新宿御苑のお花見写真の続きです
いろんな種類の桜が咲いていて、楽しいですね
徐々に日も暮れて、光の入り方も変わってきました。
夕暮れの公園をゆったりと歩きます。
昼間のパワフルな光と違って、身体の内側からじんわりと温められる感じ。
▼江戸時代、信濃・高遠藩の藩主であった内藤家の庭園、玉藻池。
かつては玉川上水の引水によってつくられていた池です。
2017年から、水をめぐる「ブラからすうり」をしていた私にとって、
玉川上水の歴史探訪は主要テーマのひとつ。
▼これが起点の取水堰探訪の記事。
▼玉藻池のほとりの立派な桜の樹。
タカトオコヒガン。
玉川上水に思いを馳せて歩きます。
大木戸門から新宿門の間の散策道は、玉川上水、内藤新宿分水の痕跡。
大木戸門のあたりに、水番屋があったようです。
▼このような案内板がいくつかありました。
散策の締めは、私の歴史探訪のテーマに思いを馳せるものになりました。
2年前の7月に、自分で、こんなことを書いています。
『武蔵野台地の東端に建てた江戸城と、その周辺の城下町にはよい水がありませんでした。 江戸城のあたりは埋立地が多く、 そのような土地の井戸は塩水しか出てこなかったのです。 江戸時代の人々は大変な苦労をして上水道を作りました。 神田上水で使われた樋(とい)の長さは、 全長67キロメートルにも及ぶそうです。 玉川上水の樋(とい)にいたっては、 全長85キロメートルにも及びます。 水が汚れたり涸れたりしては深刻な死活問題。 要所要所に水神様を祀って、 豊かな水が流れるように、また氾濫して暴れないように祈っていたのですね。 私たちも水のありがたさ、尊さを忘れないようにしたいものです。』
玉川上水を通じて、
私たちがふだん当たり前のように使っている、水の恵みのありがたさについて、
少しでも思いを向けていただけたら、と思います