テコンドーの試合はつまらないそうです | 朝倉新哉の研究室

朝倉新哉の研究室

全ては日本を強くするために…

やあ、みなさん、私の研究室へようこそ。

リオデジャネイロ五輪、
日本のメダル獲得数は、史上最多になりました。
すばらしい。

ところで、昨年10月にスポーツ庁が発足していました。
その前に、スポーツ基本法という法律が制定されていました。
そのスポーツ基本法の前文の最後には、こうあります。

>>>
このような国民生活における
多面にわたるスポーツの果たす役割の重要性に鑑み、
スポーツ立国を実現することは、
二十一世紀の我が国の発展のために不可欠な重要課題である。
ここに、スポーツ立国の実現を目指し、
国家戦略として、
スポーツに関する施策を総合的かつ計画的に推進するため、この法律を制定する。
>>>

いや、これは知りませんでした。
日本は、
スポーツ立国を目指すことを決め、
スポーツの振興を国家戦略と位置付けていたのです。

その成果なのかどうか、わかりませんが、
今回の五輪では、目覚ましい結果を残しています。

当ブログは、もともと『国家戦略研究』というタイトルだったので、
今後は、スポーツと国家戦略という新たな切り口が加わることになりそうです。

ところで、
『楽韓Web』というブログに、
韓国の中央日報の記事が引用されていました。

>>>
<五輪テコンドー>韓国初の金メダルも退屈な競技展開に非難殺到(中央日報)

あれほど期待していた金メダルは取ったが、何だかすっきりしない。
退屈この上ないリオデジャネイロオリンピック(リオ五輪)テコンドーのことだ。

キム・ソヒは
女子テコンドー49キロ級の決勝で
セルビアのティヤナ・ボクダノビッチを7-6で制し、
テコンドーで貴重な初の金メダルを獲得した。
だが、キム・ソヒは金メダルを獲得しても、
後ろに引いたり倒れたりするなど消極的なプレーで多くの警告を受け、
相手に点数を与えてしまった。
第3ラウンドでは一方的に押された。
警告の累積でボクダノビッチに2点を許し、7-6まで追いつかれた。
終了直前に倒れて、メダルの色が変わりかねないひやっとする場面もあった。
だが、幸いビデオ判読の結果、競技終了後倒れたと判定されて、金メダルを手にした。

競技終了直後、ネットユーザーの反応は称賛一色ではなかった。
「テコンドー宗主国の選手が逃げ回ることに汲々としていた」
「ホンジュラスの『ベッドサッカー』をあれこれ言えない」
などキム・ソヒの消極的な試合運びを皮肉る意見も多かった。

事実、間延びした競技展開は選手のせいだけではない。
競技ルール自体がテコンドーをそのような競技にしているためだ。
世界テコンドー連盟(WTF)は
リオ五輪から競技場の規格を
既存の12×12メートルから8×8メートルに縮小した。
選手たちが動ける面積を減らし、
守備中心の消極的な競技をする選手たちに不利になるようにした。
正四角形だった競技場形態も
総合格闘技で主に活用している八角形に変えた。
選手たちが攻撃中心の迫力あふれるプレーができるように誘導するためだった。

採点基準も変えた。
胴蹴り1点、胴回転蹴り2点、頭蹴り3点、頭回転蹴り4点
として採点してきたが、
今大会では胴回転蹴りの配点を2点から3点に引き上げて
見栄えのする足蹴りを誘導した。
電子胴プロテクターとビデオ判読に続き、
電子ヘッドギアまで導入して公正な採点システムを用意した。

このような変化にもかかわらず、競技内容は依然として退屈だという評価だ。
選手たちは失点を最小化するために
主に前足の攻撃に重点を置いている。
胴が回転する後足の攻撃は相手に逆襲を許す可能性が大きいためだ。
前足の攻撃といっても、
相手の攻撃を防ぐために足を持ち上げた状態で
一本足でぴょんぴょんと小刻みに動くのが大部分だ。
選手たちが威力ない前足中心の有効打だけに集中するようになり、
強力な打撃感が感じられる華やかな足蹴りという
テコンドー本来の見どころが消えている状況だ。
華やかな後足蹴りは見る人の目には面白く映っても、
選手にメダルを保障するものではないので選手を非難することもできない。

