難民で日本の医療崩壊 | 朝倉新哉の研究室

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北朝鮮は、

25日の建軍記念日に、核実験をやるか、

弾道ミサイルを発射するかもしれない、

そうなれば、アメリカは攻撃しないわけにいかないだろう、

と思っていましたが、

核実験でもミサイル発射でもなく、大規模な砲撃訓練を行いました。

それと、中国国際航空が、

休止していた北京―平壌線の運航を、5月5日から再開する、

と共同通信が報じました。

 

 

中国国際航空、平壌便再開5月5日から

 

これらのことから、当面、戦争はないとみてよさそうです。

となると、半島からの難民大量流入も、当面はなくなったということです。

 

先週土曜日の時点では、

核実験かミサイル発射→アメリカが北を攻撃→難民大量発生

という事態が、目前に迫っていたわけで、

そんなときに、

日本テレビ系の

『ウェークアップ!ぷらす』という番組で、

半島から難民が流入した場合、

日本の医療が崩壊しかねない可能性について語られていました。

『テレビにだまされないぞぉⅡ』

というブログに、その内容が出ていたので、引用させていただきます。

 

>>>

辛坊氏
「・・核実験をした時に、アメリカが何もしないとは考えられないという事でいうと、
 万一のケースとして懸念されるのが、大量に発生する難民問題です。」

女子アナ
「かつて北京にある各国の大使館に、脱北者が駆け込むという事案が相次ぎました。
 その当時、難民保護に当たった

 外務省の元医務官が目の当たりにした、北朝鮮難民の実態とは。」

今週月曜日、衆議院の委員会で。

安倍総理
「我が国に避難民が流入するような場合の対応については、
 保護に続いて、上陸手続き・収容施設の設置及び運営・一連の対応を想定しています。」


安倍総理は、
朝鮮半島有事の際に予想される難民の流入について、

対応の検討に入っている事を初めて明らかにした。

難民とは紛争・災害により本来の居住地を離れざるを得なくなった人々の事。
その数は世界で推計6530万人に上ると言われている。
近年では、内戦で揺れるシリアからの難民が急増。
その数は500万人を超え、ヨーロッパをはじめ隣国のトルコやヨルダンなどに身を寄せている。

日本で馴染みが薄い難民問題。

だが1979年、旧南ベトナム政権の崩壊以降、
ベトナム・カンボジアなどインドシナ3国からの大量の難民流出をきっかけに議論が高まり、

1981年、難民条約に加入。
インドシナ難民1万人以上を受け入れた経験がある。

さらに2010年以降、
日本海側の沿岸で脱北者が乗るボートなどが多数発見され、人道上の見地から保護した


そして今、軍事衝突によって北朝鮮の体制が崩壊した場合、
日本にどれだけの難民が押し寄せ、何が起きるのか。

その1つとして考えられるのが、医療現場の混乱だ。

これは2004年、
中国・北京にある日本人学校に、29人の脱北者が亡命を求め、駆け込んだ時の模様だ。
金網に人が通れる位の穴を開けて、敷地内に侵入したという。

保護された脱北者の中には体調不良を訴える者もあり、
当時対応に当たったのが
外務省医務官として北京の日本大使館に勤務していた、勝田吉彰氏だ。

勝田吉彰氏
「急にお腹を押さえて転げ回るわけです。
 現地で医療が受けれない。
 だから何か病気があっても放置しっぱなしっていうのがまざまざと伝わる状況ですね。」

目にしたのは、治療の形跡がない結核患者や、放置されたままの高血圧性脳症の脱北者。
限られた設備と体制の中で、現場はパニックに陥ったという。

勝田氏
「医療に対して、物凄く負荷がかかるんですよね。
 その人達を強制入院させるベッドがあるかどうかですね。
 まさに医療崩壊しますよね。」

今後、北朝鮮から多くの難民が押し寄せた場合、現在の医療体制で賄えるのか。
勝田医師と共に考える。

(VTR終了 スタジオトークはやや要約)

