えっえっ、えぇ~びっくりびっくりびっくりびっくりびっくり

である。

 

球根が1年土の中で眠るって、

あるのだろうか。

 

まことにおびっくりである。

 

数日前にもThey're Alive!

とかいってグラジオラスが発芽したと

喜んでいたが…

 

グラジオラスはもう一つ、鉢が

あったんである。

先日喜んでいたのは白い花を咲かせる。

もう一つは、朱色の

それは華やかな花を咲かせていた

グラジオラスが遺した球根を植えた

鉢だった。

 

昨年、今年発芽したグラジオラスたちの

1代前の球根を鉢に植えた時、

もう一つ、色違いのグラジオラスの

球根を別の鉢に2つ植えた。

彼女らは、

同じ環境で一冬保管したにも関わらず

芽を出さなかった。

 

それでも、待っていたんである。

咲けば白い花を咲かせるグラジオラスたちが

茶の間で酷寒の冬を耐えている間、

彼女らが土に埋まった鉢は

ずっと玄関にあった。

 

掘り上げをして、乾かして、

保管している間に乾燥してしまい、

翌年球根が芽を出さないってことが

あると園芸店のお姉さんから

聞いていた。

 

ああ乾燥しちゃったのかな、

それとも

まだ眠っているのかな…

春には鉢を空けよう…

でももしかしたら出てくるかも…

なんて、

相変わらずうじうじ考え、

まあ、氷点下にはならないであろう

玄関に置いていたのである。

 

春になって、

白い花の方の葉が(花は咲かなかった)

全部枯れた時、

(掘り上げするかどうかいじうじ悩みながら)

鉢を朝日が一番最初に当たる部屋に置き、

そこに朱色が咲く球根が

埋まっている鉢も並べて置いた。

 

時々、土が乾いているように

みえたら、水を少しだけやった。

 

白い花の方の鉢が発芽しても、

赤い方は、音沙汰がなかった。

 

ああ駄目なんだなあ…ショボーンショボーンショボーン

6月いっぱいまで待って芽が

出なければ、

今度こそ、鉢を空けよう。

球根は、トドマツの近くに

置いてこよう…

 

なんて思って、今月、白い花の鉢と

一緒にベランダに出した。

(まあまああったかいし)

 

昨日、えらく気温が低くなって

雨が降って、

風も強かった。

白い花の鉢を、家の中に入れて

一緒に音楽を聴いた照れ照れ照れ

彼女らの鉢はそのまま家で一晩

(夜更かしの夫に付き合わせて)過ごし、

赤い花の鉢は、そのまま外に置いた。

 

今日は天気予報だと、

20度以上になり

(これはこちらでは「夏らしい」気温)

昼間晴れるみたいだから、

鉢をベランダに戻しに行ったら。

 

あれ。

赤い花の方の鉢に、何か芽が出てる。

これ、グラジオラス?

グラジオラスだよなあ

だって何かの種が飛んで来たって、

こんなでかい芽を持った雑草、

あるだろうか?

えっ、えぇぇえー

あんた、生きてたの!?びっくりびっくりびっくり

 
茶色い殻みたいなのの上に、三角形の、黄緑色の何かが出てるのお分かりだろうか。こんな芽、あたしはグラジオラスしか知らないが。
 

丸々1年、土の中で

雌伏を続ける球根なんて、あるのだろうか。

彼女、昨年の春にそんな決断を

したのだろうか。

なんで?

猛暑を予想していた?

何か、発芽できない理由があった?

とにかく、白い花とは違う決断を

したんだろうか。

まあ、何はともあれ、

嬉しいんである照れ照れ照れ

 
ベランダで仲良く並んではいるけれど、左3代目、右2代目である。
 
初代はこんな感じだった。

あんま意味なく白鷺とエビラブラブラブ