リードした選手が誰も彼も時間稼ぎ戦略を取るのも改善されないでいる。
大きく出て相手に頭蹴りを許して大きな失点をするよりも、
消極的なプレーに伴う警告を受けても時間稼ぎをした方が有利だ
という判断のためだ。
警告2回なら相手選手に1点を与えるだけだが、頭蹴りを受ければ3~4点を失う。
頭蹴りを受けないために重心を後ろに置いたまま競技をする選手たちも多い。

このような消極的な競技展開のせいで
「テコンドーの猛烈さや闘志は消えて、点数稼ぎの小手先の技だけが乱舞している」
「選手たちはぴょんぴょん飛び回って足ジャブだけを飛ばす」
「格闘技ではなく、鬼ごっこや蹴り遊びになってしまった」
という非難が殺到している。
テコンドーは2000年シドニー五輪で初めて正式種目となったが、
退屈な競技内容のために外した方がいいという意見が絶えず出ている。
(引用ここまで)


韓国がどうこうでなくて、本当にテコンドーって面白くない競技です。
楽韓さんは
グレコローマンのつまらなさを楽しめる希有な人なのですが、
その人間をしてテコンドーは耐えかねるつまらなさ。
オリンピック競技の中で一番つまらないんじゃないかっていうくらい。
足でぺちぺちって叩いて有効ポイントとったら可能なかぎり逃げるだけ。
記事にあるように何度かルール改正されているのですが、それでもまだつまらない。

以前は機械判定ではなかったためにやたらに韓国人が強いというのもありましたね。
どう見ても韓国人選手の打撃のほうが弱いのに、ポイントをばんばん稼げてしまうという。
いまは一定以上の圧力を検知したらポイントというようになっているそうですが。

一度、見てみるとよいですよ。
まあ、日本人選手はひとりエントリーしているだけで、
その人の階級は終わったので地上波での中継はないでしょうけど。
もうね、本当に面白くない。
驚愕の退屈さ。
オリンピック競技ってどれを見ても得るものがありますが、
テコンドーにかぎってはそれすらありません。
ごり押しで導入されたのだなぁということがよく分かりますよ。

東京オリンピックでは空手が採用されるそうですが、
テコンドーを他山の石として欲しいものです。
>>>

http://blog.livedoor.jp/rakukan/archives/5093662.htmlから引用。


>>>
韓国国技院副院長は、
「テコンドーの起源を三国時代以前とすることが一般的だが、
 歴史的想像力を動員しても それには無理がある。
 テコンドーは空手の変形である。
 私も創始期にはテコンドーの起源を
 テッキョン(韓国の伝統武術)として本を執筆したことがあるが、
 海外に普及させる過程で
 昔からあった韓国の伝統武術だとすれば名分が立つからである。」
と告白している。
>>>

ウィキペディアから引用。

テッキョンとは、どういうものかというと…。

>>>
北朝鮮の労働新聞は
「テッキョンは正当で世界最古の武道であり、その発祥の地は平壌である」
(2006年8月16日付)としているが、
記事中ではその根拠となる史料は一つも紹介されていない。
>>>

ウィキペディアから引用。

テコンドーは、空手の亜流です。
創始者自身が認めています。
そもそも五輪種目に採用されること自体がおかしい競技です。

その問題は、ここでは、深入りしません。
『楽韓Web』さんの記事のコメントで、
「テコンドーの試合は面白くない」
というものが多くありました。
その中の1つに、こういうコメントがありました。