女子アナ
「関西福祉大学の勝田吉彰教授です。
 勝田さんは12年間に亘って、

 中国やアフリカのセネガルなどで外務省医務官を務めた経験をお持ちです。
 また中国勤務の際には、北朝鮮からの難民への対応に当たられ、
 その時の経験を踏まえて、日本として考えておかなければならない問題があると。」

勝田氏
「まず、深刻なのが難民の健康状態。
 あの国では非常に医薬品、医療施設が足りないので、もう究極まで放置された状態。
 それがどんと爆発すると。」

辛坊氏
「李さん、 北朝鮮の一般市民の受けられる医療状況はどんなの?」

李相哲氏
「ほとんどピョンヤンの一部を除いては医療施設はなく、
 一般の国民は、何かちょっと体調が悪かったら、闇市場で適当に薬を買って飲む状況だと。」

辛坊氏
「となると、相当悪化してる人達がたくさんいるという事ですね。」

勝田氏
「もう表面化する一歩手前のとこで、
 一見、元気そうに見えるが、中では非常に蝕まれているという事が起こる。」

辛坊氏
「特に心配な病気があると?」

勝田氏
「例えば、実際に経験したところでは、まず結核。
 例えば、北京にいた時も一番最初に入ってきたのがカナダの大使館だった。
 当時、カナダ側の医務官と情報交換していて、電話がかかってきて、お前の所どうだと。
 その時は良かったが、また後からあったと。
 具体的な数字として、大体WHOの2015年の統計で、
 (結核感染者が)人口10万人当たり、大体561と。
 日本が17人、これもちょっと実を言うと
 先進国として恥ずかしい数字でちょっと多いが、でも33倍。
 ある話では難民が10万人来るかもしれないと。
 するとまさにWHOの数字通り。
 単純に560人、結核患者が入ってくるかもしれない。」

辛坊氏
「それは場合によってはパニックにならないとも限らない数字。」

勝田氏
「それからもう一つが究極までいってる、これ。
 例えばある日、バタンと倒れて、 中国側の協力病院に連れて行き、
 先生と協議したらそうしたら、血糖値むちゃくちゃ。
 糖尿病、放っておかれ、それで腎不全に。
 腎不全になると今度は血圧の方が調節できなくなり、脳症でバタンと倒れると。」

辛坊氏
「実際に患者としてご覧になった時に難民として来て、
 そこまでは元気だけど、難民として避難した瞬間に倒れるっていうケース?」

勝田氏
「瞬間とか次の日とかもあったし、それから何日か経って、ある日バタンというのは本当にある。」
辛坊氏
「さあ、もしそうなった時に日本の医療機関として対応が出来るのかという話だが、」

勝田氏
「日本の医療機関で非常に現場は苦慮する。
 まず、文化の違い。例えば症状の訴え方がまた全然違ってくる。
 ある多くの人達が、この心臓がねじれるように痛いと。
 これは彼らの不安の表現。
 だから心配だと言うが、日本人はどう考えるかといったら、
 心電図とか、血液検査、全部手配しなきゃいけない、ICUもと思う。
 それから、薬が、どんどん飲んでしまうと、1日3回、5日分の薬が3日で無くなる
 という事が起こりだす。
 それからICU・感染症病棟のベッドの不足という事が起きる。」

辛坊氏
「なるほど。色んな事を想定しなきゃいけないという状況が分かるが。」
岩田氏
「私、実は25年前、北朝鮮に行った時に扁桃腺腫らして、
 外人専門病院に連れていかれ、手当てされたが、結局、漢方の飴を1箱もらっただけ。 」

辛坊氏
「外国人専門病院だからかなり質の良い病院でという事ですね。」
岩田氏
「そうです。 普通の人は行けない所に連れて行ってくれたが、
 あの時にやっぱり医薬品というのは極めてこういう所でも不足してるなという印象。」

野村修也弁護士
「私、ちょっと凄く心配だなと思うのは、
 いわゆるバンデミックという言葉があるが、
 感染性の高い症状にかかってる方を、
 日本は水際対策で、そういう人が入らないように必死に阻止しているが、
 ところが一方で、難民という形で押し寄せてくると、
 その中にそういった病気をお持ちの方が、入ってくるっていう可能性は?」

