前回

やっとこさ

コウライテンナンショウの花を

見つけた。

 

 

羽根の生えた蛇みたいな姿で

ひょろんと佇んでいる。

 

アステカのケツァルコアトルみたいに勇ましい感じはしないけど、こんなのが尾を引いてふらふら空に浮かんでいたら、ちょっと楽しいかもラブラブ

 

この花、雄株と雌株があって、

雄株には花から虫が脱出できるよう

穴が開いているという。

(雌花は空いてないから、

中に入った虫は脱出できないのね。

かわいそうに。

でも虫もなかなかである、

この中で子育てしちゃうのもいるらしい)

 

その穴が、俄然見たくなった。

 

だれだって見たいでしょ?

それに、その穴が分かると、

花が女の子か男の子か

分かるワケだし。

下のサイトによると、「穴」は、

仏炎苞(花の付く付属体を覆っている葉)の

下の方、合わせ目みたいなところに

開いてるらしい。

 

 

6月15日、張り切って

湖畔の草花観察会に参加。

曇りだ。午後1時の気温13.2度。

(初夏の気温じゃねえ…)

少し寒い。

 
手前の湖は空を映したような銀色がかった灰色、海がほんの少しだけ青みがかって、これはこれできれい乙女のトキメキ
 

今日は、学芸員さんの後をついて

他の見学者とともに

行動することになる。

説明係の学芸員さんの他に

もう一人、集団の後についてくれる

学芸員さんもいる。

あんまり遅れたり、奇怪な行動は

慎まねばなるまい。

 

集団に溶け込みつつ

テンナンショウの写真も撮る。

むつかしーミッションだなぁー…キョロキョロ

 

  * … * … * … * …* … *

 

ミッションは、予想外に

とっても難しかったむかっ

だってテンナンショウってば、

ほぼほぼ後ろ(?)向いてんだもんびっくり

見つけたテンナンショウたちみんな

蛇頭の後頭部ばっかしだむかっ

 

こんなに近くに居たのにそっぽ。

 

見つけにくい上にあっちむき。

 

二匹そろってつーん。三匹揃ってつーんっていうのも居た。集団に遅れそうになって撮れなかったけど。

 

あたし何かしたんかいむかっ

 

これを、
道の両側でやられるんである。
だから、同じ方向を向きたいってワケじゃ
ないんである。多分。
今回は人の目がある。
歩道の両側にある雑木林っぽい
草むらの中に入って回り込み
正面の写真を撮るなんて荒々しい
ことはできない。
(いや一人でいてもそこまでは…
あんまりやらないけど照れ
 
学芸員さんも、
 
気のせいかも知れないですけど、
いつもあっち向いてるような気が
するんですよねー…
 
と仰っていた。
ぜんぜん気のせいじゃないと思う。
こいつらあたしがキライなんだとえーん
いじけたくもなる。
 
この子達が引き寄せるのはコバエなど。
人間には分からない匂いを出してるそう。
 
んで、数少ない「こっち向いてる」
いい子たち、原寸大で行きます。
 

んー…女の子?正面から見ても分かんないっすね照れ
 
仏炎苞の合わせ目の下方に穴が開いてるらしいのだが。
 
仏炎苞のフタみたいなところにカタツムリがいるのが可愛くて撮った。これ、仏炎苞の下の白い所のふくらみって、穴?もしかして、横向きのを撮ったほうがよかったかも。
近づいてみた。仏炎苞のシマがちょっとねじれてるんですね。上から出てる黄色い、下に花の付く棒は付属体というそうだ。
 
拡大。この時イラクサに手首を刺された。2か所ほど、直径5ミリくらいかなあ、ぷくっと腫れてしばらくして治った。
この、白い、ちょっと膨らんだみたいのかなあ。穴。コウライテンナンショウは最初みんな男の子で、女の子に性転換するらしい。可逆的、っていうから、また男の子に戻る事もあるのかな?

 

※性転換する雌雄異株植物コウライテンナンショウの雌個体の翌年の性はいつ決まるのか(講演要旨:下のリンク)

 

結局、ああこれなのかな、っていう

程度の物しか分からなかった。

この白い膨らんだとこに穴があるとして、

こーんな小さな穴からコバエって、

出てこれるのか?

もーちょっと大きくて風通しも

いい方が、出やすいんじゃないか?

 

うーん。分からんキョロキョロ

見ても分からん。

この白い膨らんだとこ?

それとも違うとこにあるの?

これ、女の子?

だれか知ってる人教えてください照れ

 

シウリザクラ。この辺で最後に咲くサクラだそうです。同じ日に咲いてました。