私が中学1年生の頃、柔道部では「水を飲んではいけない」という決まりがありました。
他競技はわかりませんが、人伝に聞いた話や、昔のスポ根漫画を読んで察するに、同じく「水を飲んではいけない」という決まりがあったようです。
理由は「ばてやすくなるから」または根性論。
今の価値観ではバカだと思われそうですが、当時はそれが常識だったのです。

以前、柔道の山下泰裕先生の本で、日本選手団の監督を務めた際、世界のスポーツでは当たり前の練習中の「水分補給」という習慣を認知させるのに、先輩方の反発に合い、相当苦労したという話を読みました。
思うに、山下先生の尽力は日本スポーツ界全体にも影響し、民間レベルにも水分補給が広がったのかも知れません。


しかしストレッチの常識は現代でも普及しきっていないように感じています。

ストレッチには、静的ストレッチと動的ストレッチがあり、練習前の静的ストレッチはパフォーマンスが低下したり、むしろ怪我を誘発させるという科学的データが10年以上前からあるにも関わらず、それを知る人がまだまだ少ないと感じています。
ちなみに私が考案した内発動ストレッチは、静的ストレッチと動的ストレッチの概念を踏まえた上で構築したストレッチです。

 

また、トレーニング論でも専門家の間でも価値観が違うと感じる事があります。

プロスポーツの世界ですらも、私が見ると、
「いや、これ明らかに怪我するだろ。」
と思うような練習をプロがやってしまい、そして案の定、怪我をする例があります。


これらストレッチ論やトレーニング論に関しては、日本は相当に遅れていると感じます。

私がこの問題の解消に携われるとしたら、先ずは民間レベルの価値観を少しでも変える事だと思っています。

柔道の山下先生が水分補給の重要性を業界に普及させた事に比べたら、全然規模は小さいですが。

そこで、
「怪我が起きるメカニズムと対処法」
についての“ワークショップ”を開催しようと思案中です。
スポーツトレーナー、医者、整体師等、身体に携わる各分野の指導者クラスの方が、このテーマに対しての意見交換を行い、

「怪我予防の知識を民間レベルに普及させる」

を目標とし、その為の方法論を皆で考え、実践するのです。
大事な事は、“民間レベルに普及させる”ことなので、難しい専門用語を使って説明すれば良いというのでなく、
「素人にも伝わるように」
という意識が大事です。

テーマは地味ですが、大事な事だと思います。
以前から考えていた事ですが、今まで手付かずになっていました。
少しづつでも手掛けて行きたいと思っています。

賛同していただける方がいましたら、お気軽にご連絡ください。

 

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