三輪から万葉まほろば線に乗って天理へ移動。

タクシーで天理市独特の街並みを眺めながら、石上(いそのかみ)神宮へ到着。

 

▼おお、神さびた雰囲気。

古代の豪族、物部氏の総氏神である石上神宮です。

 

布留山(266m)の北西麓に鎮座しております。
 主祭神: 布都御魂大神(ふつのみたま)、 神体は布都御魂剣(ふつのみたまのつるぎ)。

       布都は素戔嗚(すさのお)の父。
 配祀: 布留御魂大神 (ふるのみたま)、神体は十種神宝(とくさのかんだから)。

      布留は饒速日(にぎはやひ)。
     布都斯魂大神 (ふつしみたま)、神体は天羽々斬剣(あまのははぎりのつるぎ)。

     布都斯は素戔嗚。
     宇摩志麻治命 (うましまじのみこと)ほか。

     宇摩志麻治は饒速日の御子。
 創建: 崇神天皇7年(西暦300年頃に物部氏の伊香色雄が創建)

 

ブログでもたびたび紹介したかもしれませんが、

数年前に夢で浮かんだ言葉が、「布留のこと」と言われる言霊であったので、

石上神宮を訪れてみたいという気持ちをずっと持っていました。

 

ふるのことは、魂振り(たまふり)にも、鎮魂にも使える呪術です。

ふるべゆらゆらとふるべ……という言霊です。

 

 

柿本人麻呂の歌

娘子らが袖布留山の瑞垣の久しき時ゆ思ひき我れは

をとめらが そでふるやまの みづかきの ひさしきときゆ おもひきわれは

 

神おとめ(巫女たち)が神を迎えて袖を振る布留山の杜の瑞垣が年久しいように、
長い時間を君に恋してきたよ、私は。
 
▼布留社と刻まれた手水。

 

▼こちらが拝殿。

入母屋造りの拝殿は平安末期の建築で国宝だそうです。

奥の禁足地は立ち入り不可です。

 
▼出雲武雄神社と、猿田彦神社。
山際に立つ摂社たちの神さびた雰囲気に、身の引き締まる思いがしました。
 
▼天神社、七座社

 

裏手の山の辺の道の方へまわってみます。

 

 
▼苔むした樹木の表面。
小さな植物がはっぱを広げていて、いのちの営みを感じます。
 
▼山の辺の道へと繋がっていました。

 

再び、柿本人麻呂の歌です。

石上 布留の神杉 神さびし 恋をも我は 更にするかも

いそのかみ ふるのかみすぎ かみさびし こひをもわれは さらにするかも

 
石上の布留の神杉のように神さびていても、また恋をするのかなあ、私は。
 
石上神宮の神獣は、鶏さんです鳥
ご神鶏(ごしんけい)です。
雨も上がり、参拝を済ませると鶏さんが放たれていました。
のびのびとされていらっしゃいます顔
 
 
 
▼鏡池のほとり
 
▼こちらが石上神宮の御朱印です。
百済より賜ったとされる、七支刀(ななつさやのたち、しちしとう)の印がかっこいい。
 
きりっと身の引き締まるようなご神気を感じる場所でした。
特に布留山や禁足地となっている場所の方角が、
見えない強力な結界が張られているかのようにただならぬ雰囲気がしました。
 
しかし、聖域の中にいると高級自然霊のたましいの賦活の力をひじょうに感じて、
生きとし生けるものとの交感の中で、清め蘇るような感覚を体感しました。
 
旅の記録はまだ続きますクローバー