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読了♪

世の中にはたくさんの本が毎日出版されていて、そしてその中には経済や政治に関する明日の私たち日本にとってとても大切なことを伝えたり、もっと経済や政治の理解をみんなが深められるために書かれている良書がある中で、真逆、はちゃめちゃな理論展開した「とんでも論」(反アベノミクス)が書かれた本もまたたくさんあり、本書はそんな支離滅裂トンデモ論を一つ一つ解説していきながら、経済の理解を楽しく面白く深めていく一冊です。

経済本、何から読もうかなーとつい分からないでいますと、へんてこりんな本(私も過去に間違えて読んでた事あります。何万部売れてる本だから正しいこと書かれてるんだと思い込んでましたが、本になっているからといって信じてはいけないです。マジ、ピンからキリまでありますw)を読んで間違えた知識を入れてしまうことになります。先ずは本書でアベノミクスって凄いんだな、そして色々と噂で聞いたような日本破産論のウソというのをしっかりと読んで納得していただきたいなと思います。

まず、本書は国家破産を願う人々という第一章からはじまり、国家破産本のウソ(以下)
・事実誤認と恣意的な解釈
・定義の曖昧さ
・内容の矛盾
・因果関係の転倒
・場当たり的な解釈
について書かれています。

そして第二章の反インフレターゲットのウソと続き、その後の中盤からもますます面白いアプローチです!!

国家破産を信じる人々に、国家破産に備えて、どのような行動をとるのが良いのか?それらはもう笑ってしまうくらいに面白くてそしてそのような行動がどれだけ無意味なことであるかが納得できます。

第三章 もし国家破産を保険にかけたら
第四章 もし国家破産時にレバレッジをかけたら
第五章 もし国家破産に備えて国債を売ったら
第六章 もし国家破産に備えて円を売ったら
第七章 もし国家破産に備えて「資産逃避」したら
第八章 もし国家破産に備えて「お金」を捨てたら
第九章 反対論者も巻き込むアベノミクスの実力

目次から面白そうじゃないですか。難しい経済本を読むより簡単に一気に学べる本書、女性にも是非是非おすすめです♪