港区高輪にある、高野山東京別院に行ってきました。

月2回、土曜日に行われている「阿字観実習」という瞑想会に参加するためです。

 

JR品川駅からも徒歩15分くらいで行けるようですが、

私は都営三田線の白金台駅から向かいました。

(こちらも徒歩10分少々です)

 

▼山門へ到着。

 

 

 

初心者は瞑想の30分前から行われる説明会に参加します。

瞑想しようと思わなくてよい、

普段使っている意識を鎮めて、自律神経だけが働いているような状態にするのが目的。

瞑想しよう、とか、身体を動かさないようにしよう、とか力んでしまうのが、

いちばんよくないそうです。

 

動いていいし、水分補給もしていい。

……ということで、ずいぶん気が楽になりました顔キラキラ

 

 

 

 

参加者はとても多いです。

心を静めたいと思われている人が多いのだなあ、と感慨深く思いました。

 

正面には阿字観本尊の掛け軸が掛かったそれぞれの座席があります。

初心者は内陣に座布団を持って入り、ご住職さまの指導の下、

作法、呼吸法、座り方などを習いながら進んでいきます。

 

まったく知らなくても、レクチャー通りにやれば、

問題なく阿字観瞑想を体験することができますクローバー

 

あー、という声を出す時間があるのですが、

とても気持ちが落ち着き、整っていくのがわかりました。

肚から出す音の響きって、すごい。

会場のあちこちから響く音の周波数に同調していく感じ。

 

瞑想を始めると、静けさの中で日常の意識が沈んでいきます。

いくつかの思考があぶくのように浮かんできましたが、

「あ、でてきたな」と気づいたら、受け流して、また集中。

 

視点はぼんやり鼻先を見るような感じ。

仕事など、日常で抱えているすべての感覚から遠ざかり、

広がった意識の中にただ浮かんでいるような状態でした。

 

 

 

 

終わった後は、ご住職さまのお話を聴きながらのお茶会。

いろんなお話の中で、私がぐっときたのは……

 

日本中、そして世界各地に招かれて阿字観瞑想会をしておられるけれども、

某地方は霊能者が多く、寺の家系の人にも結構霊能者がいるんだそうで。

霊能者というのは、自分のアンテナのたたみ方、霊能のコントロールで悩むので、

「内観」に興味がある人が多いそう。

 

ちょうどいい塩梅にボリュームを調整することがとても大事。

楽なところにボリュームを持っていくのが内観であり、瞑想である。

 

 

たしかに、現代の日常生活は刺激がいっぱいで、

それと反対の方向に、自分を鎮めて、刺激から離れるということに意識が向かないかも。

 

楽に、ただそこに在って、満たされている感じ。

この感覚を思い出せただけでも、かなりの収穫でした虹

 

高ぶった神経を鎮めて、深いところにいて、穏やかであること。

職場で反射的に神経を高ぶらせる出来事があった私には、

余計身に沁みて感じられましたショボーンキラキラピンク