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読了!!

今週末、私の大好きな学者の倉山先生の「帝国憲法講義集中講座」を受けるのですが、その予習としまして、読みましたのがこちらの本です!!
『誰が殺した?日本国憲法!』
面白かったのです~!

憲法講義を朝から晩まで聞くにあたって、みなさまについていけるか不安だったんですが、本書読みましたら、ばっちり!とっても勉強になりました♪
憲法の条文なんて知らないし、、、という私みたいな方がいらしゃっても本書は大丈夫です。まず、憲法はいつどんな流れでできたのかなどがわかります。そして憲法というのは書いてあるままに守り、書いてないことは守らなくていいという意味でなく、書いてないことにこそ、日本人のモラルの範囲で理解できることが、実はできていないことも何度か(政治に携わる方の中にいらっしゃったり。。)ありました。その話も面白かったです。

また、35ページの二つで終了!日本国憲法の急所!
第一法則 建て前は、人権尊重!
第二法則 実態は、最高裁は憲法判断しない!
ここ重要です。読んでて驚きでしたが、それが事実なんですって。

憲法と天皇制、そして政治も最高裁も全てつながっています。私たちにとってあまり身近でないような憲法が本書によってそれらと繋げ合わせながら同時に学ぶ流れです。人権、戦争のこともです。

よく憲法を変える、変えないなんて話題を聞いたりもしますが、全てを変えるとかでなく、時代にあったもの、または本当に私たち日本国民が守られるような、そして必要な部分というのを憲法の中に組み込まなければいけないということなんです。それは国際社会において平和に安全に安心した生活を私たち国民が営めるために当たり前のことでもあるのです。

111ページには、
『憲法とはその国の歴史・文化・伝統そのものです』
とありました。

今の憲法が作られたのは戦後、マッカーサーが入ってきた時ですが、その辺りのお話も本書の中、凄く面白かったですよ。日本文化を無視して作られたマッカーサー草案。アメリカ人の価値観で考えられた&当時の世界の色々な国々の憲法を適当に持ってきてパッチワークのように(笑)インスタントに作ってしまっているそうです。例えば、日本に奴隷制など一度もなかったのに、奴隷制は禁止みたいなものも憲法にはあるそうなのですが、明らかにそんなのいらない内容ですよね。。そこもリンカーン時代のアメリカの歴史からの発想なんですって。

そんな日本国憲法は支離滅裂だったり、国際法に違反したりしているものもあるのですが、そのまま日本で根付いてしまった本当の理由が実は、日本の中でこの憲法を根付かせる勢力が存在したからなんです。そして憲法を作っている間に世界はまたまた変動していたのです。ですので、前回読んだ日米近現代史とつながるんですよねー!もー!アメリカって。。。ほんとバカなのかー!みたいな!!笑!このあたりからの流れがめちゃくちゃまた面白いんで読んでからのお楽しみで!

私は、日本人ほど世界のどの文化のひとたちよりも、思いやりだったり、気遣いだったり、という素晴らしく誇れる性格を持った国民性はないと思います。日本人は神道の考え方がDNAの中にあるので、「水に流そうよ」と言えたり、親の敵討ちーなんて言っていざ相手のところに行ったら遅すぎて相手がもう亡くなった後だったりしたら、もう終わりで「死んだらみんな仏さん」(仏教かな?)って時代劇でも言ってますが、宗教によっては、墓から掘り起こしてむち打ちにしてでも気が済まない考え方もあるようなので(井沢元彦さんの「神道・仏教・儒教集中講座」って本で読みました)英語でお疲れさまですとか言いたくても、そんな言葉がないようにやっぱりそんな日本文化に合わせた憲法を考えることが大切なのかなと私もはじめて憲法のことを本書で意識するきっかけになりました。
これからの世界との関わり方なども配慮した、私たち国民にとって一番いい憲法が大切なんだなと思います。

ということで、週末は憲法講義、頑張って勉強してきまーす!♪本書もすごーーーくお勧めなので是非読んでみてくださいね♪

倉山先生のブログ
http://www.kurayama.jp/modules/wordpress/index.php?cat=1