたかった部分の抜粋です。
『マサイ族が単に血やミルクを摂っていたのではなく、実際には、発酵させた血やミルクを食していたからではないでしょうか。
西アフリカの人たちも同様に、ヤムヤキャッサバの根をそのまま食べるのではなく、違いは良く知りませんが、やはりそれらを発酵させて食べていたのです。
アフリカでは皆、私は以前、アフリカに住んだことがありますが、キビやモロコシなど栽培した穀物はすべて、そのまま食べず、
近頃は違うかも知れませんが
伝統的には発酵させて食べてました。
実際に、アフリカ人の典型的な、食べ物の保存法としては、乾燥させる以外に、恐らく発酵させることしかなかったのだと思います。
そして、伝統的なアフリカの人たちは、発酵技術の達人だったと言えるでしょう。
そのため恐らく彼らの腸は、腸内フローラで満たされていたのでしょう。
それは健康を保つため、あるいは完璧とも言える腸の健康のための鍵です。』
Dr Tom Cowan
— purplepearl (@purplep76858690) July 25, 2022
The most important point in eating animal products is not their protein but their fat; 100 years ago, people preferred to eat animal fats.
トム・カウワン医師
動物性食品を食べる上で最も重要なのは、そのタンパク質ではなく脂質。100年前、人は動物性脂肪を好んで食べていた pic.twitter.com/aCxI3cIbco
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『動物性食品を食べるにあたり、考慮すべきことですが、最も栄養分が高い部分は、ほとんどと言っても良いでしょうね、動物性食品を食べる上での唯一重要な点は、動物性脂肪を摂ることです。
その理由は、脂溶性ビタミンの主な供給源だからです。
つまり、筋肉よりも内臓肉が良いわけです。
内臓肉は、脂肪が多く、栄養価も高く、タンパク質が少ないのに対し、筋肉のほとんどがタンパク質で、脂肪は少しあるくらいです。
ですから、摂るものを逆転させるべきですね。
筋肉の部分を食べる場合は常に、何かしらの脂質、例えばラードや、骨髄、バターやギー(バターをさらに精製したもの。普通の食糧油と同じように、常温で長期の保存ができる)などを、使って調理するか、一緒に食べることが必要です。
腎臓疾患のある人は特にそうですが、脂質を増やし、動物性タンパク質の摂取を減らすよう、日々心掛けて下さい。
動物性たんぱく質を摂ってはいけないのではなく、動物性食品で、本当に必要なのはその脂質部分であり、タンパク質ではないのです。
そして、その利点としては、美味しく、非常に栄養価が高く、調理法としても優れていると言えます。
なぜなら、そこにこそ風味があるからです。旨味は、脂身にありますね。
動物性の筋肉の部分を、パサパサして味気のない筋肉の部分を食べたいと思わないでしょう。
100年前にさかのぼると、その頃の人は伝統的に、動物性たんぱく質はほとんど食べず、動物性脂肪を食べていたことが分かっています。』
シェアさせてもらった記事からの抜粋です。
『人間が食べた食物は消化・分解され、小腸で吸収されます。
糖質、タンパク質、ビタミン、ミネラルなどは小腸の粘膜から吸収された後、
門脈を通って肝臓に行きます。
しかし脂質だけは、その大部分が直接リンパ管に入り、そのまま全身へと運ばれていきます。
西洋医薬のほとんどが脂溶性なのは、この脂質の吸収のメカニズムを利用するからです。
水溶性だと門脈から肝臓へと運ばれ、そこで代謝を受けてしまいます。
基本的に薬物は毒物ですから、肝臓で無毒化されてしまうと薬効が発揮されなくなってしまいます。
脂溶性の薬物はまた、脳の血液脳関門も通りやすく、脳に作用する薬物はもっぱら脂溶性となります。
脂溶性薬物は最終的には肝臓で代謝されますが、
一部は体内の脂肪組織に入り込み、ずっと残り続けます。
向精神薬の解毒が難しいのは、脂肪細胞内に取り込まれたり、脳の髄鞘(神経細胞を保護する脂質の層)に取り込まれたりするからです。
脂質代謝を活発化させ、古い脂質を新しいものと置き換えることで、解毒を行うことが可能です。
この際に重要なのが、脂肪細胞からの脂肪酸の放出を抑えるインスリンを分泌させないようにすることと、良質の脂質をしっかりと摂ることです。
またこれは、人間のみならず動物でも当てはまります。
家畜動物に与えられた薬物は、その脂肪部分に高度に蓄積していきます。
ですから家畜動物を食べる時には、飼育環境に気をつけなければいけません。
これは乳製品も同様です。
脂質は人間の健康を維持する上で非常に重要な栄養素です。
普段の食事の40~50%が脂質となるよう、積極的にとりたいものです。
しかしながら、脂溶性薬物の蓄積も考えるべきで、
脂質摂取においてはその質がとても重要なのです。』
Dr Andy Kaufman interviews Dr Dirk Jacobsen, dentist.Weston Price's research and dental problems.
