今日は半夏生
雑節
2024年は7月1日から6日まで
太陽黄径100度
夏至から数えて11日目頃
梅雨の末期で、半夏(烏柄杓<カラスビシャク>)という
毒草が生える多湿で不順な頃とされています。
農家の人達は、この日までに田植えを済ませ、どんな気候
不順な年でも、この後は田植えをしないという習慣があり
ました。
地方によっては、ハンゲという妖怪が徘徊するという言い
伝えがあり、この時期に農作業をしないようにという戒め
になっているようです。
半夏生までに田植えを済ませた農家では、この日の天候で
稲作のできを占います。
半夏生はこの植物にちなんで名付けられたとされています。
※ 烏柄杓(カラスビシャク)は毒草ですが、生薬として
も用いられています。
地域によっては、タコを食べる習慣があります。
田に植えた苗が、タコの足のようにしっかりと根付くよう
にとの願いを込めたもののようです。