実はこのゴールデンウィークに、
岩手の実家とお別れしてきました
実家じまいというやつです。
私が生まれ育ち、
明治生まれのじいちゃんを見送った。
成長した兄たちや私が家を出、
時を経て私は娘を里帰り出産。
やがて母が逝き、父が逝った。
郷里の思い出の詰まった家。
両親が他界し空き家となって15年。
人が住まない家は、
荒れてゆくものです。
なかなか踏ん切りがつかずにいて、
兄妹の話し合いで手放すと決めてから
すごい頻度で実家の夢を見ました。
▼お墓のある里山の春。
いまにも
出そうな雰囲気。

大切なものは運び出してあるけれど、
両親が暮らしていた家のなかは
ほとんどそのままになっているので、
タイムカプセルのように時が止まっています。
震災のせいもあって、一時期
実家が崩れる夢ってのを何度も見ました。
しばらく見なかったのだけれど、
実家を手放すと決めてからまた見ました。
久々に帰ってみたら、
ほんとに玄関の天井のパネルと
雨樋が崩れ落ちてました
床もベコベコの部屋あるし…やばい。
▼かわいいね、雪国の山野草。

空き家を手放すと決断するきっかけは、
空き巣が入ったと連絡があったから。
逆によく今まで何年も無事だったなあ。
知らない人住んでたりしたら
恐怖ですからね……ヒトコワ。
「めちゃくちゃに荒らされてたらやだな」
と覚悟して帰ったのだけれど
まあ、裏口の窓を割られてたり
引き出し開けてひっくり返したり
ってことはあったんだけど、
意外と地味な被害状況でした。
金目のものはもうないしね。
金属や銅線をむしり盗るでもなく。
着物とか茶器とか陶器とか、
ほとんどそのままだし。
私の部屋も手紙が床に散らばってるだけで、
あとは綺麗に残ってた。
なに盗ったかよくわからん程度。
▼日詰商店街のよかろの冷麺。
片付けの合間にみんなで食べに行きました。

ピアノも着物も本も、
アルバムや文集も、
全部は持ってこれないから
家と一緒にまるごと処分してもらうことに。
心の内側の大切な部分が
ぽっかりと穴が空くみたいな痛み。
この1、2週間は
夜眠る前にふと思い出して、
涙が出たりなどしました
結局、アルバム類を少しと、
使ってないタオルケットと、
カトラリー数本くらいですよ。
東京に持って帰ったのは。
懐かしいものや写真を見て
懐かしんで終わったよね。
下の兄はギターが出てきて
途中からずっと演奏してたし(笑)
▼小学生のころの産霊神社のお祭りの日。
走湯神社という、伊豆が起源の神社。

▼実家で花火をしたときの写真。
娘が6年生ぐらい?煙が嫌で鼻つまんでる(笑)

もう帰ってくるおうちはないけれど
また時々来るからねと、
岩手山にさよならを言った。
▼しんみりとした帰りの盛岡駅。
岩手山と夕焼けがきれい。
