内発動理論の五大原則

①筋収縮速度は向上しない
②遅筋は変化しない
③筋繊維は伸びない
④脳の反応速度は向上しない
⑤優れた動きとは、体幹部の筋肉が主導的に働き、四肢の筋肉は受動的に働く

 

⑤優れた動きとは、体幹部の筋肉が主導的に働き、四肢の筋肉は受動的に働く

①から④の要素を踏まえた上で導き出される、一流選手の優れた動き、すなわち内発動とは、
「肩甲骨、股関節、体幹部が主動的に動き、四肢の筋肉は受動的に動く」
です。対義として外発動とは、
「四肢の筋肉が主動的に動く」
としました。
一般的には「固い」「力んでいる」と表現される動きは、四肢の筋肉に頼った外発動と呼んでいます。
相対軸運動の要点に加え、以下の概念を取り入れています。

①丹田・・・上丹田を頭部中央、中丹田を胸部中央、下丹田を股関節中央と定義し、それぞれが質量を持ったパーツとして、効果的に使います。
②横隔膜の位置・・・横隔膜の位置の変化、すなわち呼吸による横隔膜の位置の変化により、数キロもの内臓の位置が変わります。質量を持った内臓の位置を目的によって効果的に使います。
③引き伸ばし・・・力を伝えたい方向の逆に腰を移動で、相対軸に於ける「結合」を促します。
④逆捻り・・・引き伸ばしと同様、力を伝えたい方向の逆に腰を回す事で「結合」を促し、高速で行う事で「震腰」となります。

 

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