— purplepearl (@purplep76858690) July 30, 2022
アンディー・カウフマン医師がダーク・ヤコブセン歯科医をインタビュー。100年前の歯科医、ウエストン・プライスは、顎の未発達は、脂溶性ビタミン不足の可能性を指摘。ここでも発酵食品の話が。 pic.twitter.com/O5nt1YJjES
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『「(顎の未発達の問題に関して)ウェストン・プライスの話に戻りますが、
私は、今の食生活で不足している栄養素が関係していると思っています。
プライスが指摘しているのは、脂溶性ビタミンの欠乏です。
そして彼は、昔ながらの文化の中で、自然の食べ物を食べる人たちの、食生活から、それを発見したのです。
そして、彼はもうひとつ、「アクチベーターX」と呼ばれる物質があることを見出しました。
しかし彼は、それが何であるかは分かりませんでした。
それを彼は、例えば牛で言うと、牛が新鮮な草を食べることから見出したのです。
実はごく最近のことですが、その「アクチベーターX」がビタミンKであることが判明したのです。
このような研究結果をまとめることで、ひとつの食事療法を確立することができると思いますが、おそらくあなたは、そのエキスパートでしょう。」
「実は私が研究医の頃、ビタミンと栄養についての話は、ほとんどありませんでした。
しかし、ビタミンKについては確かに覚えています。
言われたのは、ビタミンKは血液擬固に重要であると言うことです。
しかし、これはビタミンK1のことで、ビタミンK2の存在など全く触れもしませんでした。
私も後になって、ウェストン・プライスの研究から知ったのです。
ビタミンK2は非常に面白いですね。
おっしゃるとおり、主な供給源のひとつは、私たちが食べる牛などの反芻動物ですが、
ある種の哺乳類が行う食物の摂取方法。
まず食物(通常は植物)を口で咀嚼し、反芻胃に送って部分的に消化した後、
再び口に戻して咀嚼する、という過程を繰り返すことで食物を消化する。
それも、自然な物を食べている場合です。
それが草ですね。
牛には、草に含まれるビタミンK1を、ビタミンK2に変換することができます。
一方人間は、ビタミンK1からビタミンK2を、合成することができないと理解しています。
ですから、食事から摂る必要があるでしょうね。
その方法としては、グラスフェッドの動物食品を食べることです。
昔は草を食べてましたが、今はほとんど工場式農場経営ですけどね…
そして、もうひとつ、ビタミンK2が摂れる良い食材は、発酵食品ですね。」』
シェアさせてもらった記事からの抜粋です。
『グラスフェッドとは?