勝田氏
「もちろん可能性としてはある。
 ただ1つ幸いなのはあの国は北にある。
 つまり南方系の、アフリカ系のいわゆるエボラとか、1類感染症というのは比較的少ない。」

辛坊氏
「世界の3大感染症は、結核とマラリアとエイズですよね。
 マラリアは北だからないでしょうけど、エイズなどは?」

岩田氏
「可能性はもちろんあるが、恐らく絶対量としては
 我々が普通考えている程度で 格別多いわけではない。
 という事になってくると結核です。」
辛坊氏
「結核ですか。なんといっても結核。」

伊藤氏
「いや、本当に今まで日本って
 難民をね、受け入れてくるっていう、そういう皮膚感覚もないですし、
 だから押し寄せてきた時に、どう対応していいのかというところが
 まず分からないっていう事もありますし、
 しかもそういう感染症とか、そういう可能性があるとなると、
 より差別みたいな形で軋轢を生むという、
 ヨーロッパよりももっと酷い形で出てしまう可能性もあるなとそこがちょっと心配ですね。」

岩田氏
「逆に差別というよりも、日本の医療者って真面目で、 手抜きできないんですよ。
 だから、例えばそういうバタンと倒れた人に、
 ICU、MRI、CTですと、ドンドン伝票書いちゃって、
 それでますます、もう手がなくなっちゃうんですよね、
 人手がなくなっちゃう、足りない。
 日本の医療従事者、これ、過労死、
 指の数で足りないぐらい発生すると、私は自分の経験からも思います。」

辛坊氏
「この問題について、李さん、今、一番心配は?」
李氏
「やっぱり言葉と・習慣の違いとかがあるので、
 事前にやはりマニュアルで対応できるかは分かりませんが、
 マニュアルを作ったりとか準備は整える必要があると思う。」

辛坊氏
「基本的に英語もほとんど通じない皆さんでしょう?」
李氏
「英語はもうほとんど通じないし、外来語が分からない、それも問題。」
辛坊氏
「となると、通訳どうするんだという事も含め、
 やはり危機管理というのは、最悪を想定してやっておくべきだなと、本当につくづく思います。
 お2人、ありがとうございました。」
>>>

http://dametv2.cocolog-nifty.com/blog/2017/04/post-52bf.htmlから抜粋して引用。

(赤字、青字による強調はブログ主による)

 

 

赤字にした部分、

日本はすでに、”人道上の見地から”脱北者を受け入れていたんですね。

そして、青字にした安倍総理の発言部分、

明らかに受け入れる前提の発言ですね。

ただ、収容施設の設置云々、と言っているので、

難民は全て収容施設に隔離するなら、まあ、大丈夫なのかな、

という気はしますが、それでも、上で言っているような医療崩壊には、なるでしょう。

病気をもった難民が大量にやってくれば、

”人道上の見地から”医者は、診ないわけにはいかないでしょう。

そうなると、本来日本人を診るべき医者が、

難民を診るために、大量に動員され、

日本人が診てもらえなくなります。

 

難民全員を隔離できたとしても、医療崩壊は十分ありうることです。

私は、難民全員を隔離できる可能性は低いと見ています。

”保護に続いて、上陸手続き…”と安倍総理は言っていますが、

そんなものは、飛行機で、正規の搭乗手続きでやってくる人々であって、

大多数は、船で大量にやってくるでしょう。

北朝鮮だけでなく、韓国人の難民もやってくるでしょう。

北は、ソウルに届く長距離砲や多連装ロケットを大量に配備していますから、

戦端が開かれれば、

ソウルは砲撃を受けて、市民が大量に逃げ出すでしょう。

中国が中朝国境に15万の軍を展開している、

という報道があるので、

(報道が事実で、難民阻止のために軍を展開しているのならば)

