意を決して診断書を書いていただいたのですが、
会社の方が上手(うわて)で、受け取りをやんわり拒否されております
15日が次の月のシフト希望を提出する締め切り。
そのタイミングで「できるだけ早期の退職希望。診断書あり」の旨を、
シフト希望の紙に添付して提出しました。
即、上司との面談を兼ねたランチがセッティングされました。
前もお伝えしているように、現場でハラスメントのターゲットになっていた時期があり、
その時期を我慢して乗り切ったものの、今になってPTSDが出ていること。
職場でその時のことを思い出させるような強い口調を浴びせられたり、
自分自身のことでなくとも誰かが攻撃されている場面に遭遇すると、
震えや動悸、息が詰まるような感覚がすること。
適応障害はその環境を離れることにより改善するので、
このような繁忙期に伝えるのは申し訳ないが、可能な限り早く辞めたいこと。
とても優しくお話を聴いていただけました。
辛くなったらいつでも裏に下がれるように現場責任者に伝えるし、
ハラスメントの当該者(本当は環境すべてだけれど、直接原因の人)と
なるべく組まないようにしばらくは配慮するとも言ってもらえました。
「心の風邪よね」。
……ん?
「これまでも似たような症状と付き合いながら、続けた人が何人もいます。
1月中は週3に減らして様子をみましょうか。
やってみて、それでどうしてもダメだとなったら、また考えましょう」
(。´・ω・)ん?
あれ?
何か論点がずれましたよね?
「うつは心の風邪」というキャッチフレーズは、
偏見や恐怖心を払拭して、気軽な早期受診を促すための言葉。
患者側が受診の抵抗感をなくすのに使う言葉なはず。
会社側が苦しんでいる当事者に使った場合は、
「心の風邪なんだから、大したことない。すぐ治る」という意味になります。
巧妙にすり替わった気がするのですが。
「あなた優しいのね。
前に先輩の中で唯一、新人の味方をしてくれたと言っていた○○さんいるじゃない?
あの人もずいぶん、職場のことで体調を崩して苦しまれたのよ。
自分じゃなくてほかの人が言われているのを聴いただけで、
涙が出てつらいんですって。
そんな人いるのね~。
もう辞めちゃったけど、○○さんとタイプが似てるわね」
似ているかもしれません、と言ってしまったのですが……
その後の飲み会の席で、私とは違う性格タイプの同期に、
「○○さんはちょっとのことで大げさに泣いてみせたりして、演技をする。
体が弱いことをアピールして、現場を引っかきまわすところがある」
と同じ上司が言っていたことが発覚。
ということは、私も……そういうことですね
長年様々なタイプの派遣社員を束ねて、数多くのトラブルに対応してきた人の評価は
そんな生易しいものではないのだな。
で、診断書はまだ手元にあります。
その時は親身になって聴いてくださっているのだけれど、
思い出せば思い出すほど「???」という内容の面談となりました。
昨日、新人組十数名の忘年会がありました
「それはうまくやられちゃったね。
その上司を通さず、直に派遣会社に診断書を出した方がいい。
コピーは手元に残しておくべき。
万が一、これから苦しくて出社できなくなっても、
会社にはすでに診断書を出しているという証拠になるから」
つらいのは一緒なのに、知恵を貸してくれてありがとう。
そして、話してみると似た症状を抱えている人も、
一人や二人ではないことがわかりました。
その気になれば、診断書を書いてもらえるレベルの人ばかり。
高校生の娘は、私の職場を「日本の闇」と揶揄していますが、
ほんとうにそうだなあ、と思います。
誰かが飲みの席で言ってました。
あの現場に残れるのは、めちゃくちゃ我が強いタイプか、
何が起こっていても「我関せず」を貫ける人だけ。
なるほどね~。
いずれにせよ、向こうのロジックにはまらないように、
自分の価値観、自分の感覚を保つことを心がけたいと思います。