>>>
柔道でも空手でもそうだけど
練習では技を繰り出して見ごたえがあるけど
オリンピックだと
糸コンニャクが絡まっててる様な試合しか見ないな。
>>>

これは、
”見て面白いかどうか”
という視点で、格闘技の試合を考えた場合、
非常に重要だと思うのです。

柔道と空手には、ある共通点があります。
相撲とボクシングにも、共通点があります。
変な組み合わせだと思われるでしょう。
普通なら、
柔道と相撲(組み技系格闘技)、
空手とボクシング(打撃系格闘技)
というふうに分けますから。
柔道、空手、
相撲、ボクシング
と分けるそのココロは?
前2者は、実力差が小さくなるほど試合がつまらなくなる、
後2者は、実力差が小さくなるほど試合が面白くなる(実力差が大きいとつまらない)、
ということです。

柔道、空手には、プロはありませんが、
相撲、ボクシングには、プロがあり、それがちゃんと成立しています。

プロ柔道、プロ空手というのは、ありましたが、
短期間で消えています。
柔道、空手が、プロとして成り立たなかったのは、
(基本的な傾向として)
対戦する両者の実力差が小さくなるほど、試合がつまらなくなっていく、
これが、根本的な原因の1つだと思うのです。

逆に、相撲、ボクシングは、
実力差が小さい者同士の対戦のほうが、面白いから、
プロとして成り立っているのだと思います。
相撲で、実力差が大きいと、すぐ勝負が決まって、面白くないですよね。
しかし、水入りになるような実力伯仲の大相撲は、面白いですよね。
ボクシングも、
実力差が小さくて、微妙な判定になってしまうと面白くありませんが、
実力伯仲の好カードは、観客動員も見込めるし、話題にもなります。
それで、実際に白熱の試合が展開され、最終的にKO決着となれば、最高です。
実際そうなる場合は少なくありません。

柔道の醍醐味って、なんでしょうか?
豪快な技が決まるところではないですか?
下の動画の28秒ごろに、
バルセロナ五輪の決勝戦で、吉田秀彦選手が、
見事な内股を決めたときの映像があります。



こういう技は、実力差が小さい者同士では、なかなか決まりません。
だから、これを見たとき、私は、
「オリンピックの決勝で内股を決めるなんて、吉田ってすごいな」
と思いました。
吉田選手が、内股を決めることができた理由は、
別の機会にふれると思いますが、
普通は、
トーナメントの1、2回戦のような実力差の大きい者の対戦でないと、
こういう豪快な技は決まりません。
準決勝、決勝と、実力差の小さい者の対戦になってくると、
まず決まらないのが普通です。
そうすると、
柔道の醍醐味である豪快な技は見られないので、
見ている側としては、面白くないわけです。
技が決まらなければ、必然的に、
微妙な判定などで勝負がつくことになり、
その点も面白みのなさに拍車をかけることになるのです。
今の判定は、おかしいじゃないか、とか、
そういうことになってくるわけです。

空手も、その意味では、同じ”宿命”をもっています。
『楽韓Web』さんの記事に、こういうコメントがありました。

>>>
格闘技は好きじゃないが
極真空手の世界大会は魅了されるものがある
ブラジル人が強くて格好いいよ
>>>

空手の試合ルールは、いくつもありますが、
ここでは、コメントにある極真空手のルール(直接打撃制とかフルコンタクトといいます)
に、しぼります。
フルコンタクトの空手試合の醍醐味も、
柔道と似ていて、豪快な大技が決まるシーンです。



上段回し蹴り、後ろ回し蹴り、跳び蹴り、
こういう技が決まれば、見ている人は、
「面白い」
と思うでしょう。
しかし、そういう技が決まるのは、
トーナメントの1、2回戦のような
実力差の大きい者の対戦である場合がほとんどです。
準決勝、決勝となってくると、大技は決まらず、
スタミナも切れてくるので、
双方、頭をつけあって、中段突きの打ち合い、下段蹴りの蹴り合い、
という展開になります。
結局は、より手数の多いほう、押しあって押し勝ったほうが勝つ、
というパターンが多く、
見て面白い試合とは言えません。
では、いわゆる”寸止めルール”の試合は、どうなのか、というと、
見て面白い要素は、1つもないんじゃないかと思います。
フルコンタクトなら、豪快なKOシーンがありますが、
寸止めでは、それもないのです。
下の動画は、
↓  オリンピックで採用されるであろうWKFルールの試合ですが、
↓  蹴り技が決まったシーンだけ集めたものなので、
↓  これだと空手を知らない人が見た場合、
↓  テコンドーと区別がつかないでしょう。



