2日目は、宿泊した場所に近い神泉苑から出発。
 
今回、たまたま神泉苑近くのエリアに泊まることになったのですが、
これは導かれた感じです。
 
私は古くから祀られてきた水の神さまを巡る散策をしてきて、
「そういうスポットに行くことになる流れ」ができることがあります。
 
神泉苑のことはそんなに詳しくなかったのですが、
妙に気になって調べてみたら、
歴史的に大事な雨乞いポイントでした雨
 
桓武天皇により大内裏に近接して794年に造設された、禁苑。
東寺と並んで、国指定の最古の史跡です。
 
 
 
平安京の西南は湿地が多く、
反対に神泉苑より北方や東方は花崗岩質の土地が多いそう。
 
その境目に位置する神泉苑は、
太古先史時代から重要な土地だったそうです。
土地の境目には水がしみ出してくることが多いんですよね。
 
ブラタモリみたいな、ちょっと地質的な水の話。
 
 
▼東寺から移築された本堂。
聖観世音菩薩さまと不動明王さまがお祀りされています。
 
弘法大師空海の祈雨の話がとても有名です。
 
823年の大干ばつの年、
西寺の守敏(しゅびん)僧都が勅命により祈雨をするも失敗。
そこで空海に勅命がくだり、守敏はねたんで、
三千世界の龍神を水瓶に封じ込んだのでした←それもすごい目
 
空海は祈雨修法をしても雨が降らないので、
定に入って観じた(精神統一をしてヴィジョンを観た)ところ、
唯一、北天竺の大雪山の北に住む善女龍王が呪力を逃れているのを発見。
 
空海は善女龍王を、神泉苑にお招きして請雨法を修せられました。
すると、『善女龍王は池中より大蛇の頭上に金色八寸のお姿を現し、
慈雲たちまちにして起こり、甘雨の降ること天瓢の水を注ぐがごとく』
日照りの災がたちどころに消散したのですってビックリマーク
(神泉苑の由緒と伝説より)
 
すっごいですよね照れ←急な語彙の喪失
 
▼中央が善女龍王社、右手がその年の恵方を向いた恵方社。
このへんのスッキリ感がすごい。
 
▼願い事を一つだけ心に浮かべながら朱の橋を渡ると、
善女龍王が叶えてくれると言われているそうですよ。
写真で言うと左から右、本堂から善女龍王の方へ参ることが大事宝石赤
 
▼弁天堂。
 
義経とのロマンスで知られる静御前も、
神泉苑で祈雨の舞を踊り、彼女の舞によって雨が降りました雨
 
 
 
 
▼二条城寄りの門。
家康公は二条城を築城するために神泉苑の敷地を縮小したため、
京都の人によく思われてないそうですショボーン
 
 
御朱印は三種類いただくことができました。
 
 
 
もみじおまけもみじ
 
くらやみトロッコ動画。
なんだか上画面がおかしいのはなぜ。