審査会に向けて稽古に来る際は必ず目的を持って来て下さい。
中には道場審査の出席日数をクリアしていながら審査許可を師範並び指導員の先生から貰えない人もいると思いますがこれはハッキリ言いますが目的なく道場にきて目的なく時間を過ごすだけの稽古になってるからです。
師範も指導員の先生も同じ人間です。
努力する人間の姿をみれば感動し心動かされます。
師範も指導員の先生も白帯から空手を始めてます。
誰も始めから器用に空手が出来た訳ではありません。
みんな不器用から空手を始めてます。
皆さんと同じ道筋を歩んで来ました。
だから誰が目的を持って稽古して誰が目的を持って稽古してないかは解ります。
餅は餅屋と言う事があるように経験し結果を出して来た人間にしか解らない事なんです。
保護者様の中には『何故うちの子は受けれないの?』とか『何故あの子は飛び級なの?』など愚問を指導員に投げ掛ける嘆かわしい発言をする方々が希におられますが…。
その前に道場稽古では差はさほど生まれないと言う事を知らなくてはなりません。
差を生むのは『日常においての自主稽古』なんですよ。
中には『家でこんだけやってるから評価して下さい』なんて言う人も居ます。
努力や頑張る事は人に言うもんじゃありません。
努力や顔晴りは人から評価されるもんです。
親がなんでも言えるから言うは間違いです。
今の学校見て下さい。
親がモンスターピィアレンツになって本来学校で学ぶべき序列をぐちゃぐちゃにしてしまってる現状を。
生徒が先生を尊敬しなくなり先生が生徒に対し愛情を持てなくなり教員離職率が高くなってる事を知ってますか?
尊敬心を持てない親は子供一緒です。
愛を知らない子供は親が愛を与えていないからです。
与える事は時として愛ではなく親の自己満足と言う愛だと思います。
良き教育を我が子に受けさせたいなら親は環境のみを整えるだけで充分なんです。
だから私は阪本道場内の全ての規律を順守します。
これは子供達を守る為です。
子供の成長を守る為に『駄目なものは駄目』と言います。
これが躾です。
雛鳥のようにいつまでも口を空けて泣いて餌を懇願しては飛べる鳥も飛べません。
ハッキリ言います。
私達指導者や親の役目はお手伝いまでです。
無責任かも知れませんがこれ以上の手間は能力低下を導きます。
審査や試合などにむけて今一度目的意識を持つ事の大切さを学んで下さい。
阪本道場の文武一道はすべてこの上に成り立って居ます。
新極真会大阪東部支部若江岩田道場