北朝鮮人民は、中国側には逃げられません。

そうなると、北朝鮮領内から海路で逃げ出すか、

ソウル砲撃のあと、進軍する北朝鮮軍のあとを追って、韓国に流入し、

韓国のどこかの港から、船で(韓国人から船を奪ってでも)脱出するでしょう。

 

日本と韓国を結ぶフェリーは、ちょっと調べただけで、

博多-釜山、下関-釜山、広島-釜山、大阪-釜山、

これだけあります。

こういう船にも、韓国人や北朝鮮人民が、無理やり大量に乗り込んで、

日本にやってくるでしょう。

 

難民を全員隔離できたとしても、医療崩壊しかねないのですから、

隔離しきれない、勝手に流入してくる難民が病気をもっていた場合は、

もっと恐ろしいことになります。

難民のもっている病気が、日本人に感染してしまうということです。

 

そういう事態を防ぐためには、巡視船や護衛艦で、

サッカーのように”ディフェンスライン”を形成し、

難民が乗った船を全て追い返す態勢を取ることです。

 

http://footballbox.main.jp/line-back.htmlより転載

 

攻撃側が朝鮮半島、守備側が日本で、

難民が乗った船は、この”ライン”を通させないことです。

万が一、”ライン”を突破して、日本にたどり着いてしまった場合は、

一旦、難民収容施設に隔離して、すぐに追い返すのです。

医療行為を一切せずに、です。

(医療行為を)やっていたら、日本人が医療を受けられなくなります。

医者は、

自国民と、勝手にやってくる難民のどちらを診るべきか、

自国民に決まっています。

難民が病気になったのは、

北朝鮮が十分な医療サービスを供給できなかったからであって、

それは北朝鮮の責任です。

その尻拭いを、なぜ日本がしなければならないのか。

 

難民を診察しても、お金はとれないですよね。

観光客として、普通にやってくる外国人でも、お金をとれないケースがあるのですから。

 

>>>
外国人観光客の診療費未払い 北海道の28医療機関で

4月26日 12時26分

日本を訪れる観光客が増える中、

外国人が病気やけがで診療を受けた際、

診療費が未払いになるトラブルが平成27年度までの3年間に

北海道内の28の医療機関で起きていたことが、北海道運輸局の調査でわかりました。

運輸局は、

外国人観光客に保険への加入を呼びかけるなどの対策が必要だと指摘しています。

北海道運輸局は、

去年秋、北海道内の1000余りの病院や診療所を対象に

外国人観光客の受け入れ体制について

アンケート調査を行い、585の施設から回答を得ました。

それによりますと、

平成27年度までの3年間に

外国人の患者を受け入れたことがあると答えたのは

全体のおよそ67%にあたる390の医療機関でした。

このうち、患者から診療費が支払われないことがあったかどうか尋ねたところ、

28の医療機関が、未払いがあったと答えました。

これらの医療機関によりますと、

未払いのトラブルは保険に加入していない患者に多く、

入院中に抜け出してそのまま帰国したり、

帰国後に支払うとしながら、その後、連絡が取れなくなったりするケースがあった

ということです。

また、未払いの金額は、1回で数百万円に上るケースもあったということです。

一方、

外国人患者の受け入れにあたって必要なものを尋ねたところ、

医療の知識を持った通訳の派遣サービスが最も多く、

次いで、外国人向けの医療保険の充実が挙げられました。

北海道運輸局は

「外国人観光客の3割が保険に入っていないとも言われる。

 未払いを減らすには、保険への加入を呼びかけることや、

 クレジットカードで診療費を支払えるようにするなどの対策が必要になる」

と指摘しています。
>>>

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170426/k10010961651000.html?utm_int=news_contents_news-main_007から引用。

北朝鮮問題とは直接関係ありませんが、

気になったので、取り上げました。

医者が真面目に診察しても、お金がとれないんじゃ、

これも、医療崩壊になりかねない問題ですよね。

観光立国なんてことをやってるから、こういう問題が起こるんですよ。

外国人観光客が増えなければ、起こらなかった問題です。

 

 

護衛艦をもっと増やして、完璧なディフェンスラインを敷き、

難民(特に病気もちの難民)をシャットアウトしろ!

 

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