アリス・ベイリー著

『グラマー 幻惑と錯覚の克服』

という本を読み始めました本

 

夜な夜なちびちびと音読しています。

 

読書会(オンライン)でアリス・ベイリーの

『ハイラーキーの出現』という本を読んでいて、

1回につき10~15ページくらいずつ読んで

なにかを考えたりしているのですが。

 

音読することで難解な文章でも

読み飛ばすことなく

少しずつ味わっていけるのがよいです。

 

無理なくちょっとずつ。

飽きない程度に。

それを継続していくことが大事。

 

読書会のほかに自分でも、

『グラマー』をちびちびやっています。

 

難しい漢字が出てきたりして、

脳トレにもなるし(笑)ウインク左矢印

 

 

アリス・ベイリーのいうグラマーとは、

真実を覆い隠している幻惑のこと。

 

特にアストラル性質のもの(情緒的なもの)

「グラマー」と呼んでいることが多いです。

 

広義の意味でのグラマー(惑わし)には

4つの種類があって、

マーヤ、グラマー、イリュージョン、

それと敷居の住者と呼ばれています。

 

これらは私たちの心と世界に、

苦悩や衝突を引き起こす原因にもなっています。

性質や原因を明らかにしたうえで、

これを消散する方法が示されています。

 

この本では主に、

メンタル界層の幻影であるイリュージョンと

アストラル界層の幻影であるグラマーについて

詳しく述べられています。

 

インド哲学やインドの宗教では

マーヤという言葉がよく出てきます。

人を幻惑させる力のことを言い、

「この現実世界はマーヤ(幻影)である」

という思想を読み取ることができます。

 

仏教にも、「空」という概念があり、

実体的な事象はなく、

一切が夢・幻のようなものである

説かれています。

 

『雲が太陽を覆うように、

マーヤは神性を覆い隠す。

雲が流れ去れば、

太陽は再び現れる。

マーヤが去れば、

神は明らかに現われるのだ』

 

と、ラーマ・クリシュナは言いました。

 

 

この本の序文に、

『直観を目覚めさせる方法』

という項目があり、

象徴の研究と解釈の重要性

語られています。

 

象徴とは、

霊的な内的リアリティーが

目に見える外的な形態として現れたもの。

 

形態の背後にある

リアリティーを突き止めることで、

直観を開花させることができるとしています。

 

象徴読解の技術は、

霊的読解の技術でもあり、

 

象徴を知的に解釈するだけでなく、

より精妙な反応に注意を払うように

と書かれています。

 

そして、この象徴読解の道では、

グラマーやイリュージョンを

識別していく力が大切であるし、

識別力を養うためには

直観の発達が不可欠になってくるのです。

 

象徴を通してしか、

私たちの次元に表わすことのできない

繊細な事象というものがあり、

それをトランスレートする力が求められています。

 

象徴に関するメッセージが、

様々なかたちで来ているのですが、

この本もまた、そのひとつだと思いますベル