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昨日は大阪関西テレビさんで行われました外務省と特定非営利活動法人 関西国際交流団体協議会との共催による「ワン・ワールド・フェスティバル」に参加させていただき、国際協力のはじめ方というテーマで、登壇させていただきました。

ワン・ワールド・フェスティバルは、世界にある日本では想像することのできない、貧困の中で暮らす人々に目を向けるきっかけを与えてくれるイベントです。

国際協力とはどんなことか。そして私達にできることは、、、

国際協力のはじめ方、ということで、外務省企画官荒木要さん、神戸大学高橋基樹教授、JICA広報室長西野恭子さん、NPO法人ICAN事務局長井川定一さんらがスライドを使いとてもわかり易くお話してくださり、私は会場にお越しくださいましたみなさまと一緒に学ばせていただきました。

また、私の方からは、ユニセフのお話(私のユニセフ活動や出会いと、途上国でのユニセフスタッフの活動の内容など)、ルーム・トゥ・リードのお話(女の子の教育に力を入れ、読み書きができるようになることで、お母さんになったときに家庭の中でお母さんが子どもたちに教えてあげることができたり、お母さんが字が読めないことで起こる問題が防げるようにという考え)TOMS(アメリカのシューズブランドで一足の靴を買うと靴のない途上国の子どもたちに一足の靴を送るというシステムをして、企業として社会貢献活動に協力している)のお話をさせていただきました。

貧困が生むもの、それは豊かな食料や物が足りない、ただそれだけではありませんでした。貧困から紛争が起きます。

「紛争の裏には貧困がある」
神戸大学高橋教授のお話を聞いて、私はとてもつらい気持ちになりました。
「彼らは紛争をなくしたいとも願っているんですよ」
とも先生は仰っていました。

たくさんの人たちが犠牲になってしまう紛争など日本では考える事はできません。

「紛争の起きているある地域の子どもたちは銃を持った人と打たれている人の絵を書いています」
というお話をICANの井川さんがスライドで絵を見せてくれました。
ICANは、平和の学校というのをいくつもつくり、そこでは平和についての授業を入れ、先生方から子どもたちに平和を教えているんだそうです。

路上で暮らす子どもたちのこと、ある地域では線路上にまで人々が溢れ、そこに電車が通り小さなお子さんが命を落としたこと、ケニアのキベラという地区では貧困がとてもひどく、そしてゴミの量が町を埋め尽くし、雨が降るとゴミが川のように流れているという写真も見せていただきました。たくさんのお話がありました。

貧困をなくすために必要なこと、
人材育成
制度作り
インフラ作り
途上国の女性のサポート
というお話がでました。
環境への配慮、仕事を持てることが大切、雇用が必要なんだそうです。そのためにも企業だけでなく世界中からの支援も必要なのと、NGOの資金力が日本と海外では違うお話もありました。

また、住友化学が開発したマラリアを通さない蚊帳がアフリカでは多く使用されていて、たくさんの命を守っていることや、味の素さんの開発した栄養価の高い離乳食のお話、途上国から日本に技術を学びに来ていることなど、日本の企業の国際協力活動についてJICA西野さんからお話がありました。

さて、私達は世界になにができるのでしょうか。
そう考えてみることが、国際協力のはじまりだと私は思います。
自分の子どもたちに話し聞かせてみる、家族で話し合ってみる、友人と話してみる、そこからはじめてみませんか。

■下記、開催報告もチェックしてみて下さい
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/annai/oneworld_201502_report.html