”寸止め”とは言いますが、
軽く当たるのは許されていますので、
直接打撃制のフルコンタクトに対して、
ライトコンタクトとか、ソフトコンタクトという呼び方もあるようです。
みなさんが空手の話などする機会はないと思いますが、
仮に空手経験者と話をする場合、
寸止め空手という言い方は、しないほうがいいと思います。
私は、寸止めをやっていたので、寸止めと言いますが、
寸止めをやっている人たちには、そう呼ばれることを嫌う人もいるので、
”伝統派”と言ったほうがいいと思います。
極真空手をやっている人と話をしたとき、
その人は、伝統派と言っていました。
こちらに対して気を使ってそう言っているな、
と思いました。

こちらは、突き技(中段突き)が決まったシーンを集めたものです。



こちらはこちらで、
パンチだけなら、ボクシングやったほうがいいじゃね?
とツっこまれそうです。

見て面白いか、という視点で見た場合、
面白いとは思えません。
いつ技が決まったかもわからないでしょう。
フルコンタクトはノックアウトがあるので、わかりやすいですが。

高校の時、同級生に、
「おめーらのやってる空手は、ほんとの空手じゃねえ。」
と言われたことがあります。
私は、
「好きで寸止めをやってるんじゃねえ。
 空手部に入ったら、たまたま寸止めだっただけだ。」
と思っていたので、
何も言い返しませんでした。
ですから、
「高校卒業してからも空手をやるなら、
 絶対、極真か防具空手だ」
と思っていました。

オリンピックの中継では、
空手の試合ルールは1つではないことに、ぜひふれて欲しいと思うのです。
NHKが毎年中継している全日本空手道選手権(全空連主催)では、
まるで、全空連(全日本空手道連盟)のルールが、
空手試合の全てであるかのような言い方をしています。
フルコンタクトや防具空手をやっている人からすれば、
「ふざけるな!」
と思うでしょう。
ましてや、オリンピックの中継で、そういう放送がされれば、
一般の人は、
「ああ、これが空手なのか」
と思ってしまいます。
空手の普及ということを考えるなら、
空手に興味がない人にも、試合の中継を通じて、興味をもってもらう必要があります。
全空連もWKF(世界空手連盟)も、当然そういうことを考えているはずです。
しかし、寸止めルールの試合では、
素人にはわかりにくく、
フルコンタクトのような魅力(豪快なKOシーン)もなく、
「面白い」「自分もやってみたい」
と思ってもらうのは、難しいと思います。
かといって、フルコンタクトは、前述した”宿命”をもっているので、
準決勝、決勝となると、試合はつまらなくなっていきます。

全空連やWKFの関係者には悪いですが、
空手を今後も種目として残すのは、難しいと思います。
だからこそ、『オリンピックの格闘技』という記事で、
グローブをつけて、キックボクシングに近いルールでやるのがいいんじゃないか、
と提案したわけです。
これだと、空手だけでなく、キックボクシング、ムエタイ、中国拳法なども参加できます。
もちろん、テコンドーが出てもOKです。
ただ、テコンドーの選手は、あっという間にKOされると思いますが…。

格闘競技カテゴリー2(パンチ&キック部門)は、
パンチとキックを使う格闘技の中で最強を決める、
という様相になると思います。
これは、もろに、K1グランプリのコンセプトそのものです。

K1の試合は、実力伯仲の試合でも、面白い試合が多かったため、
人気を博しました。
(微妙な判定というのは少なく、KO決着が多かった)
寸止めルールとフルコンタクトルールがもっている欠点を、
K1はもっていないのです。
見て面白いかどうか、という観点からは、最高の試合ルールだと思います。
(もっとも、K1にも欠点というか、問題点はあります)


結論はありませんが、ここまでお読みくださってありがとうございました。


テコンドーはそもそも五輪種目になるのはおかしい
と思う方はクリックをお願いします。

人気ブログランキングへ