みなさん、ロタリックスというワクチンはご存知ですか。そしてロタウイルスというものは聞いたことがありますか。ロタウイルスというのはロタウイルス胃腸炎と呼ばれ乳幼児のかかる胃腸炎の中では最大と言われるものです。そして、世界中の子供たちが９９％、５歳までに１度は経験するというものです。しかしながら大事に至らなかったからか私はこのロタウイルスの名前もそして私の子供たちが経験したことすら幸いに気が付かない程度で今日までやってきました。
実はロタウイルスというのは感染してしまいますと、７日間ほど症状が続き、その間、下痢と嘔吐を繰り返します。下痢や嘔吐を止める薬がなく脱水症状を起こしやすくしてしまい、最悪のケースでは死に至ることもあります。感染力の強いロタウイルスは手洗いや消毒では防ぎきれないことから、新生児の早い段階でのワクチンの接種が今世界中で推進されているのです。現在１２０ヵ国以上の国でロタウイルスに対するワクチンの使用が認可されています。日本には昨年の１１月より任意接種として生後６週間から２４週の間に受けることができます。
ロタウイル胃腸炎はインフルエンザに次ぐ重症化する乳幼児にはとても危険なウイルスです。
現在妊娠中の女性を始め、乳幼児のお母さま、そして一人でも多くの女性にこの大切なワクチンの認知が上がると良いなと思っています。
お写真はベルギー大使館で行われましたグラクソ スミスクライン社のロタリックスアワード２０１２の中で、シークレットゲストとして呼んで頂いたときのものです。私は子を持つ母としての目線でロタウイルスワクチン、ロタリックスのお話を一緒にさせて頂きました。