自然の環境で放牧され、牧草のみで飼育された牛のことで「グラス・フェッド・ビーフ」(牧草飼育牛)と呼ばれています。
牛はもともと草だけを食べて生きる反すう動物で、
4つの胃袋を持ち、何度もかみ返しながら牧草を消化します。
日本で輸入可能なグラス・フェッド・ビーフの主産地であるニュージーランド、オーストラリアは、
豊富な降雨量に恵まれ、長い日照時間等、牧草が育つには絶好の環境です。
グラスフェッドは、ストレスのない環境での自然な飼育方法が牛本来の効果を引き出しています。
一方、普段、われわれが食べている牛肉は「グレイン・フェッド・ビーフ」(穀物飼育牛)と呼ばれ、
穀物で飼育されています。
日本では、霜降り牛肉を生産するために、牛舎内のさくに入れ、高カロリーの穀物飼料を与えて運動を制限し、人工的に太らせる飼育が主流です。
人類が古来から食してきた牛肉はグラス・フェッド・ビーフであり、グレイン・フェッド・ビーフと比較しても高い栄養価を保有しています。
ストレスなく自然に育ったグラスフェッドが牛肉の持つ本来の効果を発揮するのもわからなくありません。』
トム・カウワン医師が勧める記憶力アップ法は、ケトジェニック・ダイエットに見られるような「高脂肪・低炭水化物」の食事と「噓をつかない」こと
— purplepearl (@purplep76858690) December 19, 2022
ポイントは、良質の脂肪、特にココナッツとギー(Ghee)を多く摂る
また、良質のターメリック(粉)一日大さじ1をギーに溶かす(調理する)のが効果的 https://t.co/pih84V2oqA pic.twitter.com/6J8PvOyKPu
🇨🇦 ウェストン・A・プライス 歯科医師
— purplepearl (@purplep76858690) March 25, 2023
(1870年9月6日~1948年1月23日)
著書
『食生活と身体の退化 - 先住民の伝統食と近代食その身体への驚くべき影響』は世界的に非常に高い評価を受けている
因みにトム・カウワン医師は、ウェストン・A・プライス財団の創設理事で、現在も同財団の副会長を務める pic.twitter.com/qVwhNgJn8b
『ウェストン・プライスは(100年前の)カナダの歯科医師で、栄養と歯の健康の関係についての研究で有名な人物です。
(画面右に出ているのは)プライス医師の画家的な著書で、
(邦題は)「食生活と身体の退化」と言う素晴らしい本です。
この本では、プライス医師が世界中を旅して先住民の写真を撮った様子を記録しています。
これは凄いことですよ。
この研究から驚くべきことは、先住民を見ると
フィジーや(左側写真4枚)カナダ北部に住む人々(右側4枚)は、
そのほとんどが歯医者に行ったことがなく、
歯ブラシも見たことがないことです。
そこで疑問に思うのは、なぜ彼らは私たちよりも歯の健康状態が良いのか?です。
近くに歯科医院があり、歯ブラシもいくらでも手に入る私たちよりも歯が健康なのは非常に興味深いことです。
次は、
ニューカレドニア(左)の人たちの美しい歯を見て下さい。
フロリダ州南部(右)のセミノール・インディアンの歯も見事です。
アーチが本当に美しく、あごの形もシッカリしています。
一方でプライス医師は、同じ国の同じ民族集団でありながら、歯の健康状態が悪い人も発見しました。
違いは、食生活だったのです。
同じアフリカの人、同じポリネシアの人、同じフィジーの人なのに、西洋の食事を摂るとこうなります。
左は伝統食/右は西洋食
‐画像は全てタヒチの人‐
左の伝統食の人は、歯が美しい。右の西洋食の人は、歯が欠けています。
アフリカの人も同様に、
左の伝統食の人の歯は素晴らしい。右の西洋食の人は、歯が酷い状態ですね。
こちらは兄弟です。
プライス医師は、ハリス島という島にも行きました。
スコットランドの北西海岸の沖合にある孤立した村で、この兄弟を見付けたようです。
画面右の方は、健康そうな歯です。左の方は、既に歯が欠けています。
この兄弟の違いは何でしょう?
右が伝統食で、左は西洋食を食べていたことです。
そしてプライス医師は、興味深いことを発見しています。
現代の食事と、先住民の食事を比較したところ、
先住民の食事はミネラルが3倍以上、また脂溶性ビタミンが約10倍以上だったのです。
ここからも、食生活の重要性が伺えます』
Dr Andy Kaufman
— purplepearl (@purplep76858690) July 27, 2023
"Why You Shouldn’t Take Multi Vitamins"
アンディ・カウフマン医師
「マルチビタミンを摂らない方がいい理由」 pic.twitter.com/6KvNNR2vJh
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『― インタビュアー
液体マルチビタミンとか、そういうものはどうなんでしょう?
― アンディ・カウフマン医師
絶対に、摂らない方がよいです。
私は常に注意を促すことにしているんです。
特に、マルチビタミンに関しては。
なぜかと言うと、
皆さんもご存知かと思いますが、
ビタミンには2つのカテゴリーがあります
水溶性ビタミンと脂溶性ビタミンですね。
水と油は互いに混じり合わないので、合せるために、たくさんの化学物質を加えなければなりません。
それらの化学物質は、摂取したくないものなんです。
そして、もうひとつは、たくさんのビタミンをひとつの錠剤やカプセルに入れなければならないことです。
そのためには、手抜きをしたり含有量で妥協したりしなければならなくなるのです。
物は、それなりにしか組み合わせられないからですね』