プリムラの花咲く頃 冬を連れて逝った人 |    シンガーソングライター花れん                   

プリムラの花咲く頃 冬を連れて逝った人

先日の扇谷研人ライブ、代々木上原ムジカーザの美しい響きを浴びている時間が本当に幸せでした。

ベース鳥越さんとのDuoが心地よく、そしてとても楽しそうだったのが嬉しかったです。

 

 

素敵なお花や美味しいものをプレゼントして頂いて、1週間ほど経つ今もまだその喜びを享受しております。

 

 

お花を頂くと、一気にお部屋が華やかになって

気持ちも晴れやかになります。

カラフルなカーネーションと大好きなラナンキュラスの花束、色合いがすごく素敵。

 

なかなか手に入らないお菓子なども頂き

作業の合間の至福の時を味わっております。

研人さんに頂いたものだけどバクバク食べてます。

 

 

黄色のプリムラ!

 

 

これが本当にいい香りなのです。

レッスンに来た人たちみんなに嗅いでもらってます笑。

 

私の1st single「古の風」にのみ収録している「想い出の押し花」という曲にはプリムラの花が出てきます。

プリムラの花が咲く今の時期に、冬を連れて行くように逝った大切な方を思いながら書いた曲です。

ライブでも数えるほどしか歌ったことないので、知ってる方、ほとんどいないと思いますが^^

 

もう亡くなってしまいそうなその人の手を病院で握っている時に、

「お花が好きなのは知ってるけれど、何の花を好きだったんだろう・・」

と、彼女が好きだったお花をすぐに思いつかないことにも涙が出てきて。

でも、彼女との大切な思い出を押し花のように心に残していきたいと想って、泣きながら作った歌でした。

 

病院から家に帰る途中の電車の中で歌詞もメロディも作って、帰ってすぐに研人さんにピアノを弾いてもらいながら、泣くのを堪えながら録音して、病院に音源を持っていき、彼女の耳元で聞かせました。

とても安らかな最期で、死化粧の口紅を塗ってあげながら、そっと口ずさんだ歌でした。

 

CDにはその時の音源がそのまま収録されています。

だからとてもラフな音源なのですが、あの時の想いで演奏できたのは、あの1回きり。だから、私にとって特別な音源なんです。

 

プリムラを見ると、あの時のことを思い出すのですが、とても優しい気持ちになれます。

いい思い出ばかりが思い浮かぶからかな^^

 

お花はどれも健気で綺麗な生命力をくれます。

大好き。

 

女優の山口いづみさんがライブ会場に贈って下さったお花は全て白!

 

 

白がお好きないづみさんらしいお花です^^

 

 

このまま玄関に飾っていたのですが

今日は水切りして小分けにしました。

 

 

可愛い〜♡

 

お花を水切りしたり、どの花瓶に入れて飾ろうか考える時間が、束の間の癒しになりました。

はぁ〜、なんて美しいのかしら。